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【旅トーク】ファッションのプロ「Marisol」編集長が語る、旅先でお洒落を楽しむコツ
インタビュー

【旅トーク】ファッションのプロ「Marisol」編集長が語る、旅先でお洒落を楽しむコツ

旅を通じて非日常の体験を味わうべく、様々な工夫をされている方のために、様々な立場の方から旅のアイデアを考えてみる「旅トーク(トラベルトーク)」。
今回は、高級ホテル・旅館の予約サイト「一休.com」と、女性ファッション誌「Marisol」がコラボレーションした連載記事のスタートを記念して、編集長の鵜戸玲子さんにインタビューさせていただきました。
これまでに「Marisol」で提案してきた旅のテーマや、お気に入りの宿、旅コーデやアイテムなど、多岐にわたってご紹介いたします!

お話しを聞いた方はこちら

集英社「Marisol」編集長 鵜戸玲子さん( https://marisol.hpplus.jp/

1992年集英社入社。
non-no, LEE, SPUR, eclatを経て、コマースメディアにリニューアルしたMarisol編集長に。

爽やかな貪欲さを持ち合わせたアラフォー世代のための女性誌「Marisol」

(坪井)先ずは「Marisol」のターゲット層について教えてください。

(鵜戸)アラフォーと言われる40代の女性をメインターゲットにしています。
この世代の特徴は、お洒落とか生き方とか、外見も中身も自分を日々ブラッシュアップしようと、良い意味で貪欲に頑張っている方が多いということ。その中でもお洒落はすごく大事で、人から見てちゃんと好感を持たれるファッションをしているかなど、適度に気を遣いつつトレンド感も入れている。他の世代に比べて可処分所得が多く、自立されているので、自分を磨くために使うお金もあり、自分を磨こうという意欲もちゃんとある方たちだと思っています。

更に、そういう自分でいるために頑張っている自分を客観的に見て、ユーモラスに語るような一面も持ち合わせていて、バランスが取れた方が多い世代という印象です。まだ若いし、これから転職や結婚をする人もいるかも知れないし、どうやってもっと自分をより良い方向に持っていくかということに関心がある方が多いです。そういった方たちをターゲットとしています。

(坪井)雑誌とWEBページを拝見したのですが、読者ブロガーの方々も活躍されていますね。

(鵜戸)「Marisol」には「美女組」という、読者と同じアラフォー世代の読者ブロガーの方たちがいて、それぞれのブログやInstagramを使って様々な情報を発信しています。行動制限も無くなって「美女組」のメンバーがランチ会を再開し始めて以来、その様子がブログに上がるようになりました。ファッションや美容はもちろん、旅の情報を発信している方もいて、とても幅広いです。

女性誌「Marisol」が提案する宿のテーマや特徴とは?

(坪井)「Marisol」はファッション誌というカテゴリーですが、ファッション以外にもライフスタイル全般に及ぶ内容を取り扱っていらっしゃいますよね。旅に関しては、今までどのようなテーマを提案されてきたのでしょうか?

Marisol 2021年6月号「今行きたいのは、『人と会わない宿』」特集より

(鵜戸)ここ数年はコロナ禍ということで宿テーマはあまりやっていませんでしたが、2021年6月号でやった「人と会わない宿」という特集が、すごく評判が良かったです。

「the rescape(ザ・リスケープ)」

ラインナップは、宮古島にあるプライベートプール付のヴィラ「the rescape(ザ・リスケープ)」、熱海にある「SOKI ATAMI」などです。

それを見て思ったのは、佇まいがどれもお洒落だということ。ただ「人に会わない」「一人になれる」というだけではなくて、インテリアや置いてある雑貨から「ここ、お洒落だな」と一目で分かる宿が多くて、読者はやっぱりこういうのが好きなんだなと思いました。

「SOKI ATAMI」

「お洒落だけど、居心地も良さそう」という感じがお洋服とも通じる部分があって、服で言うなら「居心地=着心地」ですよね。洗練されているけど気取り過ぎていない感じの、マリソル読者がまさにそういう服を着たいだろうな、というのが宿にも反映されていると思いました。

