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独特の文化が花開いた北信濃のもてなし宿
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独特の文化が花開いた北信濃のもてなし宿 桝一客殿(長野県/小布施町)

千曲川の東に広がる北信濃の町、小布施。江戸時代、小布施は舟運によって人や物、情報が集まるクロスポイントとして栄えた町。小布施という名は多くの人が行き交う「逢う瀬」から名付けられたとも言われています。

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「桝一客殿」に泊まろうという人は、小布施がこれまで育んできた歴史と文化に強く惹かれて…という人が少なくないでしょう。けれど、そんな歴史的背景を知らなくても、この宿のある一帯に足を踏み入れさえすれば、ここが只者ではないことに気づくはずです。

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桝一客殿があるのは町の中心部。栗菓子で知られる「小布施堂本店」を中心に、造り酒屋「桝一市村酒造場」やカフェ、レストラン、最晩年を小布施で過ごした葛飾北斎の「北斎館」、北斎の世話をした高井鴻山の記念館などが集約され、これらの施設を小径でつないだ美しい景観が特徴です。町並みを整える修景事業は1980年代に行われ、当時から今に至るまで先進的な取り組みとして全国から注目を集めています。

蔵の内部は研ぎ澄まされたモダン空間

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お客様をもてなす建物や座敷のことを表す言葉、客殿。桝一客殿は小布施を訪れるゲストを手厚くもてなす宿。長野市内から移築した砂糖問屋の土蔵や江戸時代の文庫蔵などに加え、7棟の木造家屋で構成されています。

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蔵を活用した宿といえば、和風、もしくは民芸風の宿を想像するかもしれません。しかし、「パークハイアット東京」を手がけたデザイナー、ジョン・モーフォード氏によるデザインだけあって、館内は研ぎ澄まされた洋のモダン空間。土壁や瓦。抑えた灯りが作る陰影の美しさには特筆すべきものがあります。

 

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客室は全12室。書斎スペースかライティングデスクを備えた「書斎型」、専用テラス、または坪庭が心に潤いを与えてくれる「リラックス型」、ベッドルームとリビングルームを分けた「リビング型」の3タイプの部屋があり、心地よい滞在を支えてくれます。

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注目はガラスの浴槽!この宿は温泉ではありませんが、バスタブをガラスにするという斬新な発想によって特徴あるバスルームに。ガラスの浴槽にたっぷり湯を張ってくつろぐバスタイムは、きっといつまでも記憶に残りますよ。

個性の異なる3カ所のレストラン

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さあ、食事です。桝一客殿では3ヵ所のレストランが用意されています。

ひとつは「桝一市村家」に伝わる家庭料理や蔵人のための寄り付き料理を昼食に提供する「蔵部(くらぶ)」。焼く、煮る、蒸すなど、シンプルな調理法で仕上げられた和食ですが、なかでも竃炊きのつやつやとしたご飯は絶品です。

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季節の食材を月替りの和食コースで提供しているのが「小布施堂本店レストラン」。ここで楽しみたいのは地野菜の数々。野菜の美味しさに目覚めたという声も多いようです。

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そして、朝食はイタリアン「傘風楼(さんぷうろう)」で。焼きたてパン、エッグベネディクトなど選べる卵料理が順番にサーブされるので、ゆっくり朝食が楽しめます。

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ほかにも、名物の「モンブラン」をいただけるカフェ「えんとつ」や桝一市村酒造場の日本酒を試飲(有料)できる「手盃」、バー「鬼場」など、いろいろ。シーンによって使い分けが可能です。

日中は多くの観光客で賑わう小布施界隈。桝一客殿のゲストなら、朝晩の静かな光景をひとりじめ。宿泊者だけの特権を謳歌しましょう。

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