インタビュー

沖縄の自然に抱かれるプライベートな休日 ジ・ウザテラス ビーチクラブヴィラズ(沖縄県/読谷)

2017年秋、開業2年目にして沖縄初の「ルレ・エ・シャトー」に加盟した『ジ・ウザテラス ビーチクラブヴィラズ』。コバルトブルーの海岸沿い、美しい自然が残るロケーションに建つ、プライベート感を重視したヴィラが魅力のリゾートです。今回は東恩納盛雄支配人とのインタビューを通し、ゆったり寛ぐラグジュアリーステイをご紹介します。

沖縄の自然が残る地で過ごすプライベート・ヴィラ

―「ジ・ウザテラス ビーチクラブヴィラズ」(以下、ジ・ウザテラス)開業のきっかけについてお伺いします。ザ・テラスホテルズ株式会社5つめのホテルとして、どのようなコンセプトで開業されたのですか?

私共は1997年にフラッグシップホテルである「ザ・ブセナテラス(名護市)」をオープン以来、それぞれの個性が光る5つのコレクションホテルを手掛けております。「テラス」の由来は、南国の花園・楽園をイメージしています。大人が心身ともに癒され、非日常的な時間が流れる楽園として、「テラススタイル」と呼ぶ独自のリゾートライフをご提供し続けております。

第5のホテルとなる「ジ・ウザテラス ビーチクラブヴィラズ」の由来は地名。沖縄の企業が運営するホテルとして、沖縄の地名が全国区、海外でも認知されるよう願いを込め、ホテルの建つ地域名を用いております。ジ・ウザテラスのある「読谷村 宇座」は、沖縄本島随一の夕陽の名所、コバルトブルーの海やサトウキビ畑に囲まれた沖縄の原風景が残る場所として有名です。
「ビーチクラブヴィラズ」とは、クラブシリーズのホテルであること、バリ島で人気のビーチ沿いにあるレストランやバーの総称である、ビーチクラブのイメージを表現しています。
「自然との調和、自然への回帰」というコンセプトのもと、全室プライベートプール付きヴィラスタイルを採用。ご家族やパートナーだけで寛ぐ憩いの時間や、別荘や海外にいるかのような成熟したリゾートステイを愉しんでいただけるようなサービスをご提供しています。

―「プライベートプール」という特徴が切り口の一つですよね。

全室プール付きという施設は初めての試みでした。沖縄本島は海開きが4月と本州より早く、10月、11月くらいまでは泳ぐことができる気候ですが、四季を通してプライベートプールをお楽しみいただけるよう、一部客室は温水プール仕様にしています。

一番の魅力は “ゆったリズム”というキーワード

―「ジ・ウザテラス ビーチクラブヴィラズ」ならではの魅力、大切にされていることについて教えてください。

私たちが大事にしているキーワードは“ゆったリズム”。お客様はゆっくりとした時間を求めて、ジ・ウザテラスにいらっしゃいます。それにこたえるようにスタッフも、エントランスに入ったときから、ゆったりと落ち着いた接客を心掛けています。ウェルカムドリンクをお出しして、目の前に広がる海や潮風を感じながら、食事やエステなど滞在中のご要望をおうかがいします。「ここではゆっくり過ごせる」と、自然にゆっくり滞在されるモードに入られ、お寛ぎいただいています。もちろんお急ぎの方には、お客様のリズムに合わせるようにいたします。

―「ゆったリズム」という言葉がいいですね!こちらでゆっくりのんびりと過ごされる方が多いということでしょうか。

多分この施設を選んでくださるお客様は、それを望んでいる方だと思うので、なるべくゆっくりですね。時間に焦らず、ゆとりがある雰囲気を重視し、基本はゆったリズムですね。
ザ・テラスホテルズのコンセプトが「自然との調和・自然への回帰」なので、BGMがないのが特徴です。日中やサンセットタイムは風や波の音と共に、夜のバータイムのみピアノの生演奏などで大人のリゾートを演出しています。

―「自然との調和」という面では、自家農園「OUR FARM」での農園ツアーなども人気があるとうかがっています。

農園ツアーでは実際に見て、「採れたて」を召し上がっていただけます。今の時期(編集部注:2月下旬)はバナナにパパイヤ、トマトにイチゴも少し。ジャボチカバというブルーベリーに似た珍しい果物も栽培しており、意外と美味しいですよ。また、小麦も栽培していて、「ゴールデンウィート」というオリジナルクラフトビールの原料として使用しています。ビールは北谷町にある系列のブルワリー、「チャタンハーバー ブルワリー&レストラン」で醸造しています。
サンセット時にはホテル近くの漁港からクルーザーで北谷町のレストランまで行くこともでき、ほとんど揺れもなく安全で、地元の漁港も見られるため人気があります。

ルレ・エ・シャトーとの取り組み

―2017年秋に沖縄初のルレ・エ・シャトーに加盟されましたが、開業2年目の快挙として話題になりましたね。

きっかけは、沖縄でルレ・エ・シャトーにふさわしいホテルを探されている方からのご紹介でした。開業2年目で加盟できたことに私共も驚きましたが、ルレ・エ・シャトーの地域や歴史、環境、文化への理解と、土地ならではのおもてなしや料理を提供するという考え方など、類似点が多いことに気づきました。

―地元の名前をホテル名にするなど、コンセプト自体が、ルレ・エ・シャトーが目指している方向性に近いのですね。

地元への貢献や、共存する姿勢など、考え方やコンセプトがまさにジ・ウザテラスが取り組んでいることでした。朝食も自家農園産のエディブルフラワーでサラダを提供するなど、新鮮な地元の食材を地産地消で。

また、読谷村は文化的な地域で、三線(サンシン)の発祥地でもあります。色々な文化が生まれ、サトウキビ畑や海といった沖縄ならではの原風景も残る数少ない場所としても魅力がありますね。

―世界中の旅や食に経験を積まれているお客様に対しては、沖縄のどのような魅力を伝えていらっしゃるのでしょうか?