(坪井)「洗練されているけど気取り過ぎていない」というのは、素敵なキーワードですね!先程お話しいただいたマリソル世代の特徴にも通じる部分があるなと思いました。

(鵜戸)そうですね。ファッションだけでなく、宿や、その他のことに関しても同じような傾向があるかも知れません。
「美女組」のブログを見ていると、例えばランチ場所のセレクトも、寛げるけれどお洒落。お皿や料理の盛り方も、洗練されているけれどゴージャス過ぎない、程よく力の抜けた部分があります。アラフォー世代を代表されている「美女組」の方たちが好きなものを見ていると、ファッションも宿もグルメも全てにおいて、共通する部分があると思います。

実は私が「Marisol」に来たのがちょうど1年前くらいで、それまではもうひとつ上の世代、50代をターゲットとした雑誌「éclat(エクラ)」を担当していました。バブル世代ということもあって宿テーマが好きな方がより多く、宿や旅の企画をよくやっていたんですけど、もし同じテーマを「éclat」でやると、“リュクス”のテイストが入ってくるので、もうちょっとゴージャスなラインナップになると思います。
マリソル世代は、まだ“リュクス”まではいかなくて、程よく肩の力が抜けたような、洗練された気持ち良さ、みたいな感じですね。

「Marisol」編集長・鵜戸様の宿選びのポイント&お気に入りの宿

(坪井)お仕事やプライベートで様々なホテル・旅館に宿泊されてきたかと思いますが、旅先で宿を決める際に譲れないポイントはありますでしょうか?

(鵜戸)一番好きなのは、リゾートでリゾートホテルに泊まること。ベタですけど、やっぱりいいですよね。沖縄には本島・石垣・宮古と合わせて5~6回行っていて、特に宮古島が好きなんです。
寝るだけだから宿にはこだわらないという人もいますけど、私はそれだと、旅の思い出がすごく小さなものになってしまってダメなんです。お部屋の広さに比例して、自分の心も一緒に開放していく感じがするので、お部屋の広さは一番重視しています。

(坪井)それ分かります!開放感で言うと、窓大きめも大事ですよね。

(鵜戸)そうですね!窓の大きさもそうだし、天井の高さも大事ですよね。圧迫感があるのが苦手で、天井が低いお部屋だと逃げ出したくなります(笑)

(坪井)今までに宿泊された中で、お気に入りの宿を教えてください。

(鵜戸)コロナ禍で旅行は暫く控えていましたが、去年、兄の結婚式で沖縄に行って、そのとき宿泊した「シギラベイサイドスイート アラマンダ」が良かったです。

そのお部屋で良かったのは、ただ広いだけではなくて、お部屋の中でメリハリがある間取りだったこと。
私と、小学生の娘2人の3人で宿泊したんですけど、室内には寝室とリビング、窓に近い方には御簾で仕切れるデイベッドのようなスペースがあって。娘たちと一緒に居ながらも、自分のスペースが作れるメリハリのあるインテリアが素敵でしたね。

(坪井)お部屋の中でもプライベートなスペースがあるのはいいですよね。旅先では、ホテルで過ごす時間を大事にしていらっしゃるんですね。

(鵜戸)のんびり派なので、あまりアクティブに観光に出掛けたりはしないですね。
特に宮古島だと、子供たちはプールに入れておいて、私は読書をしたり昼寝をしたりという感じです。

(坪井)まさにリゾートならではの贅沢な過ごし方ですね!他に、お気に入りの宿はありますか?

(鵜戸)近場だと、昔からある「伊豆今井浜東急ホテル」が好きです。プールがあって、すぐ目の前に海もあるので子供も喜びますし、夏の旅行にぴったりです。

「ファミリールーム」だと、手前のベッドがあるスペースと、少し上がった畳敷きのスペースに分かれているので、私が重視しているお部屋の中でのメリハリも満たしています。
私の場合は娘たちとの家族旅行なので、ガラス細工づくりとか、子供が楽しめるアクティビティがあるのもお気に入りのポイントです。やっぱり家族がいると「子供も楽しめて大人もゆっくりできる」というのは絶対に条件に入ってきますよね。

旅やホテルステイをより楽しむための編集長のマストアイテム

(坪井)旅に必ず持っていくお気に入りのアイテムはありますか?

