京の奥座敷、亀岡市の静かな山あいにある湯の花温泉は、はるか戦国時代に明智光秀をはじめ、傷ついた武将たちが刀傷を癒しに訪れたという伝説を残す名湯。
そんな歴史ある温泉郷にあり、澄んだ空気と四季折々の自然な景観の中に静かに佇む「翠泉 」は、ゆったりとした空間で都会の喧騒をしばし忘れて寛ぐことができる大人のための和のオーベルジュ。

特筆すべきは、「翠泉流」という我流にこだわったおもてなし。すべてのゲストに愛される宿を目指すのではなく、「翠泉流」を愉しんで頂けるゲストにのみ愛される宿を目指す。
その宿を営むうえでの覚悟とも言えるこだわりの流儀を紐解きながらご紹介します。
目 次
大切な人と過ごす大人の休息のための空間

「翠泉」では中途半端なサービスの提供を回避するため、団体客を受け付けていません。会食場も10名までしか利用できない施設となっています。また、小学生未満の子供の宿泊も原則受け付けていません。ご夫婦で、ご家族で、大切な人とゆっくり静かに過ごしたいゲストに満足してもらいたいからです。このこだわりは、客室やサービスにも徹底されています。
露天風呂付きスイートルームから和室ツインルームまで、6タイプ13室の客室すべてにベッドを備えています。

殆どの家庭でベッドを使用していることを想定し、慣れた環境で寛いでもらいたいという思いからです。そのベッドにはシモンズ社製のポケットコイルが使われ、ベッドパッドの下には”フェザーパッド”を敷き、寝心地を高める工夫も施されています。

ゲストからの要望がない限り、従業員の客室への出入りも控えています。これもプライバシーを重視し、大切な人とゆっくり過ごしてもらいたいという配慮によるもの。
個々の客室にも大人の休息のための空間が用意されています。

「特別な空間で、特別な人と、特別な時間を」というコンセプトのもと、2013年にリニューアルされた「翠泉スイート」。

客室露天風呂では緑溢れる景色を堪能しながら贅沢な湯浴みを、ゆったりとした和室とリビングでは誰にも邪魔されずに、大切な家族や気の置けない仲間たちとの極上のひとときを過ごすことができます。

このほか、四季折々に美しく変化する庭を眺めるバルコニーを備えたくつろぎスイートに、ゆったり和洋室などがあり、ベーシックなお部屋でも59平米とゆとりある広さ。贅沢でゆったりとした時間を提供してくれることでしょう。

ロビーではいつでも無料で無農薬有機栽培のコーヒーや紅茶を頂くサービスがあり、これも滞在中には嬉しいサービスです。
料理長の独創的な京風懐石を翠泉流にいただく

温かい料理は温かく、冷たい料理は冷たいまま愉しんでもらいたいとの料理長の思いから、夕食・朝食とも厨房に近い食事処でいただきます。部屋食は受け付けていません。13室の客室とはいえ、厨房から運んでいる間にせっかくのお料理が冷めたり温まったりしてしまうからです。

代わりに食事処はすべて個室を完備。大切な人との至福のひとときをおいしいお料理とともに堪能することができます。
料理は「なるべく地産地消」。地元のものを提供することを基本としながら、手に入らないものや最良の状態で提供することが難しい食材に関しては全国から調達しています。
敢えて「地産地消」を謡わず、とにかくおいしい料理を提供することへのこだわりが感じられます。夕食の内容もその日の仕入れによって変わります。

料理長・小野康宏氏の熟練の技で仕上げた料理の数々は、京料理の伝統を重んじつつも、枠にとらわれない独創的な京風懐石。季節感にこだわり、見た目にも美しい、それはまるで芸術品。今まで味わったことのない新しい味に出会うことができるでしょう。
また、全国、全世界から厳選した日本酒・焼酎・ワインなどのお酒とのマリアージュも愉しめます。
歴史ある名湯で贅を極める
戦国時代に明智光秀をはじめとする武将たちが刀傷を癒しに訪れたという伝説をもつ「湯の花温泉」。歴史ある名湯のお湯はとてもやわらかく、入浴後の刺激が少ないため、特に女性から好まれます。

掃除が行き届いた温泉大浴場は男湯・女湯とも木の香りが漂う内湯、露天風呂を備えていて、露天風呂付き客室同様、四季折々に移ろう里山の景色を眺めながら湯浴みを愉しめます。お庭にある岩の露天風呂は有料で貸し切ることもできます。

大浴場の照明は風情を愉しんでもらえるようにと少し暗めに設定してあります。
フェイスタオル・バスタオルは肌触りのいい”エジプト綿”を使用し、身体を洗うタオルにはお湯を含んで重たくならないよう”うね織仕上げ”の少し細長いタオルを用意するなど、さりげないおもてなしもまた「翠泉流」のこだわりといえるでしょう。

すべてのゲストに愛される宿を目指してサービスが中途半端になるくらいなら、限られたゲストに心から愛される宿を目指すという「翠泉」。その心意気に共感し、日常を離れ、大切な人と、静かに、そして贅を尽くした極上のサービスを心から堪能したいと思える人にぜひ訪れてもらいたい宿です。















