熱海駅から車で約10分。相模湾を一望する高台に佇む「THE HIRAMATSU HOTELS & RESORTS 熱海」は、全13室温泉風呂付の美食宿です。現代の名工による数寄屋造りの建築に、ひらまつならではのフランス料理が融合。“滞在するレストラン”をコンセプトに、五感すべてで熱海の恵みを堪能できます。今回一休コンシェルジュ編集部は、実際に「THE HIRAMATSU HOTELS & RESORTS 熱海」に滞在。美食・絶景・温泉に癒やされる、ワンランク上の滞在の様子を詳しくご紹介します。
目 次
迎賓館の歴史をまとう、優美な数寄屋造りの空間

お宿へと続くエントランスは、現代の名工・木下孝一棟梁による数寄屋造りの構え。建物は、とある実業家が“時代の流れで消えつつある日本文化の様式を残してほしい”という願いのもと建てた迎賓館をその土台にしているそう。地元の調香師が作ったオリジナルの香りがふわりと漂い、非日常な雰囲気が広がります。

チェックインは、ラウンジにて。かつての迎賓館としての姿をほうふつとさせる優雅な空間は、海に面して広がるテラスが印象的です。

テラスにある椅子に座ると、まるで水盤が海と一体化しているよう。空の色が美しく映り込みます。

ウェルカムドリンクのシャンパンとともに提供されるのは、地元のお菓子屋さんとシェフが共同開発したという特製レモンケーキ。地元のレモンを使用した、ここでしか味わえない一品です。細やかなおもてなしに、滞在への期待が高まります。
全室オーシャンビュー、温泉風呂付の上質客室

全13室の客室はオーシャンビューで、温泉風呂付という贅沢な造り。今回は、趣の異なる3タイプのお部屋を取材しました。まずは、今回宿泊をしたお部屋でもある「2Fツインルーム【禁煙】」。お部屋に入るとベッドルームの向こうには室内温泉風呂があり、その先には海と空の景色が広がります。

モダンなインテリアと、海を一望する広々としたレイアウトが特徴。59平米のゆとりある造りで、快適な滞在をかなえてくれます。

誰にも邪魔されないプライベート空間で、絶景と温泉を独り占めしましょう。

広々とした洗面所は開放感溢れる造り。大きな鏡の他にメイク用鏡も完備しています。

バスアメニティは「ReFa(リファ)」。天然ミルク由来のプロテインが配合されており、髪に美しい艶をもたらしてくれるとか。スキンケアアメニティは「POLA」最上級ブランド「B.A」、お風呂上がりにうれしい「AYAMA」のフェイスマスクも用意されていました。アメニティにもこだわりが感じられます。

上質な寝具で整えられたベッドルームからは、時間とともに表情を変える相模湾を見渡せます。マットレスは、大塚家具と米国キングスダウン社が共同開発したプレミアムブランド「レガリア」を採用。快適な睡眠へといざなってくれます。

リボンがかわいらしい館内着と、国産綿100%のパジャマも用意されています。

冷蔵庫のミニバーはフリーで、フランス産アラン・ミリアのフルーツジュースや静岡産のビールなども並びます。

旬のフルーツで作る特製シロップとナッツのお菓子。滞在中のリラックスタイムにぴったりです。
和の風情を満喫できる「特別室 松の間」

数寄屋造りの魅力を存分に感じられる「特別室 松の間」は、112平米の広さを誇ります。居間と寝室をメインに、内風呂(沸かし湯)と露天風呂(熱海温泉)を完備。お庭には、部屋名の由来でもある松の木が並びます。

居間の中心には掘りごたつがあり、快適にくつろげますよ。

隣接する寝室にはゆったりとしたダブルベッドが2台。寝心地の良さから、マットレスを自宅用に購入するゲストもいるそうです。


縁側からは、松の木が並ぶ日本庭園や海の優美な景色が楽しめます。

ベッドルームは2つあるので、家族や二世帯旅行でも快適。

露天風呂からは、相模湾のパノラマビューを堪能できます。ゆっくりと温泉につかりながら、癒やしのひとときをどうぞ。
ゆったりとした贅沢空間が広がる「特別室 梅の間」

次に拝見したのは、141平米を誇る「特別室 梅の間」。館内で最も贅沢な広さを持つ、格天井の意匠が美しい客室です。部屋名の由来は、庭に植えられた梅の木から。梅の花、そして梅の実と、季節ごとに表情を変える梅の風情を楽しめます。