(鵜戸)ワンピースは必ず1着は持っていきます。行き帰りのときに楽ですし、旅先でもリラックスしたいので、ウエストを締めないワンピースとか、ウエストゴムのオールインワンを着て行くことが多いです。

以前「éclat」にいたときに、モデルの富岡佳子さんがプロデュースして作ってくれたワンピースは、旅先で愛用していて。着物みたいに前合わせになっている麻素材のもので、普通に着るとワンピースなんですけど、開けてベルトを外すとローブみたいになるんです。お部屋とプールの行き来のときに羽織ると、ちょっと素敵仕様になるので重宝しています。
旅慣れたお洒落な人が作るアイテムなので、すごく考えられているなと思いました。シンプルなので小物使いでアレンジが効いて、色々な見せ方ができますしね。

(坪井)1着で2通りの使い方ができるのは、旅行ファッションには嬉しいですね!
私自身、荷物をなるべく減らしたいけど、写真を撮るから違う服装にもしたいなと思うのですが、そういう人におすすめのコーディネートやアイテムはありますでしょうか?

(鵜戸)コーディネートに変化を付けるなら、やっぱり小物だと思います。
先日、エディターの東原妙子さんが「Marisol」のオリジナルブランド「M7days」とコラボしたお洋服を何点か作ってくれて、ご本人着用写真の撮影があったんです。そこに彼女が、トレンド感のある小さなバッグや、サンダル、ヒールの靴をたくさん持ってきてくれ、服に合わせてぱっと組み合わせて、何パターンも撮影しました。
お洋服自体は、通勤でも普段着でも旅でも、どんなシーンにも使えるような本当にシンプルなものばかりで、彼女が小物上手だからこそ活かせる服だなと思いました。

なので、服を何枚も持って行くよりも、例えば服はシンプルな上下1セットとワンピを1着持って行って、あとは小さいバッグ数個とぺたんこの靴、みたいな感じが良いと思います。
ヒールの靴はかさばりますし、ヒールが無くてもシュッとしたものや、可愛いものがたくさんありますから。そこに、ミニバッグを数個。それだけあれば色々なシーンに対応できます。

もし、バッグのスペースが勿体無ければ、小さいバッグの中に下着や小物を入れて、小分けの収納代わりにするというのも、ひとつの方法です。私は小分けの収納に巾着を使っているんですけど、その巾着がお洒落だったら、ホテル内をプラプラするとき用にも使えますからね。巾着型の可愛いバッグもあるので、そういったものも良いと思います。

(坪井)可愛い巾着、早速試してみたいと思います!ちなみに、旅行カバンはどんなものを使っていらっしゃるのでしょうか?

(鵜戸)仕事でも移動することが多いので、普段から旅行に近いような感覚ではあって。ミニショルダーと大きめトートが私の普段の型で、旅行にもそれを踏襲しています。あとは、トートを乗せるためのスーツケースです。
1~2泊なら「エルベシャプリエ」の大きな黒いレザートートを使っているんですけど、今気になっているのが「アニヤ・ハインドマーチ」の旅行用バッグ「In-Flight Bag」です。後ろにスリーブが付いていて、スーツケースに取り付けができるので、1個欲しいなと思っています。細かく仕分けもできて機能的ですし、ネイビーと黒の2色展開なので合わせやすいですよね。

(坪井)個人的には、両手をあけておきたいのでリュックを使うことが多いのですが、カジュアルな印象になってしまうのが悩みです。

(鵜戸)私も休日は、リュックを使いますよ。カジュアルすぎないリュックなら「マリメッコ」は可愛いものがあると思います。
あと、弊社の社員であり私の先輩で「ひとりっP」という一人旅の達人がいて、女子ひとり旅の指南本を出しているんですけど「レスポートサック」とコラボして旅行バッグも出しています。
【ひとりっぷ×レスポートサック】
https://shop.lesportsac.co.jp/pickup/?file=220601_hitrip

最近の「レスポートサック」は色々なラインを展開していて、エディターでスタイリストの大草直子さんとのコラボは、色や柄も抑え目になっていて大人っぽいので、街中でファッショナブルに持てますし、旅にも使えて良いと思います。
【Essential Collection×Naoko Okusa】
https://shop.lesportsac.co.jp/pickup/?file=210901_essential&gclid=EAIaIQobChMI7pOgw8i2-AIViiRgCh2fOw56EAAYASAAEgKQffD_BwE

