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地元ワイナリーを巡る旅 山形・赤湯温泉編
観光

地元ワイナリーを巡る旅 山形・赤湯温泉編

こんにちは、編集部のyoshida.fです。
先日、山形県南陽市・赤湯温泉の「山形座 瀧波」にお邪魔した際(その時の模様をまとめた記事「【滞在記】山形・赤湯温泉に佇む“人と湯”に癒されるモダン宿」「【滞在記】山形愛を体感する食とアクティビティ」)、赤湯温泉エリアの観光についてもお話をお伺いしてきました。

日本有数の小さなワイナリーの集積地

山の斜面に見えるのがブドウ畑

山形県ぶどうの発祥の地と言われるほど、古くからぶどう栽培が盛んな南陽市。実は70年以上の歴史を持つワイナリーが4つもある、知る人ぞ知るワイン造りの街でもあるんです。
最高の湯浴みを愉しんだ後は、ここだけのワインツーリズムはいかがでしょう。シメはこれも赤湯温泉名物の絶品ラーメンという流れで。

自然農法のぶどうでつくるこだわりのワイナリー

(有)酒井ワイナリー

JR「赤湯駅」から車で10分の場所にあるのが「(有)酒井ワイナリー」。
明治25年(1892年)に創業した東北最古のワイナリーとも言われ、2018年には5つ星を受賞するなど、注目のワイナリーです。

創業以前からある蔵でワイン樽を管理

使用しているぶどうは、メルロー、マスカット・ベーリー、ブラック・クイーン、デラウェアなど。
自社のぶどう畑では、羊を放牧して雑草を食べさせ、人の手をあまり加えないように自然のママのカタチで栽培しているというこだわりぶり。
こだわりはそれだけではありません。数種類のぶどうを一つのタンクで亜硫酸を添加せず全房で発酵させたり、ろ過機を一切使わない昔ながらのノンフィルター製法だったり。手間と時間をかけたワイン造りを続けています。

左からバーダップワイン、小姫さん、マスカット・ベーリーAブラック・クイーン、鳥上坂 シャルドネ

人気の「バーダップワイン」をいただきましたが、瑞々しさの中にしっかりとしたコクがあり、ひと口、またひと口とクセになる味わいでした。
純粋なまでにワインを想う5代目とそれを支えるお話が上手な店主さんと、山形ワイン談義など一緒にいかがです?

【営業時間】
9時~17時(12時~13時まで休憩時間の場合あり)
【定休日】
第1・3水曜日(仕込み時期は不定休)
【アクセス】
山形県南陽市赤湯980
JR赤湯駅より車で10分、駐車場:3台

ぶどう狩りもできる農園併設のワイナリー

須藤ぶどう酒工場

お休みのところを無理やり開けていただきました

JR「赤湯駅」から車で15分。南陽市のパワースポット「白竜湖」のすぐ近くに構える「須藤ぶどう酒工場」。自社農園「しきん園」が併設されているため、ぶどう狩り(8~10月)も楽しめるご家族にもオススメのワイナリーです。

山の急斜面を利用したワインセラー。向かって左が4代目の須藤さん

創業は大正10年(1921年)と歴史あるワイナリー。当時ぶどうを食べるだけではなく他に利用できないかと考えた初代が独学で始めたのがきっかけだとか。
使用しているぶどうは自家農園で育ったメルローや甲州、ブラック・クイーンなど。
「特別なことはしてないんだよね」と話す4代目須藤さん。でも、昔ながらの方法で手間を惜しまず丁寧に造っていることこそが特別なことなのだと、お話を聞いて感じました。

ラベルが貼られる前の新酒が味わえるのも嬉しい

家族のみで造っているため生産量は少なく、全国に出荷されない貴重なワインたち。
「南陽ワイン」をいただきましたが、タンニンは強くなく、香りがしっかりして優しい味。この景色を見ながら飲みたいワインです。
工場見学も要予約でできるので、ブドウ園の見学と共に楽しんでみては。

