茶道文化を体現する伝統建築・数寄屋造りの宿が点在する京都。洗練された和の空間と静寂に包まれながら、ゆったりとした時間を過ごせます。庭園を眺め、季節の味覚を堪能し、趣に浸る特別なひとときを楽しんでみては。今回は、夏の京都で訪れたい数寄屋造りの宿をご紹介します。
目 次
1.時を重ねた数寄屋造りに憩う老舗宿
柊家旅館(京都府/京都)

創業から200年以上、京都の歴史とともに歩んできた「柊家旅館」。国の登録有形文化財に登録された本館は、木造の数寄屋造りです。江戸末期から昭和までの風情が感じられますよ。館内にある明治時代の面影を残すライブラリーも魅力です。夕食には、季節の移ろいを映した京懐石を。朝食は、京の湯豆腐や焼き魚など、心と身体にやさしい料理をいただけます。夏の喧騒を離れ、古都の美と静けさを味わえる滞在が叶うでしょう。
柊家旅館
京都府/京都
2.数寄屋造りの趣を楽しむ、しっとりとした夏のひととき
炭屋旅館(京都府/京都・中京区)

「炭屋旅館」は、静寂と和の趣に満ちた宿。木の温もりを感じる数寄屋造りの空間に、細やかな心づかいが息づく客室で、穏やかなひとときを過ごせます。滞在中は茶道体験(有料/要予約)に参加し、日本文化に触れるのもおすすめ。夕食には、旬の京野菜をいかした京懐石が一品ずつ客室に運ばれ、銘酒とともにゆっくりと味わえます。大浴場は客室ごとの貸切制(無料)。各客室にもコウヤマキの浴槽が備わり、清々しい木の香りとやわらかな湯ざわりに癒やされます。京都情緒に浸れる宿です。
炭屋旅館
京都府/京都・中京区
3.天橋立の絶景と独自の美意識に浸る、特別な滞在
文珠荘松露亭(京都府/天橋立)

「丹後天橋立大江山国定公園」内に佇む宿「文珠荘松露亭」。阿蘇海に面した木造総平屋の数寄屋造りで、全6室です。心地よい風を感じられる半露天風呂付の客室もあり、天橋立の景観を眺めながら寛げます。館内には唐紙や美術品が随所に採用され、独自の美意識が息づいているのも魅力。美肌の湯といわれる天橋立温泉も楽しめます。夕食は、日本海の旬の味覚を取り入れた創作料理です。阿蘇海と日本庭園に囲まれた個室食事処で、季節の滋味をじっくり堪能してみては。
文珠荘松露亭
京都府/天橋立
4.名庭と美食が織りなす、南禅寺の別世界
南禅寺参道 菊水(京都府/南禅寺)

約800坪の敷地に、名庭師が手掛けた庭と日本建築の粋を凝らした数寄屋造りの建物がある「南禅寺参道 菊水」。客室は、和を基調としながら、上質で温かみのあるモダンな雰囲気です。ゆったりとしたバスルームには、ひのきで縁取られた十和田石の浴槽が。いずれも庭を感じられる設えで、テラス付のタイプもあります。夕食は、京都近郊の旬の食材をいかしたイタリアン。庭と呼応する形で、美しい季節を表現した料理をいただけますよ。夏の緑を眺めながら、心満たされるひとときを。
南禅寺参道 菊水
京都府/南禅寺
5.京都の文化と懐石を味わう、粋な夏時間
要庵西富家(京都府/中京区)

1873年の創業以来、京都の文化とともに歩んできた「要庵西富家」。全8室ある数寄屋造りの客室では、京都ならではの粋な生活を体験できます。坪庭を眺めながら静かに寛げるでしょう。「数寄屋造りとモダンデザインの融合」といった客室ごとに異なる設えも見どころです。夕食は、季節をあらわす一皿から始まる懐石を。朝食は、京都ならではのおばんざいを中心とした和食です。数寄屋造りの空間と美食に身を委ね、夏の京都をじっくりと味わえるはず。
要庵西富家
京都府/中京区
今回は夏の京都で過ごす、数寄屋造りの宿をご紹介しました。宿選びの参考にしてみてはいかがでしょうか。












