トラベルWEBメディア「一休コンシェルジュ」と、全国1300軒を超える酒蔵や数万を超える日本酒情報を知る日本酒ソムリエサイト「Sakenomy」の共同企画。
今回は、佐賀県の人気酒蔵に聞いた“佐賀に来たらぜひ宿泊して欲しいおすすめの宿”です。地元の酒蔵がおすすめする宿を、酒蔵の推薦コメントとともに紹介します。
佐賀の幸を使った食事や温泉、四季折々の美しい風景など、佐賀の魅力が詰まった宿が大集合!美味しい日本酒と共に楽しみたい素敵な宿で、至福のひと時をお過ごしください。
目 次
1.西松浦郡:有田焼に囲まれたコンパクトなオーベルジュ
arita huis(佐賀県/西松浦)
お勧めしてくれたのは・・・代表銘柄「古伊万里 前」
古伊万里酒造有限会社 /前田 くみ子さん
「有田焼の卸団地『アリタセラ』内にあるホテルです。周辺はすべて有田焼の販売店に囲まれており、400年以上の歴史を誇る磁器発祥の地、有田の雰囲気を存分に楽しめます。arita huisさんを訪れたなら、佐賀の日本酒とともに有田の器で食事を愉しむのがおすすめのスタイル。ぜひお気に入りの器を探してみてください。」

春は有田陶器市、秋は陶器祭りなど季節ごとにイベントも開催され、有田町全体が活気づきます。そんなイベントの時などにぜひ訪れたい宿が、「arita huis(アリタハウス)」です。無駄をそぎ落としたコンパクトな造りが特徴のオーベルジュスタイルで、「あなたの帰る場所になる」をコンセプトとした唯一無二のひとときを過ごせます。10室の客室と8席の臨場感あふれるカウンターキッチン、そして落ち着いた雰囲気の8つのテーブル席で構成されており、こぢんまりとした居心地の良い空間です。

arita huis自慢のディナーは、増永琉聖シェフが作り上げる魚介の創作フルコースです。常連客の中にはディナー目当てで宿泊される方も多いのだそう。
佐賀・長崎の新鮮な魚介と佐賀県産のお野菜を使い、旬の一皿にこだわっています。旬の材料に合わせて1皿ずつ内容が変わるのも、arita huisのディナーコースの特徴です。品数はデザート含め11~14皿なので、2~3ヶ月かけてコースの全容がゆっくりと移り変わります。
「arita huis」ホームページ https://aritahuis.com/
2.武雄市:御船山楽園の中に佇む清閑な宿
御宿 竹林亭(佐賀県/武雄温泉)
お勧めしてくれたのは・・・代表銘柄「七田」
天山酒造株式会社 /七田 謙介さん
「『ミシュランガイド福岡・佐賀 2014 特別版』で最高評価を獲得された、特別な日に相応しいお宿です。各部屋に露天風呂があり、御船山楽園との一体感のある眺望は圧巻。特に専用散策路から御船山楽園と客室を自由に往来できる4部屋では、非日常感を感じることができるでしょう。」

四季の風情を映す15万坪の庭園、「御船山楽園」の中に静かに佇む数寄屋造りの宿。広大な敷地に客室はたったの11室という贅沢な造りで、落ち着いた和の情緒に心和むひとときを堪能できます。
鍋島の殿様が狩野派の絵師に作らせたという名庭を生かし、その景色に包まれるような趣が異なる部屋は開放感に溢れ、ここでしか体験できない時間が流れます。4月の桜、5月のつつじ、秋のもみじなど、数十万の木や花々が四季折々に色づく様子はもちろん、庭園のライトアップなど、昼夜で表情を変える庭園を散策できるのは宿泊者だけの特権です。

食事は素材選びや調理、盛り付けはもとより、お食事処の設えや雰囲気、眺望、季節感に至るまで心を配り、御船山楽園に寄り添う宿に相応しい献立に仕上げます。
宿から徒歩約3分の姉妹施設「御船山楽園ホテル」の敷地内には、チームラボの6作品が常設展示されています。また、「御船山楽園ホテル」の大浴場は今行くべきサウナ施設ランキング「サウナシュラン」で3年連続グランプリを受賞しています。御宿 竹林亭にご宿泊のお客様は、どちらも無料で利用可能です。
御宿 竹林亭
佐賀県/武雄温泉
3.嬉野市:五感で嬉野茶を嗜む宿
茶心の宿 和楽園(佐賀県/嬉野)
お勧めしてくれたのは・・・代表銘柄「東一」
五町田酒造株式会社 /瀬頭 一平さん、結美さん
「佐賀の地酒を少量から飲み比べできるこちらのお宿。冷酒は6種類、熱燗や梅酒も、幅広く堪能できるのが魅力です。夕食では佐賀牛や若楠豚などの佐賀県のブランド肉を中心に、佐賀ならではのお料理を佐賀の地酒や有田焼・吉田焼などの器とともに愉しめます。」

