しんしんと降る雪景色が美しい新潟県越後湯沢。ブランド米産地として名高い南魚沼もほど近く、豊かな里山が今も残ります。日本の原風景を彷彿とさせる場所に、威風堂々と佇む「ryugon(龍言)」。「温泉御宿 龍言」として愛された宿が、2019年7月、新たに生まれ変わりました。
雪国特有の建築美と凛とした静謐さに心満ちる

最寄りの上越線六日町駅から車で6分ほど。都心から上越新幹線に乗って1時間半ほどで着く越後湯沢駅前から、無料シャトルバスも出ておりアクセスも良好です。

車窓から見える、山間ののどかな田園風景が地域の宝であり誇り。「ryugon(龍言)」の艶やかな瓦屋根や黒塗りの板塀、渡り廊下を支える柱などが周囲の景色と相まって、どこか荘厳さすら漂います。

チェックインするレセプションは、豪雪地帯に受け継がれる「中門造」という独特の建築様式。国の登録有形文化財に指定された豪農の記憶を今に伝えています。
施設は、文化文政時代(19世紀前半)に造られた遺産的価値のある建物を積極的に移築。高松宮殿下がたびたび泊まられた格式あるお部屋もあり、重厚さの理由が垣間見えます。

客室は「Classic(古民家)」と「Villa Suite(離れ)」の2タイプ。「Classic(古民家)」は、梁や襖がどっしりとした落ち着きを醸し出す伝統的な和室。こたつでごろりと寝そべりながら、窓外の雪景色を眺める……。それだけで心が解けて行きそうです。
一棟貸し・露天風呂付きのラグジュアリーな和洋室「Villa Suite(離れ)」は、優雅なプライベートタイムを満喫できそう。丸みが愛らしいファニチャーは、雪国をイメージした宿のオリジナルライン「snow cover」。職人が無垢材を削り出すところから始めたというこだわりの家具も、部屋を居心地よく演出する影の主役かもしれません。

宿で最もハイグレードな「Villa Suite Premium(離れ)」の、開放的な大きなガラス窓から望める景色は圧巻です。部屋に居ながらにして、端正に作り上げられた大庭園を望められるのはこの客室の宿泊者のみの特権。ソファに身を委ねながら、まるで日本画のような繊細な美景を飽きるまで眺めて。

露天風呂で湯に浸かりながら、越後の四季を満喫するひとときは頑張るご自身へのご褒美。オーガニックのバスグッズや、オーガニック豆のコーヒーなど、アメニティーからもゲストへの優しい気配りが感じられます。
越後の豊穣を舌で享受する「雪国ガストロノミー」

「四季を通じて、雪国を感じる」が、豪農を受け継ぐ宿の使命でありコンセプト。宿泊者が、愉しみながら雪国を体感できる仕組みや取り組みを積極的に展開しています。リニューアルで特にこだわったという「コモンスペース(ラウンジ・バー)」は、温もりが嬉しい空間。

その中核をなす「白い囲炉裏」は、洗練されながらもほっこりできると評判です。囲炉裏を囲みながら、庭園を眺め、酒どころ新潟の日本酒やクラフトビールを嗜む……。そんな何気ないひとときもまた、旅先ならではの極上の過ごし方でしょう。
庭園にある茶室では、しっとりとした雰囲気の中でスパ体験ができます。熟練のエステティシャンによるトリートメントが受けられる「禅スパ」で、身も心もとろけそうな体験をしたいものですね。

野趣あふれる露天風呂が、旅情を誘う大浴場も魅力的。内湯には、肌に優しい温泉を長湯できるようにと腰湯を新設。空と緑が広がる露天風呂は、都会では味わうことのできない特別な開放感と癒しを堪能できるでしょう。
バスアメニティーは、地元の名酒「八海山」から生まれた肌に優しいスキンケアシリーズ「cotte」。全身で雪国・越後の恵みを感じて。

お待ちかねの食事は、雪国に受け継がれてきた食材や伝統料理を、現代的なセンスと融合させた「雪国ガストロノミー」。肉や魚類をじっくりと炭火で焼き上げる「立焼(たてやき)」が人気の“和のフルコース”をご賞味ください。
朝は、炊き立ての魚沼産コシヒカリを中心に、お口にも体にも美味しい「朝食御膳」。一口ごとに感じる、お米や滋味豊かな旬の食材の旨味に感激すること請け合いです。

降り積もった雪が少しずつ溶け出し、大地を潤していくように、「ryugon(龍言)」で過ごす時間もまたゆったりとして穏やか。慌ただしい毎日や都会の喧騒に「なんだか疲れたな……」と心がつぶやいたら、大らかな自然と優しいおもてなし、脈々と受け継がれてきた雪国の真心に触れる旅で、魂をリセットしてみませんか。
ryugon
新潟県/越後湯沢












