高山の奥座敷と称され、情緒あふれる古い街並みが多くの人を惹きつける飛騨古川。ノスタルジックな雰囲気に溶け込むように佇む「料亭旅館 八ツ三館」は、創業160年を誇る由緒あるお宿です。

初代家主・三五郎が越中八尾(富山県八尾町)より飛騨に移り、八尾の“八”と三五郎の“三”から屋号を八ツ三とし、旅館を営んだのが始まり。
明治38年に建築され、国登録有形文化財に指定された“招月楼”、昭和初期に建築された“光月楼”、平成9年に建築された“観月楼”の3館が、まるで迷路のように連なります。
目 次
飛騨高山の旬の美食を味わう会席料理


お宿自慢の料理はプライベートが約束された個室のお食事処にて、板長おまかせの月替わり会席をいただきましょう。春は山菜、夏は鮎の塩焼き、秋は山の幸、冬は氷見の寒ブリなどを中心に、四季折々に変わりゆく旬の食材を彩り豊かに調理します。

飛騨牛やとらふぐなど、その土地ならではの食材も忘れてはいけません。飛騨の美食を思う存分堪能しましょう。

そんな料理と一緒にいただきたいのが「利き酒セット」。飛騨古川にある2軒の造り酒屋から選りすぐった美酒の飲み比べを楽しむことができます。
清らかな水で造る地酒は、どれも滑らかな味わい。料理の美味をより引き立ててくれます。

朝食は朴葉の上に味噌を乗せ、山菜やきのこなどを合わせて焼きあげる飛騨の郷土料理「朴葉味噌焼き」を召し上がれ。香ばしい香りは、炊き立ての白飯と相性抜群です。

その他にも、わらを編んだ“こも”で豆腐を包み、だし汁などで煮込んだ「こも豆腐」や、崩した豆腐に卵や野菜を入れて蒸したり焼いたりする「ぎせい焼き」など、在郷料理が並びます。朝からほっこりした気持ちにさせられますね。
それぞれの時代を感じるお部屋

明治、大正、昭和の時代に作られた客室は、それぞれの時代の趣を感じる設え。滞在や好みに合わせて選びましょう。

明治38年に再建された飛騨の商家造りの建物をそのまま利用した“招月楼”は、国指定登録有形文化財にも登録されたお部屋。

明治時代には製糸工場の検番宿として、多くの女工たちやその家族たちで賑わいを見せていました。当時の歴史の佇まいを全身で味わえます。

12室がすべて異なるテーマで設えられた“観月楼”は、平成9年に建設。建具から小物に至るまでお宿のオリジナルで揃えます。次の間には囲炉裏を配し、飛騨高山の奥座敷ならではの情緒を感じるお部屋です。

昭和初期に建設された“光月楼”は3室の露天風呂付き客室と1室の貴賓室が備わる、最も贅を尽くした数寄屋造りの建物。

中でも「聚楽の間」は、127平米を誇るお宿の中で最も広いお部屋です。御影石の浴槽や広々としたデッキスペースで、優雅なひとときを過ごせます。

お部屋で寛いだ後は、温泉で身体を解しましょう。
大浴場「せせらぎの湯」はジェットバスや果実を入れた湯船など、バラエティー豊かなシチュエーションでの湯浴みが叶います。

野趣あふれる露天風呂は、屋根がついているので雨の日でも安心。酒粕を入れた釜風呂や、女性限定のバラ風呂など、こちらも様々な湯船を揃えます。湯めぐりを楽しむのもおすすめです。
時代の流れを肌で感じる館内を散策

時代ごとの意匠で建てられた木造建築は、木のきしむ音や少し低めに構えた鴨居、連子窓が並ぶ細長い畳の廊下など、見所がたくさん。歩くだけで、まるでタイムスリップしたかのような心地になります。

大きな栃の木の火鉢に炭火が灯る「花の間」には、昭和初期の水屋棚に収められた数々の書籍が並びます。
お好みの本とコーヒーやハーブティーを片手に読書の時間を楽しんでみては。

その他にも鹿鳴館のような雰囲気を醸す応接室や、ゆったりと流れるBGMに包まれながら癒されるお休み処など、情緒あふれる空間の中で思い思いに過ごすことができるスペースが盛りだくさん。趣を感じながら、そぞろ歩いてみましょう。
「料亭旅館 八ツ三館」の長い歩みの中で培われた、重厚でいながらゆったりと流れる雰囲気は、唯一無二の存在です。
飛騨古川の美食と歴史を感じる、タイムスリップの旅に出かけましょう。
飛騨高山の奥座敷 八ツ三館
岐阜県/飛騨古川












