江戸時代から塩業で栄えた広島県竹原市。町や文化の発展に寄与したのが、塩田を所有する“浜旦那”です。
粋な大人たちが闊歩した竹原の町並み保存地区は、今なお130棟あまりの歴史香る建造物が軒を連ねています。そんな魅力的な町をまるごと、1つのホテルに見立てた「NIPPONIA HOTEL 竹原 製塩町」が2019年8月1日に堂々オープンしました。
町並み保存地区の歴史的建造物に泊まる贅沢

「NIPPONIA」とは、歴史ある建造物をホテルや店舗にリノベーションし活用することで、再び文化が息づくエリアとして地域を蘇らせるプロジェクト。「NIPPONIA HOTEL 竹原 製塩町」は、3棟の歴史的建造物がダイニングとわずか10室の上質な客室へと生まれ変わった施設です。

まちを“1つのホテル”に見立てているため、フロントやダイニング、客室は保存地区に点在しているところがなんともユニーク。
フロント棟でチェックインを済ませたら、歴史情緒漂う道を歩きながら宿泊棟へ。商家や町屋が並ぶ気品溢れる町並みを眺めながらのそぞろ歩きは、さぞ心躍る体験に違いありません。

たとえば、元料亭旅館を営んでいた建物に宿泊できる「MOSO棟」。かつての賑わいを彷彿とさせる手の込んだ設えに心ときめき、温もりを感じられる和の空間に安らぎを覚えることでしょう。

なかでも、蔵を改装した「MOSO 蔵」はプライベート感を大切にされる方にうってつけ。

1階のリビングは清潔感漂うシンプル&シックな内装。2階の寝室は、立派な梁や明かり取りの大きな窓に、歴史の深みを感じられる落ち着いた空間です。

江戸期の建築特有の趣深い空間が魅力の「KIKKO ツイン」。客室が2階にあるため、窓越しに江戸の風情が残る竹原の町並み保存地区を眺められます。白木が明るい客室は、格子や襖、畳など伝統的な日本家屋の魅力を存分に備えつつ、どこかモダンでスタイリッシュ。厳しい審美眼を備えていたであろう浜旦那衆がこの客室を見たら、きっと大のご贔屓になったことでしょう。
ブランド食材とシェフの感性が生み出す美食に感動

お食事はレトロな雰囲気が温かい「ルアン」で、ぜひ食の感動体験を。目の前に瀬戸内海が広がる竹原は、牡蠣や鱧、穴子などの新鮮な海の幸の宝庫。また煌めく海と太陽は、瀬戸内レモンなどの名物食材も育んでいます。

それらに引けを取らないブランド食材として注目を集めているのが「垰下牛」です。全国でも珍しい雌牛だけを時間をかけて丁寧に飼育し、柔らかさと旨味でグルメを虜にしているそう。竹原自慢の塩でいただく「口福」は、言葉に尽くしがたい体験のはず。

シェフの豊かな感性と、地元が誇る食材が織りなすコラボレーションは、きっといつまでも記憶に残る味わいとなるでしょう。

広島駅からわずか1時間でアプローチできる竹原市「町並み保存地区」。趣ある町並みや甍の波を眺めるだけで、いにしえの時代へとタイムスリップしたような気持ちになれる場所です。古き良きものに新たな感覚を取り入れた「NIPPONIA HOTEL 竹原 製塩町」で、温かなおもてなしに癒されながら、不思議な時間旅行を楽しんでみてはいかがですか。
NIPPONIA HOTEL 竹原 製塩町
広島県/竹原市












