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懐かしさ漂う老舗で日本美と真心に癒される
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懐かしさ漂う老舗で日本美と真心に癒される 洋々閣(佐賀県/唐津市)

古くから焼き物の街として知られ、城下町として栄えた佐賀県唐津。国指定史跡である菜畑遺跡や伝説のダイバー、ジャック・マイヨールと縁ある国指定天然記念物の七つ釜、無形重要文化財の祭・唐津くんちの里として、多くの人々を惹きつけてやみません。しっとりとした古都の風情に溶け込むようにして、「洋々閣」は凛と佇んでいます。

100年余の歴史をそのまま体感できる贅沢な空間

どっしりと風格を漂わせながらも奥ゆかしい「洋々閣」は、明治26年(1983年)創業の老舗です。どこか懐かしさを覚える入口をくぐると清潔感溢れる玄関が迎えてくれます。大正元年に建てられた状態を保つというこの玄関は、100年以上も重ねてきた時の香りが漂ってくるようです。

ロビーにはころんとしたフォルムが愛らしい籐製ソファーあり、くつろぎながら中庭が望めます。野趣を残しながらも手入れが行き届いた庭には樹齢200年を数える松の古木があり、深い緑が旅人の心を和ませます。

庭を眺めながら客室へと向かう渡り廊下も感動的です。丹念に磨き上げられた木の廊下の艶やかさや、ふと視線を上げたときに目に入るいらかの波…。いずこの城か豪商の館にタイムスリップしたような特別な気分を味わえるでしょう。

全部で20部屋ある客室は、建築家の柿沼守利氏が手がけた10帖の「和室スタンダード」や「和室10畳」、和室二間「和風2間つづき」などがあります。

畳敷きの純和風客室は、居るだけで精神がすっと落ち着くはず。床の間に掛け軸がかけられ、花器には宿の花守が心を込めて選んだ野の花が生けられています。日本旅館ならではの優しいおもてなしに、日々の疲れがほぐれるのを感じるでしょう。

襖戸を開ければ、視線の先には庭園の清々しい風景が。古き良き美しい日本が今もここにあったのかと感嘆してしまうこと請け合いです。

新鮮な玄界灘の名物を存分に堪能できる美食宿

随所にゆかしい日本美を肌で感じられるこの宿。世界的にも評価の高い陶芸家・中里隆氏の作品を集めたギャラリーが併設されており、陶芸ファンの憧れを集めています。

作家でエッセイストの嵐山光三郎氏は、著書「九州の宿」で中里隆氏の作品とうまい魚を食べられる「洋々閣」を称えています。著名人や文化人も魅了する奥深い歴史と文化、そして美食がある宿であるということがうかがえますね。

海が目の前に広がる唐津は、イカやマアジ、カサゴ、クマエビなど鮮度抜群の海産物の宝庫です。なかでも、高級魚のあら(クエ)を堪能できるプランや、フグをメインにしたプランは多くの美食家達を虜にしています。

お肉がお好きなら、黒毛和牛を「シャブ鍋」でいただくのもいいですね。50年も前からしゃぶしゃぶを提供してきた宿秘伝のタレで、いつもとは違う美味しさに驚いてください。
食事のお供には、ぜひ宿謹製の酒「十徳」を。新潟の蔵元で作られた辛口の日本酒は、宿自慢の食事との相性抜群です。
落ち着いた客室で、当地の自慢である唐津焼などに盛られ1、2品ずつ提供される食事は、目にも心にも記憶に残る“ご褒美時間”になることでしょう。

朝食は、宿中央に位置する会場でいただきます。朝の暖かな光に包まれつつ、大きな窓からは美しい日本庭園を眺めながらいただく朝食もまた、忘れ得ぬ特別な体験です。

体をいたわる麦粥と汁物、たくさんの小皿に盛られた副菜をゆっくり味わいながらいただくと、その日の活力が湧いてくるのを実感できるに違いありません。

老舗旅館でありながら、常に滞在客に思いを馳せ、いたわる気持ちが伝わって来る「洋々閣」。日頃の慌ただしさから解放されてのんびり過ごせるのは、宿のそんな心配りのなせるわざ。魅惑の古都・唐津で、日本ならではの美意識とおいしいものに癒される旅を、体感してみませんか。

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更新日時2020.04.24 17:59

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