豊かな緑と相模湾の景色に包まれる露天風呂。開放感あふれる湯浴みがかないます。


歴史と趣を感じる居間には、「特別室 松の間」と同様に掘りごたつが中央に位置し、海や緑に癒やされるひとときを過ごせます。

ゆったりとしたベッドルーム。窓の外には美しい緑が広がります。

ベッドルーム横には冷蔵庫やコーヒーなどを完備。すべてのお部屋共通で、ドリンク類が充実しています。

ベッドルームの隣には、ソファも配された贅沢な広さのウォークインクローゼットがあります。荷物を入れても十分な空間です。


チェストタンスの中には館内着とパジャマが用意されていました。

「特別室 梅の間」限定で、専用のエントランスも。他のゲストと顔を合わせることなく、プライベートな滞在を希望する方にもおすすめです。
絶景ダイニングで味わうひらまつならではのフランス料理

“滞在するレストラン”のハイライトは、海とつながる数寄屋造りのダイニングでいただくディナー。夕暮れ時は夕日が相模湾を美しく染め、日が暮れると水盤に浮かび上がるかがり火が、特別な時間を演出します。

提供されるのは、クラシックなフランス料理を得意とする料理長・猪野圭介氏と、イノベーティブな料理を得意とするクリエイティブディレクター・鈴木健太郎氏、2人の料理人の技術が共鳴した、熱海をはじめとする静岡の恵みが詰まった料理の数々。

料理長は“海のもの、山のものに恵まれた熱海の食材と地方で知り合った生産者から取り寄せる旬の食材をいかした料理を提供したい”という強い思いのもと、畑や漁港にまで直接足を運ぶそう。素材や生産者の思いに向き合いながら、遊び心を織り交ぜて提供される料理の数々は思わず笑みがこぼれるものばかりです。

金目鯛は、フランス料理の技術を用いた一品ながら、見た目はお寿司のよう。その場であぶってくださる演出もあり、こうばしい香りとみずみずしさが口いっぱいに広がります。

アジのタルタルは、クラフトジンとサワークリームを合わせたソースで爽やかに仕上げられていました。合わせるお酒ももちろんジン。ジンとのハーモニーを楽しむ大人の一品でした。

この日の鮮魚は、白甘鯛のうろこをパリッと焼き上げたもの。お米のガレットを魚のお出汁スープでいただく静岡県の郷土料理「まご茶漬け」風の演出は、フランス料理でありながら和の心を感じさせます。

デザート前に「伊勢海老塩ラーメン」を追加オーダー。濃厚ながら透き通るような海老のうま味が凝縮されたスープが心と体に染み渡る逸品です。

食後のデザートも華やか。この日のメインデザートは、巨峰と栗を使った大人のパフェです。幾層にも重なる味が至福の締めくくりとなりました。

食後にライトアップされたお宿の外を散歩すると、昼間とは違う美しい表情を見せていました。
海を望みながらいただくシェフ特製の洋朝食

翌朝は、海から昇る朝日の光を浴びながら、ゆったりと朝食をいただきました。焼きたてのパンや季節野菜のスープ、近隣で収穫された野菜を使ったフレッシュなサラダから始まる優雅な洋朝食です。

メインディッシュはエッグベネディクトと御殿場ポーク。フォークを入れた瞬間にとろっと流れる半熟卵とマスのジェノベーゼソースが絡み合い、朝から贅沢な気分に浸れるひとときでした。

チェックアウトは11時なので、お部屋に戻ってから心ゆくまで客室の温泉を満喫するのも素敵ですね。
今回は「THE HIRAMATSU HOTELS & RESORTS 熱海」を取材しました。ひらまつの美食と、絶景を望みながら誰にも邪魔されないプライベートな温泉に癒やされるひととき。ぜひ、堪能してみては。
THE HIRAMATSU HOTELS & RESORTS 熱海
静岡県/熱海












