都会の喧騒から離れ、静かな場所で寛ぎ癒されたい。そんなときにおすすめなのが、おこもり気分で過ごせて、心身ともにリフレッシュできる宿。そこで今回は、金沢エリアにあるお子様の宿泊を制限した大人限定の宿をご紹介します。
目 次
1.慶応3年創業。料理ともてなしに特化した料亭旅館
料亭旅館 浅田屋(石川県/金沢)

近江町市場のすぐ近く。秋田杉を用いた数寄屋造りの宿「料亭旅館 浅田屋」。創業は慶応3(1867年)。暖簾をくぐると、打ち水された石畳、すぐそばに石灯籠、主人を待つ“供待ち”の場。この静寂なエントランスを抜けるうちに日常のスイッチが完全オフに。金沢の只中に滞在することへの期待感が高まります。

お部屋は2階に1室、3階に2室。いずれにも坪庭があり、ゆったりとした造りです。温泉や露天風呂はありませんが、それでも訪れる人が後を絶たないのはこの宿の料理を味わいたいから。名物の「蟹キャビア」「トリュフ茶碗蒸し」だけでなく、治部煮や餡をかけていただく朝食の朝粥など、挙げればきりがないほど、一瞬で金沢を感じられる味に出会えます。

加賀蒔絵が施された文箱や季節の生花、掛け軸、もちろん器選びにももてなしの心が滲み出ていて、温かな気分で満たされること、請け合い。利用を中学生以上に限っているのも納得です。
料亭旅館 浅田屋
石川県/金沢
2.ひがし茶屋街を見下ろす高台の、魯山人ゆかりの宿
金沢料亭 山乃尾(石川県/金沢 東山)

金沢を代表する歴史ある景観の一つ「ひがし茶屋街」。その家並みを見下ろす高台に立つ「金沢料亭 山乃尾」のお部屋は、すべて離れ。そのうち「【離れ 弥生】〜ひがし茶屋街を見下ろす贅沢な朱(あか)の間〜」は、金沢らしい朱壁に彩られたお部屋。茶屋街に溶け込んだように滞在できると人気です。

明治23年(1890年)に創業した料亭旅館だけあって、北大路魯山人など、そうそうたる美食家や文化人らがこの宿の味を求めて足繁く通ったとか。日本海と白山連峰に囲まれた金沢は食材の宝庫。その地の利を生かし、食材そのもの持ち味を生かした料理をという魯山人のアドバイスを今なお守り続けています。

ぜひ味わってもらいたいのは「ウナギの白焼き」。季節があえば加納ガニやノドグロもぜひ。小学生以下は宿泊はできない大人宿で、金沢の季節の味を堪能してはいかがでしょう。
金沢料亭 山乃尾
石川県/金沢 東山
3.金沢市内で温泉も食事も楽しめる、大人の隠れ宿
金沢湯涌温泉 古香里庵(石川県/湯涌温泉)

旅先の宿には温泉露天風呂は欠かせない。しかも食事が美味しい宿がいい。そんな人におすすめなのが「金沢湯涌温泉 古香里庵」。利用を中学生以上に限ったこの宿は、金沢駅から車を40分ほど走らせた湯涌温泉にあり、金沢駅から無料送迎も行っています。

お部屋は全室スイート仕様。1階の2室は露天風呂を、2階の2室は半露天風呂を備えています。湯はナトリウム塩化物・硫酸塩泉。まずはとろりとしたその湯にざぶんと浸かり、命の洗濯をどうぞ。

湯浴みで疲れをほぐした後は、お待ちかねの食事。夕食は飲む点滴と言われる甘酒から始まる「新 北陸金沢創作懐石」で、完全手作り。質も量も、提供のタイミングも言うことなし!朝食にも特選牛のしゃぶしゃぶが登場するなど、口コミでも高評価を得ています。こぢんまりした大人の隠れ宿ですが、ここを訪れるとなぜか心が温まるのは、床暖房のせいだけではないでしょう。
金沢湯涌温泉 古香里庵
石川県/湯涌温泉
4.金沢の食文化に深く触れられる、ひがし茶屋街の宿
東山のオーベルジュ 薪の音 金澤(石川県/金沢)

美食の街として広く知られる金沢。その味を、宿内のレストランでも、市内の老舗料亭や寿司店、和食店など、提携店でも味わえるのが「東山のオーベルジュ 薪の音 金澤」。名店で夕食をと思っても、一見さんでは入りにくかったり、予約に手間取ったり。けれどこの宿の提携プランを選べば、味はもちろん、空間、器、調度、そしてもてなしに至るまで、金沢の食文化を労無く、まるごと味わえるのが魅力。

出掛けた先はまさに大人の世界で、この宿が11歳以下の宿泊は不可としているのも当然かもしれません。お部屋は4室。ちなみに宿内にあるレストラン「東山和今」の前衛的日本料理も、ぜひお試しを。少しずつ、けれど品数多く出される料理はオリジナリティにあふれ、特にカウンター席でいただけば、ライブ感も抜群です。

立地するのは茶屋が立ち並び、昔の風情が色濃く残る大人の町、ひがし茶屋街。食とロケーション双方で、金沢らしさをたっぷり味わい尽くして。
東山のオーベルジュ 薪の音 金澤
石川県/金沢
心も身体も癒してくれる、静かでゆっくりと流れる時間。大人だけが憩える宿だからこそ叶う、心づくしのおもてなしを体験してみてはいかがでしょう。












