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【コラム】旅の人気キーワードを解説!「オーベルジュ」とは?
インタビュー

【コラム】旅の人気キーワードを解説!「オーベルジュ」とは?

「露天風呂付客室」や「プライベートプール」など、旅好きな一休.comユーザーからの人気が高いキーワードは色々ありますが、ここ最近特に人気が高まっているのが「オーベルジュ」。
「宿泊できるレストラン」という言葉はよく聞きますが、実際のところホテルとオーベルジュでは何が違うのでしょうか?

今回は、数多くのレストランとホテルを運営されている株式会社ひらまつのマーケティング室 室長である植杉かおり氏にZOOMインタビューを実施。オーベルジュとホテルの違いやマナー、おすすめの過ごし方を教えていただきました。

ひらまつで「オーベルジュ」を始めたきっかけ

―フレンチのみならず様々なジャンルで多数のレストランを展開されているひらまつさんですが、そもそもオーベルジュを始められたきっかけは何だったのでしょうか?

(植杉様)
日本は食材列島と言われるほど、北から南まで素晴らしい食材がたくさんあります。東京には全国から美味しい食材が集まってくるので、都市部を中心にレストランを展開してきましたが、現地でしか提供できない食材があるということにも気付いていました。
そこで、その土地ならではの食材を使った料理をひらまつ流のアレンジで、現地の空気の中でお客様に味わっていただけるようにと、2016年に「THE HIRAMATSU HOTELS & RESORTS 賢島」からホテル事業をスタートしました。食材の宝庫と言われる場所を中心に現在までに5店舗を展開してきましたが、各地のホテルはまさに地産地消をリアルタイムで行える場所であり、私達にとって大きな意味を持っています。

でも実は、ホテル事業を始めた当初は「オーベルジュ」という言葉を敢えて使っていなかったんです。なぜなら、ひらまつが目指したかったのは単に「宿泊施設を持ったレストラン」という意味での「オーベルジュ」ではなく、日本に昔からある「料理旅館」の洋食版というイメージを持っていたからです。
「料理旅館」は、料理に季節のものや地場のものを取り入れながらも、旅館の佇まいや設えもしっかりとしていて、料理単体ではなく、空間にもおもてなしにもこだわっている。
私たちは日本独自の文化や、これまでにひらまつがレストランで培ってきた経験を含めた「西洋の旅館」を作りたいと考えていましたので、敢えて「オーベルジュ」とうたわずに「滞在するレストラン」というコンセプトでスタートしました。

オーベルジュとホテルの違いは?

―続いて、ホテルとオーベルジュの違いについて教えていただけますか?

(植杉様)
オーベルジュはもともとフランスで発祥したものなのですが、「地方にある、宿泊施設を持ったレストラン」というのが一般的な考え方です。
いかに食事を楽しんでいただくかということをメインに考えられているので、空間の作り方はもちろん、お迎えするスタッフもレストランを中心としたおもてなしになっています。ですので、特に海外のオーベルジュでは客室の設備があまり整っていないことも少なくありません。

お客様側としても、「ホテル」はそこに宿泊することが目的になっているのに対し、「オーベルジュ」は食事が一番の目的になっているので、「この料理を食べるためにオーベルジュを訪れたい」というお客様も多いのではないでしょうか。
その土地でしか提供できない食材もあるので、地方という立地にも意味があって、現地の空気を感じながらその土地ならではの食材を使った料理を楽しめるのが、オーベルジュの醍醐味だと思います。

オーベルジュでのマナーや作法

―食事を楽しむことを滞在の一番の目的としているオーベルジュですが、より心地良く過ごすためのマナーなどはあるのでしょうか?

(植杉様)
オーベルジュならではの作法があるという訳ではありません。ただ、お客様からお尋ねいただくことがある服装に関して言いますと、お客様自身が食事を楽しめるように「自分らしいお洒落」を意識していただくと、気持ち良く過ごしていただけると思います。

私たちは、素敵な空間と美味しい料理でお客様をお迎えさせていただくのですが、オーベルジュやレストランというのは、来てくださるお客様も一緒に場の空気を作るんです。お客様それぞれが「ここでの食事を楽しもう」という気持ちで来てくださることで、空間全体がより心地良く暖かい雰囲気になるので、そのことを覚えておいていただきたいですね。

店内に入られたばかりのお客様を拝見すると緊張されているように感じることがあるのですが、お客様へ「これはダメです」と言うことは基本的にありませんので、マナーや作法にとらわれすぎず、自分らしく過ごしていただきたいです。
そのためのサポートをさせていただくのがスタッフなので、安心してお任せいただいて、食事を楽しんでいただけたらと思います。

オーベルジュをより満喫するためのポイント

―オーベルジュでの滞在をより満喫するために、滞在のポイントを教えていただきました。

(植杉様)
やはりポイントは「いかに料理を美味しく食べるか」ですね。その土地ならではの食材を使った美味しい料理でおもてなしをさせていただくので、お客様にはそれを楽しむための心と体の準備を整えていただきたいですね。

ひらまつの施設もそうですが、オーベルジュは地方の自然豊かな環境の中にあることが多いです。なので、綺麗な空気を吸って気持ちをリラックスさせてあげるだけでも、日常の食事とは違った気分で食事ができるのではないでしょうか。また、森の中を散策したりトレッキングしたりすることで代謝が上がって、より美味しく食事をいただけると思います。

食事を滞在のメインとし、いかに食事を楽しんでもらうかを中心におもてなしや空間が造られているオーベルジュ。
現地の空気の中で、その土地ならではの食材を使った料理の数々をいただくひとときは、都心のレストランやホテルでは味わえない特別感を感じられることでしょう。

「HIRAMATSU HOTELS」では2021年3月16日に、ブランド6店舗目にしてひらまつのフラッグシップ的存在となる「THE HIRAMATSU 軽井沢 御代田」を開業予定。
次回の記事では、総支配人・佐藤 智博氏と、料理長の柳原 章央氏にもお話しを伺い、その魅力とこだわりに迫ります!

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マーケティング室 室長 植杉 かおり氏
1998年株式会社ひらまつ入社。入社以来、PRを中心にレストランの営業サポートを担う。その後は、ウエディングの営業企画、マーケティングを担当し、事業拡大期における同社のブランディングにも注力。2010年に執行役員。2016年の新規ホテル事業スタートにおいては、開業支援に携わりながら、マーケティング、ブランディングを担当。2020年10月よりマーケティング室長として、全事業を横断したPR、マーケティング、ブランディングをまとめている。

《HIRAMATSU HOTELS》
【伊勢志摩】THE HIRAMATSU HOTELS & RESORTS 賢島
【熱海】THE HIRAMATSU HOTELS & RESORTS 熱海
【箱根】THE HIRAMATSU HOTELS & RESORTS 仙石原
【沖縄】THE HIRAMATSU HOTELS & RESORTS 宜野座
【京都】THE HIRAMATSU 京都
【軽井沢】THE HIRAMATSU 軽井沢 御代田

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