【営業時間】
9時~17時、工場見学:9時~17時(※要予約)
【定休日】
不定(※要確認)
【アクセス】
山形県南陽市赤湯2836
JR赤湯駅より車で15分、駐車場:20台

数々の賞を受賞した実績を持つワイナリー

(有)大浦葡萄酒

大通り沿いにあり大きな看板が目印

JR「赤湯駅」から車で3分ほどの距離にある、昭和14年(1939年)に創業された「大浦葡萄酒」。
カベルネ・ソーヴィニヨン、デラウェアなど、ぶどうの品種ごとの個性を活かし、量より質を重視したワイン造りが特徴のワイナリーです。
ぶどうだけではなく、リンゴやサクランボ、すももなどのワインも造っておりこちらも大人気。

創業当時からある蔵を改造して造られたワインセラー。

美しく整頓されたワインセラー。店舗から覗くこともできます。
ここで熟成されたワインは、数々のコンテストで絶賛。特に「日本で飲もう最高のワイン」では3年連続(2019年1月現在)受賞と勢いが止まりません。

ラインナップが豊富ですので、どれにしようか迷ってしまいます。飲んでみたいと思わせるネームとワインラベルのデザインは秀逸です。
「大浦葡萄酒」をいただいたのですが、家族から「なぜもっと買ってこなかったんだ」と怒られてしまいました。さすが「ゴールドメダル&コストパフォーマンス賞」を受賞したワイン、美味しかったです。

【営業時間】
9時~17時
【定休日】
不定休(※年末年始お休み。要確認)
【アクセス】
山形県南陽市赤湯312
JR赤湯駅より車で6分、駐車場:15台

庶民の晩酌を救った一升瓶ワイナリー

(有)佐藤ぶどう酒

大きな玄関の右横が売店の入り口です。

JR「赤湯駅」より車で10分。閑静な住宅街に佇む「佐藤ぶどう酒」は、創業昭和15年(1940年)「金渓ワイン」の名で人気のワイナリーです。

様々なメディアにも取り上げられたそう

工場に併設されている売店、どこかホッとする懐かしい雰囲気でした。
こちらの定番人気のワインは一升瓶の「金渓ワイン」。金渓の語源は、金が獲れた渓谷にぶどう栽培を始めたからだそう。
一升瓶と言えば1800ミリリットル。これだけの量のワインが税込みで2106円(2019年1月現在)というのだから、お買い得すぎます。

こちらが一升瓶の金渓ワイン

一升瓶のワインが、佐藤ぶどう酒で生まれたのは戦後すぐのとき。これまで飲んでいた日本酒が簡単には手に入らなくなり、晩酌が常の山形の庶民にとって辛い時代だったそう。
そこで登場したのが一升瓶のワインというわけです。
ぜひ当時の山形を想いながらいただいてみては?

【営業時間】
9時~17時(12時~13時は昼休憩のためお休み)
【定休日】
不定(※要確認)
【アクセス】
山形県南陽市赤湯1072-2
JR赤湯駅より車で8分、駐車場:8台

〆の一杯:飲んだ後は赤湯ラーメン

瀧上海 赤湯本店

JR「赤湯駅」から車で10分。お昼や夕食時になると、行列ができる人気ラーメン店「瀧上海 赤湯本店」がシメにオススメ。

昭和33年(1958年)の開店以来、地元の方はもちろん多くの旅行者をも虜にしたのがこの「赤湯からみそラーメン」。
香りよい青のりと醤油ベースのスープがもちもちの中太麺に絡まり、コクのある辛みそが刺激になって、箸が止まりません。山形に数店舗ありますが、こちらが本店。
お宿のチェックアウト後、連泊のお昼などにいかがです?

【営業時間】
11時半~19時
【定休日】
毎週水曜日
【アクセス】
山形県南陽市二色根6-18
JR赤湯駅より車で5分、駐車場あり

いかがでしたでしょうか。赤湯温泉のある南陽市にはこのほかに新たに2つのワイナリーが誕生するそう。人気になりすぎて手に入れるのが難しくなる前に、ぜひ赤湯温泉へ訪れた際に寄ってみてはいかがでしょう。

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