株式会社一休が運営する宿特化型SNS「YADOLINK」。そのアンバサダーを務めてくださった宿を愛してやまない3名の方をお招きして、座談会を開催しました。お気に入りの”推し宿”や、宿泊を楽しむポイントを語っていただきました!
目 次
座談会に参加してくれた、旅好き・宿好きの皆さんはこちら

左上から時計周りに、コンテンツクリエイター このみさん、YADOLINK事業部 佐藤(筆者)、ホテルマンであり旅インフルエンサー ホテルみるぞーさん、株式会社一休メディア事業部(一休コンシェルジュ編集担当) 坪井さん、おひとりさまプロデューサー まろさん
YADOLINKアンバサダーのご紹介
ホテルみるぞーさん

職業はホテルマン。ホテルとゲスト双方の視点が織りなすレポは唯一無二。ホテル愛が溢れ出ているInstagramのハイライトは必見。年間宿泊数は30〜40泊。
Instagram:https://www.instagram.com/hotel_miruzo/
Twitter:https://twitter.com/hotel_miruzo
YADOLINK:https://yadolink.com/users/hotel_miruzo
まろさん

ひとりで行きたいお店やホテルの情報を発信するメディア「おひとりさま。」を運営。原案の漫画「おひとりさまホテル」(マキヒロチ作)が、月刊コミックバンチで連載中。平日ホテル暮らし。年間宿泊数は約250泊。
Instagram:https://www.instagram.com/ohitorigram/
Twitter:https://twitter.com/ohitoritter
YADOLINK:https://yadolink.com/users/miyuk54
このみさん

コンテンツクリエイター。生粋のホテルラバーで、彼女の発信は一緒に旅しているような没入感を生む。ハッシュタグ#このみわーるど で各種SNSにその世界観がまとめられている。年間宿泊数は約100泊。
Instagram:https://www.instagram.com/konomiworld_0313/
Twitter:https://twitter.com/konomiworld0313
YADOLINK:https://yadolink.com/users/konomiworld0313
旅好き・宿好きYADOLINKアンバサダーの“推し宿”を発表!
ホテルみるぞーさんの「推し宿」
旅庭 群来 (北海道/江差)

ホテルみるぞー:北海道の江差町にある「旅庭 群来」です。街全体の資源が滞在の中にぎゅっと詰まっていて、あらゆるものが私を歓迎してくれているような気がして贅沢な体験だなと感じました。


ホテルみるぞー:海鮮や卵、野菜などの食材は、全て宿の半径25km以内で採れたものだけを使っていたり、温泉の熱でお部屋を温めてくれていたり、宿のあらゆるサービスが街に根付いているんです。そういったストーリーを聞いていると「この畑も私をもてなしてくれるものの1つなのか!」と感じるようになり、唯一無二の贅沢な体験として心に刻まれました。サービスももちろん素晴らしく、ほぼ専属のバトラーさんが付いてくれて。
まろ:どうやって行ったんですか?
ホテルみるぞー:車で函館から1時間半くらいです。鹿が出るような、すごい山の中を通っていきました。
坪井:ストーリーから贅沢さを感じ取られている方に初めて出会ったので、聞いていて感動しました…!
ホテルみるぞー:私自身がホテルで働いているのもあって、ホテルの創り方や、創る人に魅力を感じることが多いですね!
まろさんの「推し宿」
SHISHI-IWA – HOUSE KARUIZAWA (長野県/軽井沢)

まろ:坂茂さんが設計された軽井沢のSHISHI-IWA – HOUSEがすごく良かったです。できるだけ木を切らずに上手く嵌めて設計しているので、建物が畝っているんですよ。その中にいると生き物に包まれている感覚になります。

まろ:ディレクターさんがシンガポールの方で、施設全体がめちゃくちゃ大胆な作りなんです。3棟ある建物が大きな共有部で繋がり、そこでお客さん同士が交流できるような設計になっていて「こんな宿の形があるんだ」という発見がありました。
ライブラリーもあるのですが、そこで坂さんの本を読んで、想いを感じながら彼の建築で眠るという体験がすごく良かったです!

佐藤:窓が大きいので部屋にいても自然に包まれているような感覚になれそうですね。
まろ:まさにそうで、外の景色の見せ方がとにかく上手いなと感じました。お部屋は全部タイプで間取りが違うので確信は持てないのですが、私が泊まったお部屋はテラスに出て自然を近くに感じられたり、お風呂に浸かってる目線で緑が見えたり。色んなシーンで軽井沢らしさを感じられました!
このみさんの「推し宿」
ume,yamazoe / 1日3組の里山ホテル (奈良県/山添村)

このみ:私の推し宿は、奈良県にある「 ume,yamazoe / 1日3組の里山ホテル」です。「サウナシュラン 2020」に掲載されたので、サウナ好きの間では今となっては有名になりましたね。ここは電波も弱いし、テレビも無いし、いい意味で必要なものが無いんですよね!


