オーベルジュとは、郊外や地方にある宿泊施設を備えたレストランのこと。その土地の旬素材を活かした本格的な料理を、ゆったりと堪能できるのが最大の魅力です。
今回は豊かな自然に囲まれた関西エリアで、美食を満喫できる個性豊かなオーベルジュをご紹介します。
目 次
1.悠久の奈良を五感で体感できるスモールラグジュアリーな宿
L ‘ AUBERGE DE PLAISANCE 桜井(奈良県/奈良)

悠久の歴史に抱かれる奈良。歴史と文化が色濃く残る桜井に立つ「L ‘AUBERGE DE PLAISANCE 桜井」 は、全国でレストランやホテルを展開する「ひらまつ」が初めて手がけたオーベルジュ。“豊かな自然と歴史の息吹に思いを馳せながら、美味しいものをじっくり堪能できるように”との願いを込めた、全9室の小ぢんまりとした宿です。


「エグゼクティブスイート【禁煙】」ほか、客室の天井には日本三大美林の1つである吉野杉、灯りには吉野檜を使用するなど、奈良のエッセンスを取り入れた木の温かみが魅力。里山の風景の中、心穏やかな時を過ごせることでしょう。レストランでは、フレンチの技法を取り入れながら、大和野菜や大和牛、大和肉鶏といった豊かな地元食材を用いた、その場所ならではの料理を堪能できます。心和む景色を眺めながら滋味深い味を噛みしめるたび、奈良の奥深さをしみじみと感じられそうですね。
L’AUBERGE DE PLAISANCE 桜井
奈良県/奈良
2.近江・比良の森の静寂に包まれてその土地の恩恵にあやかる
オーベルジュ メソン(滋賀県/近江舞子)

JR西湖線・近江舞子駅からほど近い場所に立ちながら、周囲を森に囲まれ、心地よい静寂に包まれる「オーベルジュ メソン」。北米より資材を直輸入し、アメリカンクラフトマンが組み上げたという重厚なログハウス「比良別邸」をはじめ、海外の洒落た別荘地に迷い込んだかのような異国情緒に心弾む施設です。この「比良別邸」のほか「ログコテージ」「本館ハナレ」はペット同伴もOK。大切な家族と一緒に旅を楽しめます。


2023年5月より、食事はモダンイタリアンが提供されるようになったばかり。近江牛やジビエの鹿肉をはじめ、近江野菜や近江鴨など、そのときどきの土地の恵みである旬の食材をたっぷり味わえます。未就学の小さなお子様連れも、お部屋食で施設自慢の料理を気兼ねなくいただける気配りも嬉しいですね。
オーベルジュ メソン
滋賀県/近江舞子
3.奥琵琶湖の豊かな自然×世界最高峰の料理が織りなす特別な調和
ロテル・デュ・ラク~SOWERレストラン~(滋賀県/琵琶湖)

琵琶湖の北側に位置し、手つかずの自然が残る奥琵琶湖。パワースポットとして知られる竹生島を望む、神聖な空気が満ちるエリアに「ロテル・デュ・ラク~SOWERレストラン~」は4万坪の敷地を構えています。その大きな敷地に、本館棟6室、離れのヴィラ9室の計15室のみが配されるという、贅沢な空間の造り。


2022年春にオープンしたレストラン「SOWER」の料理長に就任したのは世界最高レベルのレストランで研鑽を積んだ米国出身のシェフ。日本人が長年親しんできた発酵文化などに着目し、その土地ならではの“風と土”を再解釈した「KOHOKU(湖北)キュイジーヌ」を提供しています。レストランは、建築や食器類に至るまで、滋賀の地域性を重視するという徹底ぶり。地元漁師や生産者から直接仕入れた安心安全な食材を使用し、匠の技により華麗に昇華した料理をいただくひとときは、さぞ格別な時間になるでしょう。
ロテル・デュ・ラク
滋賀県/琵琶湖
4.淡路島南西端の雄大な自然美と多彩な美食に心華やぐ
ホテルアナガ(兵庫県/南あわじ)

淡路島の南西端、鳴門の大渦などのダイナミックな自然にほど近い「ホテルアナガ」は、美しい海と緑に恵まれた自然豊かなリゾートホテルです。2023年3月にリニューアルした「アナガ ジャグジースイート」は、広々としたジャグジーと、おしゃれなブランコ型ソファが自慢のお部屋。心地よい泡に包まれながら、飛び切りの開放感に浸って。一方、高台に立つ「ドギー・ヴィラ」は、別荘のように寛いだ空間で愛犬と素敵な時間を過ごせます。


食事を好みで選べるのも嬉しいポイント。メインダイニング「カドー・ドゥ・ラ・メール」は、明るい空間で地元食材を活かした淡路島ならではのフレンチをいただけます。「日本料理 鮨 阿那賀(あなが)」では、天の川をイメージした庭園を望みながら、近海の魚介や淡路牛、島の野菜を用いた創作和食と鮨に舌鼓。食後は隠れ家のような「ラウンジ・バー」で余韻に浸るのもいいですね。
ホテルアナガ
兵庫県/南あわじ
5.淡路島の食材を3つの趣の異なるフレンチで堪能する“口福”
オーベルジュ フレンチの森(兵庫県/淡路島)

神戸淡路鳴門自動車道「淡路IC」を下りて約10分の所に立つ「オーベルジュ フレンチの森」は、おとぎの森に迷い込んだかのような、非日常感をたたえた施設です。客室は、フランスの邸宅を思わせる重厚さと華やぎで統一されつつも、3つの棟では、それぞれ淡路島の旬の食材を活かした趣の異なる本格フレンチを味わうことができます。


和×フランス料理のフュージョンが楽しめる「La Rose ラ・ローズ」では、ソムリエの資格を持つシェフが厳選したワインと料理のベストなマリアージュを提案。特別な日に味わいたい料理です。「Grand Baobab グランド ・バオバブ」は、島に自生する植物の木材や葉を使った燻製や炙り料理をカジュアルにいただけます。「Prince Etoile プランス・エトワール」は、グルメが注目するスペイン・バスク地方の伝統料理とフレンチを融合。大人に許された小さな夢の森で、心ゆくまで美食を味わいたいものですね。
オーベルジュ フレンチの森
兵庫県/淡路島
今回は、豊かな自然の中で美味しい食事が楽しめる関西のオーベルジュをご紹介しました。心地よい空間に抱かれながら、地元食材を活かしたこだわりの料理をいただける宿ばかりです。オーベルジュならではの贅沢なひとときを味わいに、美食の旅へ出掛けてみませんか?












