豊かな自然に囲まれた山梨県・八ヶ岳南麓に佇む「ヒュッテ・エミール」。1日3組限定の落ち着きのある空間で上質な滞在が叶う、大人の宿です。今回は、一休コンシェルジュ編集部が宿を取材。食事や空間、インテリアなど、ゲストの滞在中に関わるすべてにこだわりを持つ、この宿の魅力をご紹介します。
目 次
“本物の贅沢”を体験できる、1日3組限定の隠れ家オーベルジュ


新宿駅から特急電車で1本の山梨県・小淵沢駅より車で20分ほどの距離にある「ヒュッテ・エミール」。客室はわずか3室のみの、小さなオーベルジュです。中に入るとクラシカルで優雅な空間が広がります。1987年の創業当時から変わらないという、インテリアの数々に感銘を受けました。


チェックインの手続きはフロントにて。手続きを済ませたら、重厚感のある階段を上って2階へ向かいましょう。全3室の客室はすべて2階にあります。客室でいただけるウェルカムドリンクはコーヒー・紅茶のほか、暑い時期は山梨県産のぶどうジュースから選べます。ぶどうジュースは濃厚かつさわやかな味わいでとても美味しかったです。
こだわりのインテリアで気品漂う、人気のツインルーム

「デラックスツインルーム A (禁煙)」は、定員2名、宿の中でも人気の客室。約61平米と3室のうちもっとも広く、2人で過ごすには贅沢な広さです。3面に窓があり、日中は明るい陽が差し込みます。


客室に足を踏み入れた瞬間、洗練された家具の数々とその整然とした配置に胸が躍りました。それもそのはず、家具は横浜市の歴史ある家具メーカー「ダニエル」のものを採用しているのです。さらにスペインの高級磁器ブランド「リヤドロ」の置物が空間をより華やかに。まさに“本物の”上質な空間で、非日常感を味わえる滞在が叶うでしょう。


ベッドはゆったりサイズのものが2台。ダニエル製のフレームやフットベンチがクラシカルな雰囲気を演出します。マットレスは皇室御用達の「日本ベッド」のもの、羽毛布団はアイダーダウンが使用されていて心地よい眠りにつけそうですね。着心地の良いナイトウェアは、上下セパレートタイプです。


ポットやお茶のほか、冷蔵庫の中にはミネラルウォーターが用意されていました。


続いてバスルームへ。窓を開ければ八ヶ岳の心地よい風が入り込んできます。鳥たちのさえずりに耳を澄ましながら、ゆったりと入浴してみてはいかがでしょうか。洗面台には大きな鏡が配され、拡大鏡のほか、シャンプー類や歯ブラシなどの一通りのアメニティが揃います。
リピーターからの支持を集める、宿唯一のトリプルルーム

続いて「デラックストリプルルーム (禁煙)」へ。セミダブルベッドが3台あり、家族や友人同士での利用にも適した客室です。


一方で、夫婦やカップルなど2人の滞在でもこの客室を選ぶゲストも多いのだとか。その理由は、家具の配置や間取りです。客室は、すべて同じダニエル製の家具が採用されていますが、そのレイアウトによって3室それぞれ違った雰囲気を楽しめます。この「デラックストリプルルーム」は、ダニエル製のキャビネットやクローゼットが一列に配され、一層クラシカルな印象を受けました。ベッドに寝転びながら、テラス越しの景色を眺められることも大きな魅力ですね。

窓を開けると心地よい空気が客室に入り込んできます。取材当日、山梨県・甲府では35度を超える猛暑日でしたが、避暑地と言われる八ヶ岳にあるこの宿では、窓から入る涼やかな風によってクーラーをかけずとも快適に過ごせました。


3室すべてにテラスが備わり、外に出ることが可能です。南側を向いていて天気によっては富士山や南アルプスを見渡せます。タイミングが合えば雲海が見えることもあるそう。まさに絶景ですね。

すべての客室にバスタブが備わり、バスルームには窓があります。
気品漂う空間で、八ヶ岳のエッセンスあふれる食事に舌鼓


夕朝食ともに食事の会場は、広々としたダイニング。赤いじゅうたんやランプの灯りが優雅な雰囲気を醸し出していました。ゲストは最大でも3組なので、落ち着いて食事を楽しめそうです。夕食は、全7品のフランス料理のフルコース。今回の取材では、初夏のメニューから3品ご用意いただきました。


まずは、タスマニアサーモンを使った前菜から。サーモンは肉厚で濃厚な味わい。トマトの甘みと酸味が凝縮された、透明なジュレソースとよく合います。魚料理は、静岡県産のキントキダイ。八ヶ岳で採れた旬野菜が鮮やかに添えられています。美しく盛り付けられた一皿は、思わず見惚れてしまうほど。


肉料理は、山梨県のブランド牛「甲州ワインビーフ」サーロインのグリル。わさびを使ったソースといただきます。サシが少なく赤身の旨みが特徴の「甲州ワインビーフ」。口の中でほどけるような柔らかさです。バゲットは、地元で人気のパン店のもの。クリーミーな味わいのカルピスバターが添えられます。

夕食メニューは、季節や旬の食材、その日の仕入れによって変わります。リピーターや連泊するゲストには同じメニューにならないよう配慮されているそうです。

デザートは場所を移し、暖炉を囲むソファでいただきます。冬はもちろん夏でも涼しい室内で、1年中暖炉に火を入れるそう。パチパチと音を立てる炎をBGMに、くつろぎのひとときを過ごせそうですね。
朝陽が差し込むダイニングで、出来立ての朝食を


朝食は和食と洋食から選択ができます。私のおすすめは和食。アツアツ土鍋の「きのこ雑炊」は、地元で採れたきのこをたっぷり使った人気の一品です。朝陽が差し込むダイニングで、夕食とは一味違う雰囲気も楽しめそうですね。
緑が広がる宿の庭で、くつろぎのひとときを過ごす


美味しい食事で心も体も満たされた後は、宿の庭を散策してみてはいかがでしょうか。敷地内には一面に緑が広がり、ベンチも用意されています。晴れた日の夜には満天の星空も楽しめるとか。ベンチに座って、本を読んだりのんびり過ごしたりするのもいいですね。

今回は、山梨県・八ヶ岳にある小さなオーベルジュ「ヒュッテ・エミール」の魅力をお伝えしました。クラシカルな空間や美食はもちろんのこと、自然に囲まれて過ごす上質なひとときを体験しに、足を運んでみてはいかがでしょうか。
ヒュッテ・エミール
山梨県/八ヶ岳南麓