このみ:私は普段生きている中でも余白を大切にしていて「ume,yamazoe / 1日3組の里山ホテル」は、それが体現されている宿だと感じました。
私が宿泊した日には、近所のおじいさんが持ってきてくれた野菜がそのまま夕食に並んで。だり。余白があるからこそ偶発的で記憶に残る体験に出会えるんだなと実感しました。
まろ:ここも車が必要ですよね?
このみ:宿は奈良県にあるんですけど、最寄り駅があるのは三重県なんです。私は大阪から電車で行って、最寄駅まで迎えに来てもらえるサービスを使いました!
旅好き・宿好きYADOLINKアンバサダーが提案するワンランク上のホテルの楽しみ方
雨の日こそ、ホテルステイの真価が問われる!?

このみ:私が「ume,yamazoe / 1日3組の里山ホテル」に宿泊した日は雨だったんですけど、スタッフの方が、“雨のサウナ”の味わい方を教えてくれて。
「このサウナは全部木材でできているのですが、木も呼吸するんですよ。雨が降ると晴れの日にはない木の隙間ができて、その間から微かに外の景色が見えたり、そこから雨のザーザーという音や虫の声が聞こえたり。外のハンモックで外気浴すれば、全身で雨を受けることもできます。大人になってから全身で雨を浴びる機会なんてなかなか無いですよね」と。
そのお陰で「これから雨だからこその体験が待ってるんだ」と切り替えられたのが印象的でした。
ホテルみるぞー:愛が伝わりますよね!心の底から雨の日の「ume,yamazoe / 1日3組の里山ホテル」が好きなんだなって。
このみ:正直、春に雨の中での外気浴は寒かったですが「宿の人は、これも良い体験だと言っていたし!」みたいな気持ちに自然となれました。
まろ:雨の日ってすごく大事な気がしています。私は、雨だからこういう景色が見られるなとか割とポジティブに考える方で、特に山の中だと緑が映えたり、雨音を聞きながらゆったり読書できる。SNSでも、晴れの日ばかりだけでなく、雨の日の愉しみ方も提案してくれるような宿は最高です。
ホテルみるぞー:以前、箱根の旅館で働いていたのですが、雨の日にゲストにどう声を掛ければテンションを上げてもらえるかと考えることが多くて。
例えば「箱根には水の神様が宿っている神社があって、きっと皆さんをおもてなししてくれていますよ」とか「宿から見える川の水流が激しくなるので、水を近くに感じながらリバービューの温泉を楽しめますよ」という風に、雨の魅力をふんわりお伝えしていました。
宿好きなら一度は試したい、連泊の魅力
佐藤:皆さんは「毎回違う宿に泊まる」もしくは「同じ宿に繰り返し泊まる」のどちら派ですか?
ホテルみるぞー:どっちもですね。記念日など特別な日には「絶対ここ!」という宿がいくつかあります。サービスのようなソフトな部分って変動が激しいじゃないですか。だから、大事な日には安心できるところに行きたくなっちゃう。一方で、出張でよく行く東京に定宿はないので、行ったことがないホテルに泊まることが多いです。
このみ:私の場合、記憶に強く残る体験でも、次行きたいと思うまでのスパンが長い。「5年以内くらいに行けたらいいや」という感じで、どんどん新しい宿に行きたいという欲の方が強いですね。


まろ:私は、比較的リピーター気質なのかなと思いますね。リピートすることでまた宿やその街の新しい魅力を見つけたい。安心感 + 冒険 みたいなのが、リピートすることで得られる感じが好きですね。一回行っただけだと街全体を見切れないけど、一回行くとその街のことが好きになって、また行きたいなって。
このみ:私がいつも思うのは、良い宿であるほど、連泊しないとその良さを吸収できないなって。2泊以上しないと、そのホテルで過ごす時間を確保できないし、足りない状態でチェックアウトすることが多いなあと。
ホテルみるぞー:「足りない状態」って分かります!
坪井:皆さん、実際に連泊されることは多いですか?
まろ:私は割とする方だと思います!ホテル暮らしをしているということもあるのですが、このみさんが仰った通り、連泊だからこそ味わえる良さを感じるようになっていて。
例えば、広島の尾道にある「LOG」と、長野県にある「HOUSE OF FINN JUHL HAKUBA」は、今まで何回も1泊で泊まっていたのですが、今年に入って初めて連泊しました。もともと好きな宿でしたが、連泊してさらに好きになりました。
佐藤:連泊だと何が違うのですか?

