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【滞在記】京都八瀬のホテル「moksa」で叶える、アートに触れサウナでととのい、お茶で潤う体験
クローズアップ

【滞在記】京都八瀬のホテル「moksa」で叶える、アートに触れサウナでととのい、お茶で潤う体験 moksa(京都府/京都八瀬)

「moksa」のコンセプトは“再生”。シンプルにホテルに滞在することによって、十分「生まれ変わる」感覚は体験できますが、さらに深く再生を感じられるようにと「moksa」では、テーマに沿ったさまざまなサービスが用意されています。今回は、1記事目では紹介しきれなかった、さらなるホテルの魅力をあますことなくご紹介します。

想像以上の良きものに出会えるホテル

「moksa」の館内に入るとおのずと目に入ってくるのが、さまざまなアート作品です。まずラウンジで目を引いたのは、いろいろな素材で制作に挑む陶芸家・廣谷ゆかり氏の藁を使った立体的なオブジェ。

このほか、書家・新城大地郎氏のダイナミックな作品や、彫刻家・陶芸家の沓沢佐知子氏が手掛けるユニークな作品「moksa jin」など。レストランに廊下にと、館内の至る所で、ごく自然にアート作品に触れられる楽しさがあります。「moksa」は、海外の雑誌で取り上げられたこともあり、館内のアートを目的に訪れる人も多いのだとか。こうした環境に身を置くことで、閉じていた感性が刺激され、磨かれる気がします。

タイプの異なる3種のサウナ

ホテルが立つこの地に伝わるのが「八瀬の窯風呂」。古くは壬申の乱で背中に矢を放たれた大海人皇子の傷を癒すために村人が献上したと言われています。この逸話にインスピレーションを受けて作られたのが、完全予約制のプライベートサウナ「蒸庵」です。

サウナ愛好家にとって聖地と呼ばれている静岡県「サウナしきじ」の娘・笹野美紀恵氏が、タイプの異なる3種のサウナをプロデュース。サウナにはお好きなタイミングで入れるよう、事前に予約しておくのがおすすめです(別途料金)。

時間が来たら、レセプションで風呂桶とサウナハット、サウナ部屋の鍵を受け取ります。

サウナ初体験の人には、手順を詳しく説明した冊子もあるので安心です。

ピンクのライトが印象的な「美蒸」は、体内のコラーゲンを活性化させる特殊な光を用いたミストサウナ。温度は控えめなので、サウナ初体験の方や、熱いのが苦手という方に良いかもしれません。

こちらは、美肌効果を期待する女性に人気だそう。

1記事目でも紹介した“炭化した薪”をイメージしたサウナ「炭蒸」。水風呂には比叡山の地下水を利用しているそうで、入ってみると、たしかにキーンとした冷たさではない、やわらかな印象がありました。

「炭蒸」のサウナ空間。完全貸切なので、周囲を気にすることなく寝ころんだり、好きな姿勢になったりできるのが嬉しい。心置きなくサウナを満喫できます。

こちらが比叡山に多く自生し、仏教や神道でも神聖な木材とされる檜をテーマにした「檜蒸」。広々とした更衣室にはリクライニングチェアもあり、クールダウンの時間も横になってゆったりと過ごせます。

備え付けの冷蔵庫には、ミネラルウォーターのほか、果汁100パーセントのプレミアムスパークリングジュース2種、ノンアルコールのスパークリングワイン、フルーツまで。

サウナでみっちり90分。滞在中、しっかりと自分と向き合うことで、本来の自分を取り戻す感覚がありました。まさに整い、再生する。ゲストの中には、3種とも入るという強者もいたとか。

至福を約束してくれる、多彩なお部屋

「moksa」のお部屋は全部で31部屋。案内していただいた「デラックスツイン」は、寛ぎの畳スペースもありました。

60平米ある「moksaスイートツイン」は、窓越しに苔庭がよく見えます。

「エグゼクティブスイートツイン」のお部屋にあるのは、枝垂れ桜がすぐ目の前に見えるお風呂。妖艶な枝垂れ桜で有名な、円山公園の桜と同じDNAだそう。また「デラックスリバーツイン」は、2部屋を繋げられるコネクティングルームにもなっていて、3世代旅行にもぴったり。いろいろなタイプが用意されています。

ホテルが緑豊かな環境にあるおかげで、どのお部屋を選んでも迫り来るような自然が身近に感じられる仕様になっており、春夏秋冬とどんな表情を見せてくれるのか、季節ごとに訪れたくなります。

夜の晩酌&お夜食サービス

薪火料理のディナーが終わったあとに手渡されたのが、お夜食用のお稲荷さん。フルコースをいただいたあとで「食べられるかな?」と思ったのですが、庭を散策したり、サウナに入ったりして過ごしていると小腹が減ってきて、ありがたくいただくことに。こうした、ちょっとした配慮が嬉しいですね。

美しいお点前を楽しめるお茶体験

日によっては朝9時と10時に、カウンター「帰去来」でお茶を淹れてくれるサービスが。茶葉の種類によっては別料金のメニューもあります。

著名茶人・堀口一子氏に手ほどきを受けたスタッフが、丁寧にお茶を淹れてくれます。

詳しい茶葉の説明を聞いたあとに、どの茶葉で淹れてもらうかを選びます。この日いただいたのは、日本でも人気の高い台北・小慢(シャオマン)の貴重な白烏龍茶。

パティシエが作ったお茶菓子と共に、1煎目、2煎目、3煎目と味の変化を楽しみます。使っている茶器のセレクトは、数々の人気ホテルをプロデュースしている福田春美氏。茶道に通じるような美しい所作で淹れてもらうお茶と、隅々までセンスの良さが光る空間で過ごす時間。とても貴重な体験となりました。

最後に紹介したいのが、日本庭園です。アート作品、サウナ、お茶については魅力がすでに知られ、これらを目的に訪れるゲストも多いそうですが、皆さんが一様に驚き、感激するのが日本庭園だそう。1記事目でも紹介した通り「moksa」の日本庭園は、すぐ近くにある瑠璃光院の庭を手掛けた庭師さんが造作したのではないかと伝えられています。

人気スポットの瑠璃光院が春夏秋の期間限定で公開される際には、その美しい庭園を見ようと行列ができるのだとか。ですが、ここ「moksa」の日本庭園も本当に美しく、瑠璃光院を思わせるような、幻想的な雰囲気に包まれています。ホテルに到着したときも、エントランスからその一端を垣間見ることができたので、チェックインもまだなのに、思わず吸い込まれるように庭園へと進んでしまったほど。「ホテルでこんなに美しい庭園が見れるなんて」と、思わぬギフトをもらったような感覚があり、ゲストの皆さんが感激される理由も分かったような気がします。

「moksa」で掲げている“再生”のコンセプト通り、自分を取り戻すような体験となった1泊2日の滞在。京都八瀬という特別な環境にあること、かつ、充実したサービスが館内で受けられること。「moksa」を訪れるなら、あえてどこにも出かけない過ごし方を提案したいなと思います。

00002971

moksa

京都府/京都八瀬

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