冬の味覚といえば、高級魚としても名高いふぐ。淡泊ながらも上品な味わいと、絶妙な歯ごたえが、多くの人々を魅了してやみません。今回は、絶品のふぐ料理が楽しめる、露天風呂付客室を備えた宿を厳選して5軒ご紹介します。寒空が続く季節には、美食とお部屋の露天風呂で体と心を温めてみてはいかがですか。
目 次
1.幕末の面影を残す老舗旅館で味わう、こだわりのふぐ料理
松田屋ホテル(山口県/山口市)

山口県を代表する温泉地・湯田温泉街に佇む「松田屋ホテル」は、明治維新の志士たちが集ったことでも知られる老舗温泉旅館です。館内のお風呂に注がれるのは、志士や文化人らにも愛された湯量豊富な天然温泉「湯田の湯」。

効能豊かな掛け流しの湯にじっくり浸かりたいなら「【本館】眺望庭園|105号室 沢潟<露天風呂付き/部屋食>」などのお部屋がおすすめ。また、本館の客室と新館特別室に宿泊のゲストに限り、お部屋食で夕朝食をいただけます。

冬季限定で提供されるのは、ふぐを丸ごと使った「本格とらふくコース」または、バラエティに富んだ調理法でふぐの身を味わえる「ふく入会席」。ふぐ独特の“こし”を堪能できるよう、さばいた上身を最低でも1日以上寝かせるひと手間をかけているそう。料理長が腕によりをかけたこだわりのふぐ料理を、ぜひ満喫してみて。
松田屋ホテル
山口県/山口市
2.淡路島で獲れたとらふぐと温泉を堪能できる、海岸のリゾートホテル
ホテルニューアワジ(兵庫県/淡路島 洲本)

淡路島の東海岸に位置する「ホテルニューアワジ」は、海原を一望できる観望が自慢のリゾートホテルです。館内にある湯処に注がれるのは、洲本温泉と自家源泉のにごり湯・古茂江温泉。和のスイート「ヴィラ楽園」の全室に備わる露天風呂でも、海を間近に望みながら湯浴みを楽しめます。

新鮮な魚介や野菜など、地元の幸を使用した料理も宿の魅力のひとつ。「ヴィラ楽園」に宿泊するゲストは、お部屋または半個室のダイニングで夕食をいただけます。

豊富な海の幸の中でも、12~2月に旬を迎えるのが、淡路島の南端・福良湾沖で育った「淡路島3年とらふぐ」。引き締まって旨みがたっぷりの身をいただける「淡路島3年とらふぐづくし」のプランなら、ふぐの身肉を薄造り・白子の天麩羅・焼きふぐなどに調理した会席料理を味わえます。プライベート感が保たれた空間で、とらふぐの旨みと食感をじっくり堪能しましょう。
ホテルニューアワジ
兵庫県/淡路島 洲本
3.里山の温泉宿で供される、香川のご当地ふぐ料理に舌鼓
湯山荘 阿讃琴南 (香川県/琴南)

香川県と徳島県の境界に位置する阿讃山脈。その山狭にひっそりと佇む「湯山荘 阿讃琴南」は“里山の別荘”と呼ぶのにふさわしい全28室の湯宿です。本館のモデレート客室をはじめ、広々としたテラスが付いた「里山ヒュッテ」など、滞在スタイルに合わせてお部屋を選択できるのも嬉しいポイント。

自家源泉の湯を湛える河畔風呂「せせらぎ」には、バリエーション豊かな露天風呂が備わります。さらに客室でも緑に囲まれた湯浴みを楽しみたい方には、本館の「専有露天風呂付ツイン Type B」などのお部屋がおすすめ。

夕食は、テーブル席や座敷席を完備したメインダイニング「穀雨」で。冬場は「讃岐でんぶくのてっちり鍋コース」が美味しくいただける季節。香川県の希少なご当地ふぐ「讃岐でんぶく」を、地元野菜とともにじっくり煮込んだ鍋をメインとした品々が並びます。「讃岐でんぶく」の上品な甘みと、ぷりぷりとしたクセになる食感を味わってみては。
湯山荘 阿讃琴南
香川県/琴南
4.とらふぐ漁の本場ならではの、バリエーション豊富なふぐ料理
日間賀島 島別荘悠月(愛知県/日間賀島)

三河湾に浮かぶ離島・日間賀島は、100年以上の歴史があるとらふぐ漁の本場としても知られる場所。そんな島の高台に立つ「日間賀島 島別荘悠月」は、海の絶景を望む1日5組限定の宿です。全5室の客室には、開放感溢れるオーシャンビューの露天風呂とテラスが備わります。

夕涼みがてら、水平線に沈む夕日や、漁火、月明かりに輝く海などの風景を眺める……。そんな、のんびりした島の宿ならではの過ごし方もおすすめ。

宿では、10月からふぐ料理の提供がスタート。ふぐにプラスしてアワビと知多牛をいただける「よくばりプラン」や、香ばしいふぐの炭火焼きを盛り込んだ「悠月ふぐ御膳」、5大味覚を満喫できるプランなど、お好みで選択できます。個室のお食事処にて、漁の本場ならではの新鮮なふぐ料理を、心ゆくまで味わいましょう。
日間賀島 島別荘悠月
愛知県/日間賀島
5.“足元湧出”の源泉が自慢の宿で、ふぐ会席を満喫
登録有形文化財の宿 名泉鍵湯 奥津荘(岡山県/奥津温泉)

版画家・棟方志功が愛したことでも知られる「登録有形文化財の宿 名泉鍵湯 奥津荘」は、全国的にも珍しい“足元湧出”の源泉を楽しめる大人の宿。川底をそのまま活かした「鍵湯」や立ったまま入浴できる「立湯」などで、一切の加水・加温や循環がない源泉に浸かれます。

離れの一棟貸し客室「渓流沿い源泉かけ流し露天風呂付離れ【清間亭】」または「渓流沿い源泉かけ流し露天風呂付離れ【聴泉亭】」なら、川に面した露天風呂で風情ある湯浴みが叶います。また「清間亭」「聴泉亭」に宿泊のゲストに限り、お部屋食の夕食をいただくことも可能(別途サービス料が必要)。

10月15日から3月末の間は、てっちり(ふぐ鍋)・ふぐ雑炊など、瀬戸内の味覚であるふぐを様々な調理法で堪能できる「河豚会席」が提供されます。出来合いのものを一切使わずに料理人が手作りした旬の会席を、時間を気にせず満喫したいですね。
登録有形文化財の宿 名泉鍵湯 奥津荘
岡山県/奥津温泉
冬の味覚を代表するふぐは、一部の地域では「ふく=福」とも呼ばれ、縁起物として扱われています。特別な冬の休日には、露天風呂で寛ぎつつ、縁起の良いふぐを味わえる宿に足を運んでみませんか?












