冬の味覚、ふぐがおいしい季節になりました。山口県は下関や萩といった全国的に知られるふぐの漁場を抱え、良質な宿もそろいます。縁起のよい“福”にちなみ、“ふく”と呼ばれる旬の味を堪能しに出かけませんか。この時期に訪れたい山口の温泉宿を厳選してご紹介します。
目 次
1.幕末の歴史を感じる湯に浸り、ふぐのうまみを楽しむ旅
松田屋ホテル(山口県/山口市)

江戸時代から300年以上旅人を迎えてきた「松田屋ホテル」は、代々受け継がれてきた、おもてなしの心が息づく宿です。維新の志士たちが集った場所であり、歴史好きな人にはたまらない名残も。なかでも、幕末の1860年につくられた家族風呂「維新の湯」の浴槽は、高杉晋作や西郷隆盛、坂本龍馬も浸かったと伝わる歴史的文化財です。当時に思いをはせながら、文化人にも愛された湯田温泉を堪能してみては。食事は旬の素材を生かし、料理長が腕によりをかけた逸品を。冬には、うまみが深まるふぐを味わいましょう。
松田屋ホテル
山口県/山口市
2.一年中ふぐを味わえる、オーシャンビューの温泉宿
下関温泉 風の海(山口県/下関市)

「下関温泉 風の海」は、関門海峡を望む全室オーシャンビューの宿です。32の客室は、海風がそよぐバルコニーと温泉展望風呂を完備。朝は海面にきらめく光を、夜は船の明かりが揺れる景色を眺めながら、客室でゆっくり湯浴みを楽しめます。お湯は、冷え性や神経痛に効能がある塩化物冷鉱泉。体を芯からあたため、湯上がり後もぽかぽかとした余韻が続きます。夕食は、南風泊市場で水揚げされるとらふぐを中心に、料理長の技が光る会席料理を用意。一年を通してふぐが味わえるのが魅力です。
下関温泉 風の海
山口県/下関市
3.全8室のデザイナーズ旅館で、ふぐと瓦そばに舌鼓
小天狗さんろじ(山口県/下関・川棚温泉)

下関の奥座敷として知られる川棚温泉に佇む「小天狗さんろじ」は、全8室のデザイナーズ旅館。趣向を凝らした離れの客室には、すべて源泉掛け流しの露天風呂を備えます。夕食は、食材の味を丁寧に引き出した自慢の逸品を、個室食事処でゆっくりと。冬季は旨みと弾力が特徴のとらふぐを多彩な調理で味わえるフルコースも用意されています。名物の瓦そばも旅の楽しみのひとつです。カツオと昆布を合わせた特製つゆでいただきましょう。本館「旅館小天狗」の大浴場も利用でき、温泉と旬の味覚を存分に堪能できます。
小天狗さんろじ
山口県/下関・川棚温泉
4.天然とらふぐと温泉三昧で感性を刺激する滞在
やまぐち・湯田温泉 古稀庵(山口県/山口市)

「やまぐち・湯田温泉 古稀庵」は、山荘のような落ち着きと、大人の遊び心を感じる温泉宿。日本建築の趣とモダンな設えが溶け合う客室には、すべて源泉掛け流しの半露天風呂とテラスを備えます。大浴場には滝が流れる露天風呂、庭園を望むテラスには足湯も。湯量豊富な湯田温泉を存分に味わいながら、ゆったり穏やかに過ごせます。冬の楽しみは、天然とらふぐ。80年以上続く老舗ふぐ問屋が南風泊市場で競り落とした、天然とらふぐのみを贅沢に使用しています。この地ならではの素材を丁寧に仕立てた逸品は格別です。
やまぐち・湯田温泉 古稀庵
山口県/山口市
5.萩の迎賓館で味わう、名物ふぐのうにしゃぶ
萩の宿 常茂恵(山口県/萩・はぎ温泉)

1925年創業の「萩の宿 常茂恵」は多くの賓客を迎えてきた、萩の迎賓館。純和風数寄屋造りの館が、1,000坪を超える日本庭園と調和するように配され、すべての客室から四季折々の景色を楽しめます。夕食は、品格ある懐石料理。秋冬には戻りガツオやアンコウ、名物のふぐが並び、日本海の恵みを存分に堪能できます。なかでも「萩のうにしゃぶ」は萩ならではの贅を尽くした一品です。濃厚なウニのスープにふぐを潜らせ、ブランドウニ「長州の磯守」を添えて味わえば、豊かな旨みが口いっぱいに広がります。
萩の宿 常茂恵
山口県/萩・はぎ温泉
今回は、山口にある温泉宿の中から、ふぐ料理を堪能できる宿をご紹介しました。宿探しの参考にしてみてはいかがでしょうか。












