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【滞在記】母娘でゆっくり秋田旅。「乳頭温泉郷 妙乃湯」&「角館山荘 侘桜」へ
コラム

【滞在記】母娘でゆっくり秋田旅。「乳頭温泉郷 妙乃湯」&「角館山荘 侘桜」へ

新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の感染拡大に伴い、宿泊施設の営業内容が急遽変更・休止となる場合があります。宿泊施設・店舗の最新情報につきましては、当該施設まで直接お問い合わせください。

日頃の感謝を込めて、たまには母と娘だけの女子旅ならぬ『母娘旅』へ。今回私は、新緑の季節に還暦を超えた母と親子水入らずで秋田を旅してきました。

「まだ見ぬ景色と温泉、美食を楽しめそう」と、秋田を訪れることに

「たまには日常を忘れて、のんびり温泉と美味しいご飯を食べたい」そうポツリとつぶやいた母。
成人してからは時間も取れず、一緒に旅をする機会も少なくなっていたため、誕生日のお祝いを兼ねて旅行をプレゼントしようと思いつきました。
旅先を決める間もとてもウキウキした様子を見せる母の姿に「旅の計画をする時間も楽しめる、旅の力はすごいな」と改めて実感。さまざまな選択肢がある中、訪問したことが無く、温泉と絶景があり、日本酒とご飯を楽しめそうな「秋田」に決めました。
宿は“秘湯”の代表格の一つ、乳頭温泉郷にある「乳頭温泉郷 妙乃湯」、角館の昔ながらの風情の中で美食がいただける「角館山荘 侘桜」の2泊3日という旅程に。

【1日目】
新幹線とバスでのんびりと「乳頭温泉郷 妙乃湯」にチェックイン

待ち合わせは東京駅で。駅弁や飲み物を見繕い、秋田新幹線「こまち」から3時間程で田沢湖駅に到着。田沢湖駅からは田沢湖を経由して乳頭温泉郷へ向かうバスが発着しています。

バスに揺られておよそ45分。田沢湖を過ぎたあたりから緩やかな山道を登り、いつしか周囲の景色はブナや白樺の森へと変わっていきます。乳頭温泉郷は十和田八幡平国立公園の中にあり、季節と共に移ろう自然の景観が自慢です。

「妙乃湯温泉前」のバス停は「乳頭温泉郷 妙乃湯」の目の前。バスから降りると宿の方が出迎えてくださいます。湯治宿のイメージが強い乳頭温泉郷ですが「乳頭温泉郷 妙乃湯」は“都会で働く女性が温泉で心と身体を癒せる宿をつくりたい”というコンセプトの宿。まさに母娘で訪れるのにぴったりだと思いました。

チェックインは「ダイニング 草庵」にて、お茶と秋田名物の「もろこし」と共に行います。あずきの粉を使った干菓子がほんのり甘く、旅の疲れが癒されます。

客室は5タイプ。今回は先達川の渓流に面した「紅葉館(もみじかん)渓流側(2020・2021年リニューアル)」に泊まりました。(※公式HPにて予約できます)
大きめの窓から見える、先達川と向かいの緑がとてもきれいです。

お部屋は洗面所とトイレ付。洗面所の鏡は金色の額縁、写真には写っていませんが、シャンデリアが付いていて女性好みの雰囲気です。

洗面所の隣に、冷蔵庫とお茶セットがありました。コーヒーはオリジナルのもの。お茶菓子と共にいただきました。

泉質の異なる2つの自家源泉で温泉三昧

一休みしたら、さっそく温泉へ。「乳頭温泉郷 妙乃湯」には泉質の異なる自家源泉が2つ、湯船は全部で8つあります。夜20時で男女入れ替え制のため、湯めぐりしたい人は夕方、夜、朝と温泉三昧をする方もいる模様。

単純泉の「銀の湯」は無色透明、とろんとした中性の柔らかく優しい温泉で、身体を温める効果が高いのが特徴。湯冷めしにくく、体温の上昇により免疫力アップが期待できるそうです。
感動したのは、巨木の根本に作られたこぢんまりした露天風呂「杜のせせらぎ」。まるで樹木から温泉が出ているようで、“秘湯”という雰囲気抜群。一番のお気に入りになりました。

マグネシウム・カルシウム硫酸塩泉の混浴露天風呂「妙見の湯(金の湯)」。基本的に濁り湯で酸性の温泉はさっぱりとした肌触り、鉄分や硫黄が若干含まれています。
混浴ですが、17~18時までは女性専用の入浴時間が定められているため、安心して入浴しました。

