世界最大級のカルデラ地形でも有名な熊本の名所・阿蘇五岳。その一つ、烏帽子岳に湧く温泉で身体を癒す湯治場としても親しまれてきた「地獄温泉 青風荘.」。加水をしない足元湧出の湯をはじめ、複数の源泉を有する老舗宿です。2016年の熊本地震後も変わらずに湧き続ける源泉を守りながら、野趣あふれる料理や包み込まれるような自然の景観など、阿蘇ならではの癒し体験を提供し続けています。
目 次
効能豊かな3つの源泉で体験する“地獄湯治”

開湯200年を超える地獄温泉。「地獄温泉 青風荘.」では3つの源泉をそれぞれ風情の異なる湯処で堪能できます。なかでも“奇跡の湯”とも称されるのが、足元から湧く「すずめの湯」。加水せずに新鮮なまま掛け流される湯は、全国でも珍しく、地獄温泉の象徴として親しまれてきました。肌に吸収されやすい硫黄成分を多く含むことから、かつては裸で混浴する湯でしたが、現在は老若男女が気兼ねなく楽しめるようにと、着衣入浴のスタイルが採用されています。

「元の湯」は、宿の裏山にある「たまご地獄」「元地獄」から引いた湯を備える湯処。大きな梁を巡らせた、風情ある佇まいが目を引きます。単純酸性温泉の湯は、殺菌効果が高く、湿疹などの皮膚病にも効果があるそう。(宿泊客の入浴時間:15:00~23:00/6:00~10:00)

震災後、見晴らしの良い場所に新しく造られたのが「たまごの湯」。阿蘇カルデラ内でも一番高いところに位置するこちらの湯処からは、阿蘇を一望する景色を楽しめます。湯船に注がれるのは「元の湯」と同じく単純酸性温泉となります。(宿泊客は「元の湯」と男女入れ替え制:~23:00迄「元の湯」男性/「たまごの湯」女性、6:00~10:00迄「元の湯」女性/「たまごの湯」男性)
明治の趣を残す築約100年の本館と、 観望自慢の離れ客室

熊本地震後に改修を施した本館は、もとは明治中期に建てられた歴史ある建物。木の温かみを感じられる館内に一歩足を踏み入れると、まるで100年前にタイムスリップしたような心地に。建物をぐるりと回る縁側・回り縁は、ゲストの寛ぎの場にもなっています。


「【特別室】上5番 本館2階縁側付和洋室【禁煙】」は、景色が良い角部屋で、縁側からは外輪山をはじめとする山々の連なりを一望。四季折々の自然が目を楽しませてくれます。

地獄温泉の北側の高台に佇むのは、一棟貸切の離れ客室。一面に広がる窓を開放して南阿蘇の景色を眺められる贅沢な造りです。

専用の半露天風呂に注がれるのは、もちろん源泉掛け流しの湯。温泉に浸かりながら、夕日に染まる阿蘇の山々を眺めたり、満天の星を見上げたりと、誰に気兼ねすることなく過ごせるのは、離れならでは。田舎の一軒家を思わせる縁側と専用の庭も備わるので、心地よい風を感じながら、湯上りの時間を満喫できますね。
鍋や囲炉裏料理、懐石などの豊富なコースから選べる夕食

夕食は、囲炉裏のカウンターが印象的なレストラン「山竈処(やまくど)」、または個室の懐石室「あそつみ」で。提供されるのは、阿蘇の食材をふんだんに使用した豊富なコース。

季節の鍋が味わえるプランは、地元の猟師が捕らえた猪肉・鹿肉のほか、国産の鴨肉などを使用し、それぞれの食材に合った出汁で仕上げたボリュームたっぷりの鍋コースを楽しめます。

阿蘇の食材一品一品を、目の前の囲炉裏の炭火で仕上げる「創作囲炉裏プラン」は、1日2組限定の人気コース。フレンチの調理法を取り入れた囲炉裏焼き料理をはじめ、〆のかまどご飯など、オーナーシェフ自らサービスするユニークな品々が並びます。

個室でゆっくりと食事を味わいたい方におすすめなのは、京都の料亭で修業した料理長が作る本格懐石料理のコース。料理長自ら採取することもあるという、山菜やきのこなどの厳選した食材を使用した料理は、目でも舌でも旬を感じられます。

阿蘇五岳・烏帽子岳の中腹で、地獄温泉を守り続ける「地獄温泉 青風荘.」。震災後のリニューアルを経て、古さと新しさが融合した“新しい湯治文化の発信地”としての歴史を刻みはじめています。効能豊かな掛け流し温泉に浸かり、阿蘇の自然と食の恵みに癒される……。ここでしか味わえない“地獄湯治”で、心からのリフレッシュ体験をしてみませんか。
地獄温泉 青風荘.
熊本県/阿蘇郡












