澄んだ空気。爽やかな風。夏は高原の魅力を思う存分味わえるベストシーズンです。加えて、そこに美味しい料理があったら、鬼に金棒でしょう。
今回ご紹介する5つの宿は、高原に佇むオーベルジュばかり。わざわざ出かけても悔いのない美味に出会えます。
目 次
1.価格以上の美味に出会える老舗オーベルジュ
オーベルジュ ル・タン(静岡県/伊豆高原)

青く光る相模灘とお椀を伏せたような大室山、与謝野晶子夫妻も訪れたという一碧湖。海・山・湖が揃う伊豆高原へは伊東駅から車で約20分。さまざまな美術館や博物館も多く、人気の観光地の一つです。その伊豆高原に1989年に開業した宿が「オーベルジュ ル・タン」。長きに渡って愛されているのは、何よりも三輪良平シェフが作る味にたくさんの人が惹かれているから。

地元の魚介や自家栽培の野菜をたっぷり用いたフレンチには「鹿肉のステーキの火入れが完璧」「タイのポワレが秀逸」「何を食べてもおいしかった」などというクチコミが。加えて「この料理のクオリティでこの宿泊費なら、お値段以上」、そんな声もたくさん聞かれました。開業から34年を経て、なお人気を誇るのも納得です。

客室は8室。貸切で利用できる温泉からは、天気が良ければ窓から富士山も望めます。
オーベルジュ ル・タン
静岡県/伊豆高原
2.高原の空気と美味しい「蓼科フレンチ」でリフレッシュ
オーベルジュテラ(長野県/蓼科中央高原)

横谷渓谷を中心に豊かな自然が広がる蓼科中央高原。「オーベルジュテラ」が立つのは、その高原を走る「メルヘン街道(国道299号)」沿い。緑の木々に囲まれた静かな林の中です。この宿の何よりの魅力は、ご夫婦が二人三脚で営む温かなもてなしでしょう。

円形暖炉を中心にラウンドソファ席を備えたメインダイニングでいただく夕食は、信州サーモン、白馬豚、信州福味鶏、信州牛など、地元の特産品に加え、山菜や野菜をたっぷり用いたフレンチのコース。ゲストからは「特に野菜の美味しさが際立った」と好評です。近隣のワイナリーを始め、各国のさまざまなワインのペアリング付プランも評判で、食がすすむのも当然かもしれません。

3室だけなので予約は必須。避暑に最適な涼しい高原オーベルジュで、疲れた体を癒してはいかがでしょう。
オーベルジュテラ
長野県/蓼科中央高原
3.厳選素材を用いた懐石料理が自慢の、日光の大人宿
オーベルジュ はなぶさ日光(栃木県/日光 霧降高原)

ニッコウキスゲで知られる霧降高原。そのゲートに位置する「オーベルジュ はなぶさ日光」は、庭園付の6つの離れを設けた大人宿。アメリカ製のジャグジーを置いたお部屋や御影石の大風呂を設けたお部屋もあって、露天、もしくは半露天で温泉も楽しめます。

期待の食事は、季節替わりの特別懐石。数々の人気店でオーナーを務める料理人・齋藤章雄氏が料理の監修をしています。素材へのこだわりは人一倍で、特に海のものは朝の宅配便で全国から届けられるほか、伊勢エビやアワビは館内の生簀で管理しているとか。日光名物のゆばももちろん味わえますよ。

宿から日光東照宮までは約2キロメートル。霧降高原のキスゲ平園地には、歩いてニッコウキスゲを鑑賞できる1,445段の階段「天空回廊」があるなど、観光ポイントもいっぱい。この宿を基点に日光を目一杯楽しんで。
オーベルジュ はなぶさ日光
栃木県/日光 霧降高原
4.お目当ては「ヌーベル日高キュイジーヌ」!
日高オーベルジュ ナチュラルリゾート・ハイジア(北海道/日高)

海を背に、山に向かって車を走らせると突如として現れる「日高オーベルジュ ナチュラルリゾート・ハイジア」。まるで北欧の山小屋を思わせるような外観は、馬産地・日高の風景にしっくりと溶け込み、旅心がマックスに。メゾネットタイプの7つの客室からの眺めも白樺の木々で、緑鮮やかな草原の空気がゲストを優しく包んでくれます。

新千歳空港からは車で2時間ほどかかりますが、この宿を訪れるほとんどの人のお目当てが「ハイジア」らしさ全開の「ヌーベル日高キュイジーヌ」。名産の日高昆布を贅沢に使ったリゾットやロールケーキ、ツブ貝のアヒージョ、ジビエ料理などはもちろんのこと、自家菜園で栽培されている有機アイコトマトの美味しさにノックアウトされてしまう人が多数。

このトマト、生食だけでなく、ジャムにソースにジュースにと大活躍。ゲストを喜ばせています。
日高オーベルジュ ナチュラルリゾート・ハイジア
北海道/日高
5.“美しい料理”に食欲をそそられる、阿蘇五岳一望の宿
ア・マ・ファソン(大分県/瀬の本)

熊本県と大分県の県境。標高800〜1,000メートルに広がる瀬の本高原にある「ア・マ・ファソン」は、その瀬の本高原の緑と阿蘇五岳を一望できるオーベルジュです。

2005年の開業以来、多くのリピーターを抱える理由は、オーナー夫妻の温かなもてなしと、漢方やコチュジャンなど、多国籍なエッセンスも取り入れた創作フレンチにあり!素材は久住山麓・飯田高原の野菜や天草の魚介類など、地元産が主役。前菜であれ、メイン料理であれ、まるで一皿のアートを見るように彩り豊かで食欲をそそります。

ロビーは猫脚の家具やガレのランプシェードで設えられ、ヨーロッパの館を訪れたような趣き。客室はダイニングルーム付のデラックルームと、大きなソファを置いたスタンダードルームの2タイプあり、全9室。いずれのお部屋も窓に映る高原の緑がリラックスを誘います。
ア・マ・ファソン
大分県/瀬の本
避暑にぴったりの高原リゾート。清々しい空気に包まれて、緑の中を散策したり、スポーツを楽しんだり。ぜひ夏の旅先に、高原リゾートのオーベルジュを加えてみませんか。












