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岡山の倉敷美観地区に佇む、全8室の老舗旅館
クローズアップ

岡山の倉敷美観地区に佇む、全8室の老舗旅館 旅館くらしき(岡山県/倉敷美観地区)

白壁の屋敷や蔵など、情緒豊かな街並みが美しい「倉敷美観地区」。1979年に重要伝統的建造物群保存地区として指定されており、岡山を観光する際に一度は訪れたいスポットです。

美観地区の中心地に佇む老舗旅館

倉敷美観地区は倉敷川を中心とした商人の街。江戸時代には幕府の天領として栄え、川のほとりに並ぶ白壁となまこ壁の蔵や屋敷は、当時の豪商たちによって建てられました。今も約200世帯が暮らしており、古い歴史文化と現代の生活感が穏やかに調和しています。

「旅館くらしき」はその中心地、倉敷川にかかる中橋のたもとに位置する全8室の老舗旅館。江戸時代の旧家砂糖問屋の母屋と米蔵三棟を改装し、本瓦葺、白壁、格子窓、土間、雨戸、欅の柱や梁をそのまま活かした造りになっています。

手がけたのは倉敷国際ホテルや倉敷アイビースクエア、倉敷市民会館などの建築で知られる浦辺鎮太郎氏。古いものを大切にしながら少しずつ修繕し、次世代につなぐ。古民家改装が一般的になる前から行われていた、高い技術力が伝わります。

和と洋が混在する趣向が異なる8つの客室

玄関をくぐり中へ入ると、和の情緒漂う待合ロビー「爐の間」。一角が座敷になっており、どこか安心するような落ち着いた雰囲気です。季節ならではの飾りや、冬の寒い時期は炭を焚いてお出迎えをするそう。

8部屋は各々異なる魅力が満載で、お部屋選びも楽しみの一つ。今回は2部屋をピックアップしてご紹介しましょう。「巽の間」は、棟方志功や司馬遼太郎など多くの文豪や芸術家が愛したことでも知られるお部屋。約260年前の米蔵の2階部分を改装し、屋根裏部屋のような雰囲気をもつ和室と、フローリングのベッドルームを備えます。

ベッドルーム側の洗面から眺める鶴形山は、館内随一のベストビュー。約76平米と広々したお部屋で長い歴史に思いを馳せながら、ゆったりした時の流れを楽しみましょう。

「乾の間」は、2017年4月にリニューアルした新客室。築約160年の砂糖蔵の2階部分を客室としてリニューアルし、ダイナミックな梁や堅牢な蔵造りが見どころです。和室からは倉敷の街並みを代表する「倉敷考古館」を、ベッドルームからは自慢の庭を臨みます。

和室のお部屋にソファやベッドが置かれ、浴室には槙風呂を設置。現代の快適さを備えた和モダンな空間です。

季節を味わうこだわりの懐石料理

夕食はお部屋またはレストランで。利用シーンによって食事処を選べるのは嬉しいポイントですね。四季折々の食材を使用した懐石料理は、旅の楽しさをいっそう味わい深いものへと誘います。

朝食はお庭が見えるレストランでどうぞ。土鍋炊きのご飯は、ついつい食べ過ぎてしまいそう。味わいも彩りも豊かな小鉢、炭火焼とともに堪能しましょう。ちなみにレストランは宿泊者以外の利用も可能で、美しい盛り付けと上品な空間は観光客にも大人気です。

食事のあとは、宿泊者専用のプライベートなテラスでくつろぐのはいかがでしょう。セルフサービスでコーヒー・紅茶・抹茶などの飲み物や、お菓子をいただくことができますよ。

中庭を望みながらゆっくりと流れる倉敷時間を過ごすひとときは、贅沢な時間であることを実感するでしょう。

伝統ある町並みの“美観”を維持するだけでなく、心地良く過ごせるよう現代の快適さを融合させた「旅館くらしき」。周辺には、大原美術館をはじめ多くの文化施設、「ひやさい」と呼ばれる細い路地、老舗菓子店などが多く軒を連ねます。
あなたも倉敷の“暮らし”のあり方や、町に流れる今と昔を感じる雰囲気を味わいに出かけてみませんか。

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