かつて沖縄は琉球王国として、中国大陸からの使者を長いときには、約半年間おもてなし(う・とぅ・い・む・ち)していた記録があります。料理には中国大陸にはない、昆布などを使用するなど、この土地ならではの食のエンターテインメントを。また半年間の滞在を飽きさせないエンターテインメントを提供するために、踊奉行(エンターテインメント課)という部署があり、次から次へと創作舞踊を提供していました。温故知新として、かつてのおもてなし(うとぅいむち)を現代にアレンジしてご提供できればと考えています。

ホテルのある読谷村では年に1回「山芋すーぶ(勝負)」というイベントが開催されます。昨年末、自家農園で育てた山芋を初出品したところ3位をいただきました。イベントを通して地域の活性化にもつながればと考えております。ちなみにホテルのレストランでは、山芋ステーキとして提供し、ゲストにも喜んでいただきました。
また現在、一部の料理を盛り付けるお皿に沖縄のやちむん(焼き物)を使用していますが、今後はさらに増やしていく予定です。食を通じて地域の文化や環境を継承していきたいと考えています。

―沖縄独自の文化や伝統の紹介など。本州から来ても、沖縄に対して新しい発見が多い土地だなと感じます。

いいものを現代風にして提供するためのアイデアを出し、常に進化するように料理長とも話し合っております。また他のルレ・エ・シャトー加盟ホテルとの横の繋がりが強いことも面白いと思います。それぞれのスタッフの交流やイベントなどが開催できればと考えています。

今の時代に求められる「旅のかたち」

―現在の求められている旅のトレンドとして、どのような点が挙げられますでしょうか。

ゲストが求めていることは、百人百色。ゲストが求めていることを察知し、お越しいただいた時よりも、気持ちよくお帰りいただけるようなおもてなしをご提供できればと考えております。
旅慣れた方やご家族、カップルなど、ジ・ウザテラスをお選びいただくお客様は、ヴィラでのんびりしたい方が多いので、やはり「のんびりと何もしない贅沢」を楽しんでいただくことでしょうか。

―一休.comでは「こころに贅沢させよう。」をコンセプトとしております。「ジ・ウザテラス ビーチクラブヴィラズ」が考える「こころの贅沢」とはどんなものなのでしょうか。

今の時代は時間に追われるような生活を送る感じですよね。でも沖縄では電車もなく、通勤ラッシュもないため、時間を気にせずゆったりとした空気が流れています。人間のリズムは本来日が昇って活動し、日が沈むと休む。時間ではなくて、身体のリズムに合わせていたと考えています。ときどきは、時間を気にせず一休み。日が沈んで眠くなったら眠り、日が昇ったら目を覚まし朝食をいただく。そんな「心を休める」ために来ていただけたらと。プライベート重視で自由な場所なので、本当に心が休まると思います。周りに高い建物もなく、星も綺麗。プールサイドで横になれば空しか見えません。
日々時間に追われて過ごされている方も多いと思います。加えて、PCやスマホでも身体を酷使する時代。朝日と共に目覚め、夜になったら眠りにつくという、人間本来の生活リズムで過ごすことが、心の贅沢につながると思います。ジ・ウザテラスでは、そんなゆったりとした時間と空間をご提供しています。

―改めて、「ゆったりリズム」という言葉がすべてを表しているのですね。最初からゆったりできる空気感を作られているのはすごいなと感じます。

お客様にとって心地良い「ゆったり」を心掛けております。なるべく笑顔で声をかけながら、カメラが置いてあったらお声がけしてこちらから撮るようにします。お部屋でもゆっくりできますが、ジ・ウザテラスの目の前に広がる海を見ながらお寛ぎいただけるラウンジは、まさに「ゆったリズム」。自由な時間の中で、本来の人間のリズムに戻して、リセットできるような空間であればいいですね。「やっぱり沖縄のリズムはいいな」と思っていただければ嬉しいです。

国内でありながら南国情緒を味わえ、絶景の海やうちなーの味を楽しめる。沖縄の人の笑顔や温かさに触れ、「ゆったリズム」に身を任せ、本来の人間らしさを思い出す。美しい「うるまの島」で過ごすプライベートな優しい時間が、「この土地にまた来たい」という気持ちを生むのではないでしょうか。

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ジ・ウザテラス ビーチクラブヴィラズ支配人
航空会社系列、グローバルチェーンホテルを経て、2013年、ザ・テラスホテルズに入社。2017年4月よりジ・ウザテラス ビーチクラブヴィラズ支配人に就任、現在に至る。支配人としての業務のかたわら、“いい観光地には、いい音楽がある”という理念のもと、地元をテーマにした楽曲を国内、国際線機内オーディオや地元CMソングに提供するなど、趣味の音楽を通して沖縄PRに尽力する。
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ジ・ウザテラス ビーチクラブヴィラズ

沖縄県/読谷

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