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2021年8月開業、長野・奈良井宿に佇む洗練された古民家宿
クローズアップ

2021年8月開業、長野・奈良井宿に佇む洗練された古民家宿 BYAKU Narai(長野県/塩尻・奈良井宿)

江戸時代、中山道で最も栄えた宿場町と言われる「奈良井宿」。そこで積み重ねられた歴史や文化をさまざまな角度から学び、楽しめる宿「BYAKU Narai」が誕生しました。

歴史ある日本最長の宿場町

江戸から数えても京から数えてもちょうど34番目。中山道の真ん中にある奈良井宿は今で言うと長野県の塩尻市。周りは山、また山。奈良井宿へは難所の鳥居峠を始め、険しい峠道を歩かなければならず、厳しい道中を強いられたとか。
しかし、行き交う人が少なかったのかと言えば、さにあらず。出梁造りの張り出し、白漆喰の袖うだつ、美しい面格子に旅籠の軒灯。実際に通りを歩くとよくわかりますが、山中と言うのに通りの端が見えないほど、美しい木造の建物が続きます。その長さは1キロメートル以上にも及び、当時は「奈良井千軒」と謳われるほど、賑わっていたそう。繁栄の面影が今も色濃く残る町並みは、「重要伝統的建造物群保存地区」に選定されています。

以前の酒蔵を改修した「歳吉屋」

2021年8月に開業した「BYAKU Narai」は、築200年の古民家2軒を改修し、さまざまな機能を持たせた複合施設です。
奈良井宿の象徴でもあった「旧杉の森酒造」は改修して「歳吉屋」と名付けられ、ここには8つの客室と酒蔵、レストラン、バー、温浴施設を。フロントもこちらにあります。

8室の間取りはいろいろ。漆器を納めた家財蔵だった「百七」はメゾネットタイプ。内装にも黒い漆が用いられ、シックな雰囲気です。

「百二」は表通りに面したお部屋。障子を開ければ、そこはもう奈良井宿のメインストリート。これ以上ないほどの贅沢なロケーションです。

曲物職人の住まいを改修した「上原屋」

かつての奈良井宿の主産業は曲物。その職人さんの住まいは改修されて「上原屋」となり、こちらには4つの客室とギャラリーが設けられました。
「百十」は時代を生き抜いた梁の存在感が抜群。
表通りに面した「百九」は広さ72平米。寝室は2つ。吹き抜けの開放感も手伝ってゆとりあるレイアウトです。

「歳吉屋」と「上原屋」は歩いて3分ほどの距離にあり、食事や入浴の度に行き来することになりますが、歩くからこそ目にできる発見があちこちに! それこそが分散型ホテルならではの醍醐味でしょう。

奈良井の滋味を新しいアプローチで提供

食事は「歳吉屋」にあるレストラン「嵓 kura」でどうぞ。料理の監修は日本のトップシェフの一人、東京・神保町「傳」の長谷川在佑氏が行っています。夕食は地元の貴重なブランド牛や旬の山菜などがコースで提供される、いわば「新郷土料理」。派手さはありませんが、ここに足を運ばなければ味わえないものばかりです。
地元のお母さんによるお惣菜を中心とした朝食は、お部屋でいただいてもOK。曲げわっぱに入って届けられるので、器ごと味わって。

複合施設だからこそ、お楽しみもいろいろ。「suginomori brewery」でできたての日本酒を味わう。山の湧水を引き込んだ温浴施設「山泉 SAN-SEN」でゆっくり湯に浸かる。

もちろん、町そのものが「奈良井宿」というギャラリーであるととらえるなら、ぶらり歩いて当時に想いを馳せてもいいでしょう。
百人いれば百通りの楽しみ方がある宿「BYAKU Narai」。この宿なら奈良井宿の魅力により深く触れられそうです。

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BYAKU Narai

長野県/塩尻・奈良井宿

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