渓流のせせらぎと森を望みながらの湯浴みは格別で、あっという間に1時間が経ってしまいます。金の湯・銀の湯に交互に入ると、源泉の相乗効果が高まるそう。

貸切風呂「やわらぎの湯」は銀の湯で、滞在中無料で30分利用できます。今回は、2日目の朝食前に利用。人の目を気にせずゆっくりと浸かることができ、リフレッシュしました。

素朴ながら盛り付けが美しい夕食をいただく

夕食は渓流側の「草庵」または民芸家具の飾られた「ダイニング都忘れ」でいただきます。2人客ということもあり、夕食は「草庵」の渓流沿いのカウンター席をご用意いただきました。

お料理は秋田の郷土料理を中心に、旬の食材や地元の山菜を取り入れたもの。川魚のお造りや焼きたての岩魚(この時は鮎でした)の味噌焼きなど、丁寧に作られたお食事が続きます。

特に秋田牛赤ワイン煮は絶品で、もっと食べたいと思う味でした。

メインは名物「きりたんぽ鍋」または「しょっつる鍋」「だまこ鍋」。そして最近では「山の芋鍋」なども用意されているそう。比内地鶏出汁の醤油味で調理され、きりたんぽに出汁が沁み込む程度に煮込まれた、滋味深い恵みを味わえます。
秋田ならではの地酒が楽しめるのも魅力の一つ。妙乃湯ラベルの日本酒もあり、2人で盃を酌み交わします。

夕食後は渓流のせせらぎを聴きながら、客室でゆっくりと母娘で談笑。布団に入り、取り留めのない話をしているうちに、いつしか眠りについていました。

【2日目】
田沢湖を経由して「角館山荘 侘桜」へ

2日目は朝から貸切風呂に入り、腹ごなしをしてから朝食へ。「ダイニング都忘れ」のカウンター席をご用意いただきました。目の前には、4種のおかずと陶板焼きのコンロ、納豆と海苔、自家製温泉卵、昆布が乗った豆腐が丁寧に盛り付けられています。焼き魚は秋田の県魚であるハタハタと塩シャケを、民芸コンロで自分で温めるスタイル。
他にも野菜とベーコンの陶板焼き、炊き立てのご飯と味噌汁、食後にコーヒーとデザートをいただき、朝からボリューム満点の満足度の高い朝食をいただきました。

少しお部屋でゆっくりし、チェックアウト。記念撮影していると、玄関にいた宿の方が素早く出てきてくださり、写真を撮ってくださいました。お願いする前に撮影いただいて、とても嬉しかったです。

乳頭温泉郷 妙乃湯

乳頭温泉郷 妙乃湯

秋田県/乳頭温泉

コバルト色の神秘的なブルーが有名な「田沢湖」を散策

チェックアウト後は、目の前のバス亭から「田沢湖畔」へ。
もし他の温泉にも浸かりたい方は「湯めぐり帖」を購入し、循環バス「湯めぐり号」で立ち寄っても良いかもしれません。

「田沢湖畔」へは、バスで30分程。日本百景にも選ばれている景勝地・田沢湖の湖水はコバルトブルーに透き通り、思わず息をのみます。平日に訪れたため観光客もまばらで、しばし絶景を独り占め。

湖を泳ぐ魚もはっきりと見え、母がとても楽しそうに喜んでいるのを見て「一緒に来て良かった」と心から思いました。
周辺には、バス停のある「田沢湖共栄パレス」と「田沢湖レストハウス」が並んでいるので、お昼をいただくのに良いですね。稲庭うどんの工場や売店もあります。

角館武家屋敷を通り「角館山荘 侘桜」へ

足腰が少し不安なため、田沢湖駅から新幹線で角館駅まで移動し、タクシーで「角館山荘 侘桜」へ向かいます。たまたま乗ったタクシーの運転手の方がとても親切で、武家屋敷の説明をしてくれる中、10分程で田園風景が広がりました。

乳頭温泉郷の風景とも異なる牧歌的な風景を楽しんでいるうちに、茅葺き屋根の「角館山荘 侘桜」に到着。

「角館山荘 侘桜」は茅葺きの古民家を使った母屋が特徴の、懐かしさを感じられる宿。名前の由来は、藤原知家の「ふる山の岩根にふせるわびざくら 霞のうちをえこそ立てね」の歌からきているそう。広い敷地内にゆったりと配された客室は全10室で、源泉掛け流しの半露天風呂が付いています。