まろ:やっぱり、時間のゆとりですね。例えば「HOUSE OF FINN JUHL HAKUBA」だと、共用スペースが多いので2日目の朝ご飯を食べた後にそこでゆったり寛げるし、外に出掛けてもまた宿に戻って来られる。これは2連泊しないとできないことです。
坪井:楽しみ方のレベルが高いですね…!
このみ:連泊する人と1泊の人だと、共有部を使うタイミングが完全にズレてきますよね。
例えば、10時チェックアウトの宿だと9時前に大浴場が混むけど、連泊をすれば、9時以降もゆっくり入れる。本が置いてあるようなラウンジも混雑を避けて堪能できるし。そういう時間を過ごせることで、結果的に快適な滞在になりますよね。

まろ:ゴールデンタイムですよね。季節にも寄りますけど、12時から15時くらいの時間帯に、日差しが一番いい感じに入ってくるみたいな間取りの客室もあったり。連泊は宿好きになったらした方がいいなと最近まさに思ってました。
旅好き・宿好きYADOLINKアンバサダーの宿選びのポイントとは
佐藤:宿選びの方法や実際に宿泊へと至る決め手は人によって違うと思います。皆さんの宿選びのポイントを教えていただけますか?
このみ:私は、オーナーやスタッフの方々の愛が詰まっている空間に心が踊るタイプなんですよね。マーケティングの香りが写真越しでも漂ってくるような宿にはあまり惹かれなくて。オーナーの愛が育まれている空間が好きです。
坪井:行ったことが無い宿ではその判断が難しそうですが、どうやって感じ取るのですか?

このみ:オーナーさんが書いた文章から感じ取ることが多いですね。例えば、富山の氷見にある「HOUSEHOLD」。

このみ:ここは宿泊客以外にも地元の方向けに朝食を提供されているんですが、ホテルのHPを見ると
「宿泊客がいなくても、平日はお客さんも来ないけど、お店はあけております。なぜモーニング文化のない氷見で朝、店を開けているかというと、朝の海辺がとても気持ち良いということに気づく人がひとりでも増えたらいいなと願っているからです。」と書いているんです。
HOUSEHOLDの文章を読んでいると自分が主語となって空間を育てられているんだなと感じますし、そういう空間は実際に行ってみたいなとなりますね。
ホテルみるぞー:わかります!私は「人」「コンセプトストーリー」「ビュー」の3つです。全部が揃っていなくてもいいのですが、それらが作る唯一無二性を基準に宿を選ぶことが多いです。この人・場所でしか作れないから、世界にここだけしかない唯一無二が生まれる。
佐藤:それはどうやって事前にリサーチしますか?
ホテルみるぞー:人の場合は、このホテリエがこのホテルに居るといったホテル業界ならではの選び方をすることが多いです。コンセプトストーリーは、泊まる前にすごいHPとか見ちゃいます。「旅庭 群来」のときも、どこの食材を使っているとかは、行く前にしっかりと下調べをしてから行きました。
佐藤:楽しみ切るには、下調べが大事なんですね。

ホテルみるぞー:ストーリーがしっかりしていると、それに共感するホテリエが絶対集まってくる。群馬にある「SHIROIYA HOTEL」も、それだなと思っています。

ホテルみるぞー:群馬や前橋出身といった地元のスタッフさんがほんとに多くて、皆さんイキイキしてるんです。自分が生まれ育った土地にあるホテルで働いていることを楽しんでいるのが伝わってきました。
まろ:私は、ひとりで泊まりに行くことが好きなので、ひとりで過ごせるイメージができることを大事にしています。あとは、敢えて閑散期に行くこともポイントにしています。
佐藤:と言いますと…?
まろ:さっきの雨の話と似ているのですが、閑散期だからこその楽しみ方を宿側が発信してくれていると、行ってみようとなったりします。例えば、軽井沢は夏のイメージがありますが、私は冬の方が、落ち着いていて好きなんですよね。実は冬の軽井沢って朝の空気がシンとしていて。観光客が少ないのでローカルの方が多くなって、全然違う表情の軽井沢が見えたり。
佐藤:シーズンに行きたい派だったので、目から鱗です。
まろ:シーズンに固まっちゃうのが日本の観光業全体で問題だなと思っているので、上手く分散するようにという願いも込めて「そういう時期も楽しいですよ!」ってことを言いたいなと。
ホテルみるぞー:確かに、閑散期や平日に来られるゲストほど、旅慣れている方が多いなと感じます。
まろ:あと、日〜月の宿泊も私は好きです。金~土、土~日に比べると宿泊料金価格も抑えられるし、そのまま月曜出社だとしても「頑張ろう」という気持ちになれるので、おすすめしています。
宿選びのポイントやホテルでの過ごし方など、参考にできることも多かったのではないでしょうか?筆者も感化されて、早速連泊で予約してしまいました。リモートではありましたが、旅慣れた個性豊かな方々ならではの座談会は大変面白いお話しが聞けたと思います。第二弾も期待していてください!












