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温泉の泉質と効能の豆知識
コラム

温泉の泉質と効能の豆知識

こんにちは、編集部のmikaです。「温泉のpHが肌に与える効果とは?」の記事では、水素イオン濃度(pH値)の違いによる温泉の分類についてご紹介しましたが、他にもいろいろな角度から見た温泉の分類方法があります。今回は「単純温泉」「塩化物泉」など、泉質による温泉の分類と、適応症についてご紹介いたします。

温泉は、源泉温度や含まれている化学成分、水素イオン濃度などによって様々な種類に分けられます。その中でも、一定の成分を含み、適応症に効果が認められる温泉が「療養泉」です。「療養泉」は鉱泉分析法指針に基づき、主成分によって10種類の泉質に分類されます。

1. 単純温泉

日本の温泉の中で、最も多い泉質です。肌触りが柔らかく、癖がなく肌への刺激が少ないのが特徴で、子供からお年寄り、肌の弱い方も安心して入浴できる優しい温泉です。
適応症:自律神経不安定症、不眠症、うつ状態

2. 塩化物泉

日本では単純温泉に次いで多い泉質です。塩分が主成分のため、味は塩辛く、色は無色透明。入浴することで皮膚に塩の成分が付着し汗の蒸発を防ぐので、湯冷めしにくいのが特徴です。酸性の温泉で肌の角質を落とした後、塩化物泉に入ることで肌の乾燥を防ぐことができるので、「美人の仕上げの湯」とも呼ばれています。
適応症:切り傷、末梢循環障害、冷え性、うつ状態、皮膚乾燥症

3. 炭酸水素塩泉

「美肌の湯」と言われる代表的な泉質です。肌の角質や毛穴の汚れを乳化して洗い流すクレンジング効果があり、皮膚を滑らかにします。また、不要な角質を取ることで、入浴後には皮膚からの水分の発散が高まり体温が放散されるので、「冷えの湯」とも言われます。一方で、入浴後には肌が乾燥することがあるので、保湿ケアをしっかり行いましょう。
適応症:切り傷、末梢循環障害、冷え性、皮膚乾燥症

4. 硫酸塩泉

塩化物泉と同様に、温泉成分が肌に付着することで保温・保湿効果が期待できます。炭酸水素塩泉と同様に、入浴後には肌が乾燥することがあるので、保湿ケアをしっかり行いましょう。
適応症:切り傷、末梢循環障害、冷え性、皮膚乾燥症

5. 二酸化炭素

炭酸ガスを含む温泉で、日本では比較的少ない泉質です。入浴すると全身に炭酸の気泡が付着し、皮膚から炭酸ガスが吸収されることにより血液の循環を促します。そのため、温泉の温度が低くても体が温まりやすいのが特徴です。心拍数をあまり上げずに血液の循環を良くする効果があると言われています。
適応症:切り傷、末梢循環障害、 冷え性、自律神経不安定症

6. 含鉄泉

鉄分を含む温泉で、湧き出したときは無色透明ですが、空気に触れることで温泉が酸化し茶褐色に変化します。飲泉をすることで鉄欠乏性貧血に効果があると言われています。
適応症:鉄欠乏性貧血(飲用による適応症)

7. 酸性泉

pH値が低く、その名の通り酸性度の高い温泉です。殺菌効果が高いので、皮膚病に効果があります。肌への刺激が強く、温泉成分によって肌が荒れる場合があるので、風呂上りには温泉成分が残らないように、シャワーなどで体を洗い流しましょう。湯あたりをしやすいので、注意が必要です。
適応症:アトピー性皮膚炎、尋常性乾癬、耐糖能異常(糖尿病)、表皮化膿症

8. 含よう素泉

よう素を含む茶褐色の温泉です。強い酸化力による殺菌作用や、コレステロール値を下げる効果、動脈硬化の予防も期待できます。よう素を過剰に摂取すると甲状腺肥大を起こすことがあるので、甲状腺機能亢進症の方は注意が必要です。
適応症:高コレステロール血症(飲用による適応症)

9. 硫黄泉

卵が腐ったような強い臭いが特徴です。殺菌作用が高く、アトピー性皮膚炎などの皮膚病に効果があります。肌への刺激が強いので、シャワーなどのお湯で体に付いた温泉成分を洗い流してから上がりましょう。効果が高い分、湯あたりをしやすい温泉でもあります。
適応症:アトピー性皮膚炎、尋常性乾癬、慢性湿疹、表皮化膿症(硫化水素型については、末梢循環障害を加える)

10. 放射能泉

ラドンを含む温泉で、微量な放射線で体に負担をかけることにより免疫力を上げる「ホルミシス効果」から、「万病の湯」と呼ばれています。湯あたりを起こしやすいので、注意が必要です。
適応症:高尿酸血症(痛風)、関節リウマチ、強直性脊椎炎など

ただ入浴するだけでも気持ちの良い温泉ですが、泉質ごとの特徴を知れば、より効能を感じることができるかも知れません。目的や症状に合った温泉を選んで、健康的な温泉ライフを楽しみましょう。

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