FOLLOW一休コンシェルジュをフォロー

FOLLOW一休コンシェルジュをフォロー

奥湯河原の「泊まれる料亭」で四季の花木に安らぐ
クローズアップ

奥湯河原の「泊まれる料亭」で四季の花木に安らぐ 海石榴 つばき(神奈川県/湯河原)

箱根の山懐に抱かれること40年以上。東京から電車と車で90分ほどの地に「海石榴 つばき」は佇んでいます。渓谷沿いの2万坪の敷地には、屋号の由来となる椿が約100種類2000本も植えられ、季節ごとに様々な姿を見せてくれます。老舗と呼ぶにふさわしい歴史あるお宿。でも古さは一切なく、不思議と新しさを感じます。

味わい深く、歴史を感じさせる調度品

数奇屋造りの趣を感じつつ玄関を入ると、心地よい静寂が優しく包んでくれます。ロビーからは池庭が見え、季節ごとに一期一会の姿と出会えることでしょう。ロビーで抹茶と和三盆の和菓子をいただき、やさしく癒やされてからお部屋へご案内。今回は、国内外の要人の方々も逗留するという迎賓館のお部屋をご紹介します。

客室はわずか5つ。「春曙紅」「西王母」とお部屋の名前は椿の品種名に由来します。注目していただきたいのは、お部屋の入口にある温もりを感じさせる灯り。通常、木や竹の枠に紙を貼り中から明かりを灯しますが、こちらは木の板を薄く削り、淡い光がこぼれるように細工を施しています。創業当初からあるこの行灯。同じものを作ることは現在では難しいそうです。

季節によって色彩が変わるお部屋

お部屋に入ったら、まず明かりはつけずにカーテンを開けましょう。

新緑、紅葉、雪と大きな窓から見える四季の景色が非日常へ一瞬で誘ってくれます。

新緑の季節には、窓からの光でお部屋がエメラルドグリーンに照らされます。画像では伝えきれない、実際に行って感じてほしい美しさです。

湯面に揺らぐ幻想的な景色の美しさ

110㎡あるお部屋「春曙紅」には、16畳の本間と10畳の副室。その本間には二方向に大きな窓があり、山間の景色を堪能できます。障子やカーテンをすべて開け、畳の真ん中に寝そべると、美しい景色のなかに溶け込んでいるかのように感じます。

眺望デッキと共に特別に備えられた専用露天風呂。「海石榴 つばき」で働く方の中でも1,2を争う人気のスポットなのだそうです。檜造りのお風呂は、新品のような美しさと肌触り。湯船につかりながら、目線の先に広がる美しい緑を愛でるのは、まさに至高のひととき。

湯河原の湯の泉質をいまさら説明するのは野暮でしょうか。国木田独歩、夏目漱石といった明治の文豪が愛した湯であることが、素晴らしさを物語っています。湯上りには、ラウンジでビールやゼリーをいただきましょう。心と身体、すべてでホッとできるひとときがあります。

口福な時を心ゆくまで

夜は、「泊まれる料亭」という呼び名にふさわしい夕食が待っています。地元の新鮮な食材をふんだんに使った品々。こだわった器や、見た目にも鮮やかな盛り付けには感動を覚えるはずです。お料理は十分に満足できる量。ただ「肉は別腹」という方がいれば、ぜひ味わってほしいのが、特別料理の「葉山牛サーロインステーキ」。三浦半島の自然が育てた幻の和牛とされ、全国でも選ばれた店のみが取り扱いを許されている高級食材です。

素晴らしい景色と温泉、そして食事と空間。すべてを思う存分に味わえる「海石榴 つばき」。ふらっと寄れる距離に、こんなに素晴らしい宿があります。明治の文豪たちがこの地で、歴史に名を遺す作品を生んだように。このひとときが、新しい気づきに繋がるかもしれません。

00000445

海石榴 つばき

神奈川県/湯河原

この記事が気に入ったらシェア!

エリアから探す

人気のエリア

全国のエリア

人気のテーマ特集