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【滞在記】仙台・秋保温泉に佇む「庭屋一如」の美力ある宿
クローズアップ

【滞在記】仙台・秋保温泉に佇む「庭屋一如」の美力ある宿 茶寮宗園(宮城県/秋保)

仙台駅から車で30分。奥州三名湯の一つに数えられる、秋保温泉が湧き出る地に佇む「茶寮宗園」。約8000坪の敷地に、美しい日本庭園と、数寄屋風建築の本館と離れを構えています。
庭園と建物の調和が心地よい、まさに「庭屋一如」と言える宿の魅力を「庭園・客室・温泉」編、「お食事」編の二つに分けてご紹介。実際に私yoshida.fが取材した生の情報を交えてお届けします。

仙台の奥座敷「秋保温泉」に佇む高級旅館

仙台・秋保エリアは、仙台駅から車で30分とアクセスが良く、奥州三名湯の一つである秋保温泉が湧き出る地として古くから愛されています。「茶寮宗園」はこの地で約30年、多くのゲストを魅了してきた名旅館です。
秋の陽に照らされた風格ある門をくぐると、ここにしかない庭園の風情を味わうひとときが始まります。

“真の日本旅館を秋保温泉に”との思いで誕生した「茶寮宗園」。門構えやエントランスからすでに上品な和の薫りが感じられます。
建物は、多くの名旅館を生んできた建築事務所が設計した数寄屋風建築。どっしりとした風格に高級感が漂っています。

館の玄関横に広がる池には、錦鯉が。池の近くに寄っただけで、鯉たちが集まってきます。総出でお出迎えしてくれているようです。(実は餌がもらえると思ってくるそう笑)

和の風情感じる美しい数寄屋風造り

数寄屋風の厳かな玄関。
雨の日は、スタッフの方が番傘でお出迎えしてくれるそう。なんとも風情がありますね。

木の温かみを感じる純和風のロビーは、不思議と懐かしさを覚えます。
広々とした空間で椅子に腰かけ、お庭を眺めてみましょう。時間を忘れるほど見入ってしまう方もいるのではないでしょうか。

ロビーから離れへ向かう通路もまた美しい。陽の光を浴びて輝く廊下と庭園へ進んでいくと、能の舞台に立っているような気分になります。
伊勢神宮の茶庭や成田山新勝寺を手掛けた職人さんが作り上げた庭園だそう。全ての景色が芸術作品のように感じられる、まさに「庭屋一如」の宿です。

離れタイプの10室のお部屋で上質な和の薫りを感じる

庭園内に佇む離れは、数寄屋風建築の趣ある設え。
清らかな空気が漂い、これから体験する上質な時間への期待感を増幅させます。

西側離れの廊下は全て畳敷き。一歩進むごとに、俗気が落ちていくのを感じ、懐かしくも洗練された空間に魅了されます。

全10室の離れは、それぞれ設えが異なる二間続きのお部屋。うち9室は、掛け流しの温泉がお部屋で愉しめます。
今回、ご紹介するお部屋は「蓬莱」。

10畳と8畳の和室のお部屋。天井が高く圧迫感なく寛げる空間です。
大きな窓の手前には、障子の下半分がガラスになっている雪見障子。冬になれば、その名の通りお部屋に居ながら雪化粧された素敵なお庭を眺められるなんて贅沢ですね。

お部屋からも美しいお庭を眺められるよう、窓一面が総ガラスに。流れる小川のせせらぎが優しく聞こえ、和の情緒を堪能できます。
お部屋はこの離れ10室と本館に16室あり、離れのみお食事は部屋食となっています。
古き良き旅館のおもてなしを味わいたい方は、離れでの滞在がおすすめです。

日本画のような庭園美に魅了されて

お部屋はもちろん、廊下や階段の踊り場など、館内のいたるところでお宿自慢の日本庭園を愛でることができます。

廊下には職人手作りの椅子がさりげなく置いてあり、座りながら窓越しの美しい庭園を味わえます。

本館客室に向かう際、階段の踊り場に映る景色。階段を上った先で突然出会う庭園の姿に息をのむでしょう。

本館にある客室への通路にも、灯籠や庭石を生かした小さな和の庭園。
本当にどこにいてもお庭の癒しを感じられるお宿です。

名湯秋保温泉を庭園の風情と共に

「茶寮宗園」のお風呂は、大浴場の内風呂と露天風呂、離れの客室露天風呂で構成されています。写真は、庭園大浴場「陽明」の内風呂。バスタオルとタオルは脱衣所に用意されているので、手ぶらでどうぞ。

内風呂の先にある露天風呂。鳴子温泉、飯坂温泉と共に奥州三名湯の一つとして数えられる秋保温泉。
かの伊達政宗も愛した名湯は、身体の芯から温かくしてくれます。

夜になると表情が一変。23時に庭園の照明が消えると、いっそう幻想的な雰囲気に。一味違った秋保の湯を堪能しましょう。深夜1時~早朝5時の間は入浴できないのでご注意を。

幻想的な夜の日本庭園と館内設えの美

庭園は夜にライトアップされ、昼間とは異なる妖艶さが加わった景色になります。

能の舞台のように感じた廊下も、より厳かさが増して異次元に迷いこんだよう。

明かりが館内に灯されると、昼間には気が付かなかったお宿のこだわりの小さな設えは、夜になると見ることができます。
例えば、ロビーとラウンジを結ぶ通路の上のガラスの設え。明かりに照らされると「梅の花」が浮かびあがります。

廊下の明かりもとてもお洒落。ひとつひとつに遊び心が潜んでいて、それを見つけた時に楽しさも。

本館通路にも明かりが灯り、モダンな雰囲気に。
お庭もそうですが、館内も夜になると景色が一変。暗くなったら少し館内を散歩してみてはいかがでしょう。
東京から新幹線と車で2時間ちょっとの距離にある「茶寮宗園」。
美しい日本庭園と名湯秋保温泉に癒されるひとときを過ごしてみませんか。

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茶寮宗園

宮城県/秋保

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