「お茶を五感で体感する宿」を掲げる和楽園。その名の通り、大浴場露天風呂の「露天茶風呂」をはじめ、滞在の各シーンでお茶を使った茶心のおもてなしを体験できます。
露天茶風呂は、日本三大美肌の湯にうたわれる嬉野温泉の源泉に、嬉野茶を加えたというここだけのオリジナル風呂。浴場内に設置された石造りの大きな急須から、お茶の成分をたっぷりと含んだ温泉が注がれています。お茶に浸かるという非日常的な体験の後には、お風呂のわきに用意された「お茶パック」でお肌をパッティング。体全身で嬉野茶の魅力を感じられること間違いないでしょう。

夕飯の会席料理は、佐賀県の旬の食材に嬉野茶を合わせた季節の茶会席です。すり鉢の中にお茶の葉を入れて好みのサイズまですりつぶし、食事にかけていただける「お茶すり」も楽しめます。
隣接する「嬉野鉄板焼えん」では、金曜・土曜の夜限定で嬉野のお茶農家による「Chaya Jiro the BAR」がオープンします。ここでは、お茶はもちろん、お茶×お酒の楽しみ方が人気。特に日本酒×お茶の「冷茶酒」は日本酒好きの方におすすめです。
「茶心の宿 和楽園」ホームページ https://www.warakuen.co.jp/
4.鹿島市:日本家屋をリノベーションした酒蔵オーベルジュ
御宿富久千代(佐賀県/鹿島市)
お勧めしてくれたのは・・・代表銘柄「鍋島」
富久千代酒造有限会社 /飯盛 理絵さん
「『御宿富久千代』は、富久千代酒造が開いた日本初の酒蔵オーベルジュです。宿泊者限定の蔵見学が人気で、蔵見学の後はテイスティングルームにて、こだわりの酒器に注いだ限定酒をテイスティングできます。日本酒、料理、器が三位一体となった唯一無二の体験をご堪能ください。」

築230年の趣ある日本家屋を、7年の年月をかけてリノベーションし誕生した「御宿富久千代」。酒蔵を訪れた方に何かおもてなしをしたいと考えから始まった、富久千代酒造が経営する酒蔵オーベルジュです。
タイムスリップしたかのような雰囲気の中に、モダンなエッセンスを感じられる落ち着いた佇まい。この新しく息を吹き込まれた古民家に宿泊できるのは1日1組のみです。
酒蔵見学で実際に造り手の話を聞き、醸造の現場を見ることができるのはもちろん、食事や宿泊といった体験を通して日本酒の魅力を最大限に感じることができるでしょう。

こちらでいただけるお料理の主役は、ミシュラン三つ星に輝く神楽坂『石かわ』などで研鑽を積んだ西村卓馬料理長が、直接出向いて選んだ、生産者の想いが詰まった九州の食材たち。それらをカウンター前で美しい料理に仕立てていきます。
四季折々の料理を彩る器の数々は、有田焼・唐津焼の重人作家や若手陶芸家の作品をはじめ、古唐津や古伊万里など歴史を感じる佐賀らしい器や海外のアンティークガラスの器などバリエーション豊かです。
食事と一緒にお楽しみいただきたいのは、もちろん「鍋島」とのペアリング。佐賀の食材と地酒の相性は抜群です。
御宿富久千代
佐賀県/鹿島市
5.藤津郡:竹崎がにと日本酒飲み放題が楽しめる宿
蟹のお宿 温泉旅館 鶴荘(佐賀県/藤津)
お勧めしてくれたのは・・・代表銘柄「能古見」
有限会社馬場酒造場 /馬場嵩一朗さん
「お食事と地酒を存分に堪能するならこちら!竹崎ガニをはじめとした太良有明海産の海の幸、佐賀産和牛など地元の食材を使った美味しいお料理は素晴らしいの一言。佐賀の日本酒もたくさん取り扱われており、日本酒サーバーでの日本酒飲み放題では美味しい地酒を心ゆくまで愉しめます。」

客室からの絶景に、訪れたゲストは思わず歓声をあげてしまうかもしれません。窓から見えるのは最大6mの干満の差がある有明海と、奥に見える長崎雲仙普賢岳。開放感ある窓からは心地良い風が流れてきます。
この宿での注目は、絶景だけではありません。実は日本酒好きにはたまらないエッセンスがたくさん詰まっています。佐賀の蔵元の名がつけられたお部屋の数々は実にユニーク。有田焼の陶器風呂を設置した宗政酒造の「宗政」や、馬場酒造場の「能古見」など、部屋の名前だけでも日本酒好きの心をくすぐるでしょう。昨年末に完成した、天山酒造「天山」の名が付けられたお部屋は、蔵元から木桶を譲り受け露天風呂として設置したお部屋です。

太良町の名産である竹崎かには、年間を通して楽しめます。茹でカニだけでなく焼きガニや天ぷら、季節限定のお刺身など様々な味わい方が楽しめる、カニ三昧プランが一番人気です。
カニの他にも、有明海と太良の食材を使った前菜バイキングや、佐賀県産の和牛など盛りだくさんな内容となっています。
16種類もの佐賀県の日本酒を、専用のサーバーにて飲み放題できる「日本酒飲み放題」は大好評。11月~4月限定の生絞りみかんジューサーもおすすめです。
「蟹のお宿 温泉旅館 鶴荘」ホームページ https://www.tsurusou.jp/
「Sakenomy」では全国の酒蔵・新商品情報を発信中!詳細はこちら:https://www.sakenomy.jp/
取材・文/多々羅葵(B.EAT)