編集長も注目!今行ってみたい旅のキーワード

(坪井)最後に「Marisol」編集部内や「美女組」の間で注目している宿や、旅のキーワードがありましたら教えてください。

(鵜戸)みなさん良い意味で個性的な方ばかりなので、ひとつのキーワードというのは難しいんですけど、ブログを見ていると、ここ2~3か月くらいで「みんな、旅に行きだしたな」という空気はすごく感じています。

少し前だと「おこもり」を筆頭に、ある程度限られていたと思うんですけど、今は世の中が変わってきているからこそ、特定のキーワードではなく、それぞれのテーマを持っている印象です。自分なりの好奇心や探求心があって、それに基づいて旅に出て、何かを得て帰ってくる。ただ「癒されました」というだけでなく、学び的な要素が見えて「何かを得る」というのが、マリソル世代を代表する「美女組」らしい気がします。そこが最初にもお話しした「貪欲さ」に繋がっているんでしょうね。

(坪井)「美女組」のブログで「今年の私の宿テーマは『一棟貸し』でした」と紹介されていた方がいらっしゃいましたよね。
「人と会わない宿」の特集で紹介されていた宿にも一棟貸しヴィラがありましたし、コロナ禍でも安心して旅を楽しむための方法を、みなさんが模索、工夫されていたことが分かりますね。

(坪井)私たちが運営している「一休コンシェルジュ」でも5~6年前から「おこもり旅」を提唱していました。以前は「おこもり」=「カップル」のイメージが強かったですけど、コロナ禍になってから「おこもり」という言葉が浸透してきたと感じていますね。
「ステイケーション」や「ホカンス」という言葉も出てくるようになって、一人でも籠れるし、女性同士でも籠れる、という価値観に変わってきたと思います。

「あさば」

(鵜戸)私自身が最近気になったもので、こないだ「éclat」で「親をもてなしたい宿・一緒に楽しみたいホテル」という企画をやっていたのを見て、いいなと思いました。お母さんが元気なうちに親孝行をしようと思うと、娘が50歳前後の年代がリミットだと思って。お母さん世代は足腰がすごく強い訳でもないので「どんな宿だったらリラックスできるかな」という観点で別冊を作っていて、うまいなと思いました。
修善寺の「あさば」、湯布院の「由布院 玉の湯」などが紹介されていましたね。

「由布院 玉の湯」

(坪井)分かります、すごく連れて行きたい!(笑)
「由布院 玉の湯」には取材で行かせていただいたことがありますが、オーナーが素敵な女性の方で、まさに母娘の旅にピッタリだと思います。「あさば」は私の友人が実際に母娘旅で宿泊したそうで、お母さまがすごく喜んでいらっしゃったと聞きました。
実は、母娘の旅も「一休コンシェルジュ」で何度かご紹介しています。行き先にもよりますが、親の旅費まで出せる世代というと30~40代くらいからだと思います。それまでお母さんが連れて行ってくれていたのが、お母さんにプレゼントするという感覚に変わっていって、母の日や誕生日のプレゼントとして、物ではなくて旅行をプレゼントする方が増えるようです。

(鵜戸)なるほど。大人になるにつれて増えてくるキーワードなんですね。

お子様がいらっしゃる鵜戸様ならではの宿選びのポイントから、旅コーデ、おすすめのアイテムまで、旅好き・お洒落好き同士で話が弾み、素敵な時間となりました。
ファッションに長く関わっていらっしゃるからこその視点を参考に、旅先でもお洒落を楽しんでみてはいかがでしょうか?
今後も、様々な角度から「一休コンシェルジュ」ならではの素敵な時間を過ごせる旅を発信していきます。

「一休コンシェルジュ」と女性ファッション誌「Marisol」がコラボレーションした連載記事の第一弾「遅い夏休みにおすすめ!Marisol流・大人の「近場旅」」では、Marisolの読者ブロガー「美女組」に聞いた「大人の近場旅」をご紹介していますので、是非あわせてチェックしてみてください!

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