「一休コンシェルジュ」編集部のMinaho Itoです。
次々と新たなランドマーク的建物が誕生し、毎年アップデートし続ける東京。その一方で古くからの建物が現存し、修復を加えながら活用し続けているのも魅力です。
今回は編集部の中でも、無類のクラシック建築、クラシックホテル好きの私が「クラシック建築を巡る東京の旅」のモデルコースをご紹介。
西洋文化史の原点とも言える華麗なる歴史を誇り、2024年~2036年という長い歳月を掛けて改築を行う予定の「帝国ホテル 東京」を拠点に、ぜひタイムスリップの旅へ出かけてみませんか?
目 次
今回の旅の拠点はここ!:帝国ホテル 東京(東京都/日比谷)


1890年(明治23年)、海外からの賓客を迎える「日本の迎賓館」としての役割を担って開業した「帝国ホテル 東京」は、数々の著名人に愛され続ける、日本を代表するホテルです。
初代の「帝国ホテル」を経て、1923年には20世紀を代表する建築家フランク・ロイド・ライトが設計した、2代目本館「ライト館」が開業。1970年(昭和45年)、現在の建物に生まれ変わりました。
多種多様な客室のなかでも、本館14階から16階に位置する「インペリアルフロア」は、フロア専任のゲストアテンダントやセキュリティエントランスを備え「帝国ホテル」が長年培ってきたホスピタリティを存分に体感できます。
帝国ホテル 東京
東京都/日比谷
◆クラシック建築を巡るモデルコース

迎賓館赤坂離宮(国宝)


1909年(明治42年)に東宮御所として建設されたネオ・バロック様式の宮殿建築。当時の日本の建築、美術、工芸界の総力を結集した建築物であり、煌びやかな装飾のなかに、日本的なモチーフが調和します。1974年(昭和49年)の大改修を経て、海外からの賓客を迎える迎賓館へと生まれ変わりました。一般公開もしているので、その唯一無二の空間を堪能しましょう。
※本館は要予約制、庭園のみの見学は申し込み不要です。
▼詳細はこちら▼
https://www.geihinkan.go.jp/akasaka/

レストラン「小笠原伯爵邸」


かつて小笠原長幹伯爵が暮らした邸宅を活用した、スペイン料理のレストラン「小笠原伯爵邸」。エキゾチックなイスラム様式のシガールームの外壁には、花や鳥、太陽などのモチーフを、色鮮やかなタイルを用いて表現しています。希望者には館内を案内してくれるサービスも。
樹齢500年を数えるオリーブの樹を望みながら、スペイン各地にある伝統料理技法に基づいた、一皿をいただきましょう。
▼詳細はこちら▼
https://restaurant.ikyu.com/103006/

東京駅丸の内駅舎(国指定重要文化財)


1914年(大正3年)、辰野金吾による設計で開業した東京駅の宿舎。戦火により一部消失しましたが、2012年(平成24年)の大改修によって、当時の姿が蘇りました。
南北約335メートルにも及ぶ3階建ての建物は、赤レンガと白の花崗岩による、レトロな意匠。改札を抜けた先にある天井内側には、創建時の石膏パーツ、復原された鷲のレリーフ、干支の彫刻など、見どころが盛りだくさんです。


三菱一号館美術館


1894年(明治27年)、三菱が東京・丸の内に建設した最初のオフィスビル「三菱一号館」を忠実に復元した建物。設計は近代建築の礎を築いた英国人建築家のジョサイア・コンドルが手掛けており、繊細な透かし模様の鉄骨階段や手すりに施された唐草模様など、当時の世界観が色濃く残ります。現在は美術館として利用されているので、建築美と合わせて美術作品を鑑賞してみてはいかがでしょうか。
▼詳しくはこちら▼
https://mimt.jp/

◆「帝国ホテル 東京」でおすすめしたいスポット
① インペリアル タイムズ

本館1階にある「インペリアル タイムズ」は、ホテルの歴史や文化を紹介する展示スペースです。2代目本館「ライト館」が2023年に開業100周年を迎えることを記念し、その建築美と日本のホテル文化を伝える展示を実施中(2023年8月1日まで)。クラシック建築が好きな方は必見です。
▼詳細はこちら▼
https://www.imperialhotel.co.jp/j/tokyo/event/the_wright_imperial_a_century_and_beyond.html
② オールドインペリアルバー

中2階にある「オールドインペリアルバー」は、ライト館の面影を現代に伝える唯一のスポット。壁やカウンター中央のテラコッタ、店内左奥の大谷石は当時のものを使用し、調度品の数々も現役で活躍中です。厳かな雰囲気に包まれながら、月替わりでおすすめするバーテンダーオリジナルのカクテルに舌鼓を打ってみてはいかがでしょうか。
新旧が息づく東京で巡る、クラシック建築探訪。長い歴史を誇る「帝国ホテル 東京」を拠点に旅に出れば、より一層胸が躍りそうです。