チェックインは母屋の入り口近くにある「囲炉裏ラウンジ」で、料理長手作りの水羊羹をいただきながら行います。
こちらで一息ついてから宿泊棟へ案内してもらいました。

今回は「和洋室」(61~62平米)の「遠雷」というお部屋。天然木にこだわり、伝統工芸桜皮細工をあしらった落ち着きのある雰囲気。広々とした和室と、ソファ付のリビング、ベッドルームのお部屋です。ベッドルームは、絨毯敷きになっています。

開放感のある窓と広めのデッキテラス。

半露天風呂は石の浴槽で、源泉掛け流し。pH9.6の温泉はアルカリ性単純温泉、無味無臭、無色透明の柔らかい泉質が自慢。窓がありますが、全開にして入ることもでき、風呂場からテラスへも出られ、バスローブで行き来できて便利だなと思いました。洗い場も使い勝手が良かったです。

パウダールームは広々としていて、木箱の中にアメニティが入っています。スキンケアは「ナリス」の「マジェスタ」シリーズ。

室内の飲み物はお水、ドリップコーヒーやハーブティー、緑茶が用意されており、お茶うけに「唐土庵」の「もろこし」がありました。

冷蔵庫の「餡子玉」のお菓子、緑茶とビールも無料。
デッキへ出てビールやお茶を飲みながら、好きな時に温泉に浸かり、夕食までのひとときを過ごしました。

「分とく山」総料理長・野崎洋光氏の企画演出による夕餉

お食事は、半個室の「侘桜ダイニング」にていただきます。半個室とはいえ、扉付きのためプライバシーが保たれていて、安心してお食事を楽しめました。個室によって見える景色は異なり、石庭が見えるお部屋や自然を感じられるお部屋など、どのお部屋になるのかも楽しみの一つ。

メニューは月替わり。東京・南麻布にある「分とく山」の総料理長・野﨑洋光氏が企画演出を担当していて、彩りも華やかなお料理が並びます。

厳選された秋田の食材の本来の味を引き出した優しい味付け。細やかに手間をかけられていることが感じられます。

秋田の地酒と一緒に、〆のご飯まで、質・量共に丁度良いお食事を楽しみました。

お部屋に帰ってからは、各自の好きなタイミングでお風呂に入り、ソファでその日に撮った写真や動画を見ながら、思い出話に花を咲かせました。

【3日目】
「角館山荘 侘桜」をチェックアウト

3日目の朝は早起きをして、源泉掛け流しの貸切露天風呂を利用。宿泊者はチェックイン時に予約して30分無料で貸切できます。風のそよぐ音や、静かな山里に響き渡る湯の音をBGMに、互いの人生観や仕事、老後のことなど、普段はあまりしない話をしました。

リフレッシュしたところでお待ちかねの朝食。涼し気な2種類の豆乳ドリンクが振る舞われ、優しい甘さに、身体がご飯モードに切り替わります。

続いて、サラダとだし巻き玉子などや小鉢が登場。ドレッシングは別添えで、生野菜はシャキシャキとして、揚げワンタンの食感がアクセントになっています。あきたこまちを使用した茶粥も優しいお味。

お粥の他にご飯はお櫃でいただきます。曲げわっぱのお櫃を母がいたくお気に入りで、ずっと「欲しい」と言っていました。年を取ると職人の手仕事が光る本物が欲しくなってくるのでしょうか。
お腹いっぱいになって客室に戻り、チェックアウトの11時まではのんびりと。

チェックアウトの際に、スタッフの方から耳よりの情報を教えてもらいました。
「角館山荘 侘桜」は、角館武家屋敷通りに「角館さとくガーデン」というショップを運営されていて、さらに宿泊者は「角館歴史村・青柳家」に無料で入館できるとのこと。さっそくタクシーで角館武家屋敷通りへ。

1時間程「角館歴史村・青柳家」を始めとする周囲を散策。当時の歴史に思いを馳せ、お土産を買って帰路につきました。

角館山荘 侘桜

角館山荘 侘桜

秋田県/奥角館温泉

旅を終えて

今回は母を連れて初めての遠出だったため、交通手段や宿での過ごし方などを綿密に調査して出かけました。乳頭温泉郷と角館、大半の時間を宿で過ごしましたが、どちらもそれぞれ個性あふれる魅力があり、あっという間のように感じました。
自由に温泉に入り、快適な空間でゆっくりと何もしない時間を過ごし、女同士の話をする……。大人になってからする母との旅は、観光をあまりせずとも、他の人との旅とは違う特別な思い出になると、再確認できた旅でした。

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更新日時2021.11.10 11:37

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