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【取材】歴史ある「東京ステーションホテル」で過ごす上質な滞在
クローズアップ

【取材】歴史ある「東京ステーションホテル」で過ごす上質な滞在

大正4年、急増する国内外の賓客をもてなすために東京駅丸の内駅舎内に誕生した「東京ステーションホテル」。
クラシカルな趣や長年培われてきたおもてなしが、多くの人々に愛され続ける唯一無二の存在です。

今回は編集部イチ、クラシックホテル好きなItoが「東京ステーションホテル」を訪れました。歴史を感じる館内と寛ぎのひとときを叶えてくれる客室を中心に、重要文化財の中で過ごす上質な滞在をご紹介します。

長い月日を感じることのできる仕組みの数々

近代を代表する建築家、辰野金吾によって設計された東京駅丸の内駅舎は、2003年に国の重要文化財に指定されました。その後2007年より約5年間に渡って保存・復原工事を実施。南北にドーム屋根を冠した創建当時の姿に生まれ変わりました。
2012年には駅舎内にある「東京ステーションホテル」もリニューアルオープン。

館内はヨーロピアンクラシカルに統一され、ロビーに備わる大きな暖炉が旅人を迎えてくれます。

ロビーの足元に目を落とすと、クレマチスの花をかたどった真鍮が埋め込まれています。復原されたドームのレリーフにもあしらわれているこのお花の花言葉は“旅人の喜び”。ゲストが最初に足を踏み入れる場所だからこその歓迎の印です。

客室フロアへはカードキーがないと入れないため、セキュリティーも万全。オレンジ色に灯るランプがシックな雰囲気を醸す廊下で、すぐにエレベーターの位置がわかるよう、出入り口のランプのみ赤や緑と色が異なります。

全長330mを超える廊下には、東京駅や鉄道、ホテルにまつわる写真や図形など、100点を超えるアートワークが。東京駅の博物館のような展示物の数々に、お部屋にたどり着くまでの間も楽しいひとときを過ごせることでしょう。

宿泊する場合に必ず訪れたいのが、南北のドームに面したアーカイブバルコニー。東京駅を行きかう人々を眼下に、復原の目玉でもあるドームレリーフを間近に眺めることができます。

細部まで見ることのできるレリーフは圧巻!
南ドーム側の空間の窓の近くには復原に関する解説が展示されているので、じっくりと観察してみましょう。つい時間を忘れて見入ってしまいます。

名だたる文豪が手掛ける名作が生まれた「東京ステーションホテル」。1956年に発表された川端康成による小説『女であること』もその一つです。
バルコニーにはその当時、川端康成が執筆を行ったお部屋で使われていた椅子のレプリカも展示されています(南ドーム側の2ヵ所)。
窓からは該当のお部屋も眺めることができるので、ファンにはたまらない体験になることでしょう。

駅舎を最大限に利用した、クラシカルなお部屋

今回は広々とした空間で優雅に寛ぐことができる「アンバサダースイート」と、2階建ての仕様が珍しい「メゾネット」のお部屋をご紹介します。
95平米の「アンバサダースイート」は最上階にあたる4階に2室のみのお部屋。扉を開けると広々とした空間が広がり、連泊や大きな荷物があっても快適です。

クラシカルな家具で統一されたリビングルームには、ダイニングスペースも。

ネスカフェも常備しているので、チェックインの後にゆっくりコーヒーブレイクをしましょう。

奥にはリビングルームを見渡すように書斎スペースがあります。

デスクに用意されたメモ用紙をよく見てみると、原稿用紙のようなデザインが。文豪に愛されたホテルだからこその、可愛らしい演出です。
かつてここを訪れた著名人に想いを馳せながら、旅の思い出をしたためるのもこのホテルならではの過ごし方ですね。

低層階ながら、外の雑音が一切聞こえないのは窓が2重になっているため。
外壁に備わる窓は重要文化財なので手を加えることができず、ホテルの窓は内側に備わります。重要文化財の中にあるホテルということを実感できる場所です。

奥に進むとベッドルームへ。ホワイトで統一されたファニチャーは、女性らしく落ち着いた雰囲気。キングサイズのベッドが深い眠りへと誘ってくれます。

洗面スペースはダブルシンク。マーブル模様の大理石は重厚感たっぷり。

バスルームは独立しており、使い勝手も抜群。TVを見ながら優雅なバスタイムを過ごせます。

アメニティーはブルガリで統一。シャンプーやコンディショナー、シャワージェルはもちろんのこと、ハンドクリームやリップバームの用意もあるのには驚きです。

そのほかのアメニティーも充実しているので、手ぶらでも安心。

「メゾネット」は都内のホテルには珍しく、2フロアに分かれたお部屋。
1階部分はリビングルームになっており、ゆっくりと過ごせるようにソファーが配されます。
こぢんまりとしていますが、天井が高いため解放感があります。

実はこのお部屋の上の階が、駅舎の屋根裏部分。そのため天井は斜めになっており、屋根に沿うように階段が備わります。普段行くことのない駅舎の細部に登る体験に、ワクワクすることでしょう。

2階はベッドルームになっており、ゆったりと寛げるツインベッドが備わります。
お手洗いは1階にも2階にも備わっているので、就寝中にわざわざ降りる手間もありません。
リビングスペースとベッドルームの階が分かれていることで、一緒に滞在する人のペースに合わせて気兼ねなく過ごせるのも嬉しい点ですね。

そのほかにも復原したドームレリーフを間近に感じることのできる「ドームサイド」や、丸の内の街並みを眺める「シティービュー」など、それぞれ違った滞在が可能。
希望に合わせて好みのお部屋を選びましょう。

重要文化財の中で、特別な滞在を叶えてくれる「東京ステーションホテル」。館内では細部までお客様に寄り添うおもてなしの心と、100年以上にもわたる歴史を感じることができる仕組みを、至るところで垣間見ることができました。

ヨーロピアンな雰囲気漂うクラシックホテルで、上質なひとときを過ごしてみませんか。

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東京ステーションホテル

東京都/東京駅丸の内南口直結

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