宿泊できるレストラン「オーベルジュ」。美食の国、フランスで始まったこの宿泊スタイルは、日本にもどんどん増えつつあり、味にこだわる人々の心をとらえています。今、訪れたいオーベルジュ7選。さあ、本当に美味しいものに出会える旅へ。
目 次
新調理長就任。野菜を堪能できるオーベルジュ
arcana izu(静岡/伊豆・天城湯ケ島)

伊豆の生産者が育てた野菜や果物。駿河湾や相模湾から届く海の幸。そんな地元・伊豆の厳選食材を、巧みな技で華やかなひと皿に変える「arcana izu」。7月から新調理長に、フランス国家最優秀職人章を持つファビアン・ルフェーブル氏の右腕として腕を振るってきた実力派、糸井佑磨氏が就任します。

それに伴ってメニューも一新!「五感を刺激するエモーショナルフレンチ」を提供する予定だそうで、糸井流の料理がどんなひと皿となって登場するのか、今からワクワクしてきます。

木とレンガを多用した温もりのある部屋といい、全室に備えているリバービューの露天風呂といい、料理以外の面でも大きな満足が得られるオーベルジュ。新しい美味しさに出会いに、ぜひ出かけてはいかが。
1日2組限定。女性オーナーシェフが作る新感覚の懐石料理
オーベルジュ花季(静岡/伊東)

伊東温泉の松川沿いに佇む「オーベルジュ花季(はなごよみ)」は、2部屋だけの小さな料理旅館。低く流れるジャス。季節の山野草。漆喰壁に映えるアンティークの調度品。そんな落ち着いた和空間で楽しめるのは、実は和食の枠にとらわれない懐石料理。女性オーナーシェフが、伊豆の地魚や野菜をたっぷりと、しかも斬新に組み合わせて提供しています。

「花季」の味のベースは、手間ひまを惜しまないおばあちゃんの味にあるとか。名物の「胡麻豆腐」はその最たるもの。器とのコンビネーションも見事で、目でも舌でも楽しませてくれますよ。

また、夕食と見間違うほど充実した朝食がいただけるのもオーベルジュならでは。この朝食をひと目見れば「ああ、泊まって良かった」と心から嬉しくなるはずです。
プリフィクススタイルのオーガニックな高原フレンチ
箱根 漣-Ren-至福のキュイジーヌと癒しのステイ(神奈川/箱根仙石原)

日本人が食べて素直においしいと感じられるフレンチを。そんな思いでもてなしてくれる「箱根 漣-Ren-至福のキュイジーヌと癒しのステイ」。野菜であれ、肉、魚であれ、食材に恵まれた箱根ならではの特色を存分に生かしたフランス料理が楽しめます。

オードブルもメインもデザートも、好みのものが選べるプリフィクススタイル。どれも美味しそうで迷ってしまうほど、手の込んだ料理ばかり。ワインにもかなり力を入れており、ラインナップの中心はフランス産のビオワイン。高原フレンチとのマリアージュも良好です。

大涌谷から湯を引いた露天風呂、11室すべての部屋にマッサージチェアを備えるなど、くつろぎの舞台としても完璧。箱根の緑がさらに大きなリラックスを与えてくれることでしょう。
愛犬と一緒に美食も宿泊も楽しめる宿
Le Grand Auberge La Belle Equipe(静岡/伊豆高原)

伊豆高原の「グランオーベルジュ ベルエキップ」は、愛犬と一緒に宿泊も食事も楽しめるオーベルジュ。犬専用の食事やドッグガーデンまで備えてあって、愛犬と一緒に旅をしたい人にとっては願ってもない旅先です。

しかもオーベルジュと名乗るだけあって、食事は素材とソースにこだわった正統派のフランス料理。特に、伊豆牛とフレッシュなフォアグラをソテーしたスペシャリテは絶品で、18時間以上かけて煮込んだトリュフソースとの相性も抜群。このひと皿を食べるためだけにここを訪れるのもあり、ですよ。

焼きたてパン、各テーブルで作る4種チーズの香草スフレなど、手を抜かない朝食も感動もの。愛犬家も、そうでない人も、どちらも満足できる希少なオーベルジュです。
瀬戸内海の目の前で楽しむ南フランスの味
オーベルジュ ドゥ オオイシ(香川/高松)

目の前は瀬戸内海。モダンな白の建物と青い海とのコントラストが印象的な「オーベルジュ ドゥ オオイシ」。春はアイナメ。夏は鮑、鱧。秋なら真鯛に平目、冬なら甘鯛。この宿では瀬戸内の旬を本格的な南フランス料理に仕立てて楽しませてくれます。

朝食は客室か、天気が良ければ客室のテラスでも。自家製パンに自家製ジャムをたっぷりつけていただく朝は至福のひと時。波音がリラックス気分を一層盛り上げてくれます。
ヴィクトリア様式の明治の洋館でいただく高級フレンチ
ホテル長楽館 京都(京都/祇園・円山公園)

明治時代、日本の煙草王が建てた鹿鳴館をしのぐとも言われた社交場にホテル棟を新設。オーベルジュとして新たな歴史を刻んでいる「ホテル長楽館 京都」。その本館1階にある「ル・シェーヌ」は、息を呑むほど美しいヴィクトリア様式のレストラン。

内装も調度品も当時のまま。重厚な雰囲気の中で味わえるのは、その設えに勝るとも劣らない本物のフランス料理。伝統的なフレンチに現代の技法と鮮やかな季節感を盛り込んだ京都の味を楽しんで。
「和心洋技」をテーマとした、池と森に囲まれたオーベルジュ
時地人- JIJIJIN Matsuyama(愛媛/砥部)

道後温泉から足を伸ばして通谷池のほとりへ。全10室の「時地人- JIJIJIN Matsuyama」は、森と池を見下ろす、リゾート感覚あふれるロケーションに建つオーベルジュ。

ここでいただけるのは、フレンチベースに和の心を加えた「TOBEキュイジーヌ」。食材の本当の旬を見極める目。食材が本来持つ力を引きだす技。他では食べられないオリジナリティー豊かな料理は滋味にあふれ、人々を魅了しています。
オーベルジュも個性の時代。ぜひ自分の好みにあったオーベルジュで美食のひと時を。












