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【滞在記】南紀白浜に佇む全11室の「くろしお想」で、和歌山の恵み・温泉・美食に浸るひととき
クローズアップ

【滞在記】南紀白浜に佇む全11室の「くろしお想」で、和歌山の恵み・温泉・美食に浸るひととき くろしお想(和歌山県/南紀白浜温泉)

和歌山県・南紀白浜の高台に立つ「くろしお想」。和歌山の魅力・美意識に彩られた客室、温泉、美食とたくさんの魅力に溢れている全11室の宿です。今回は、一休コンシェルジュ編集部が取材を実施。癒しと明日への活力を得る、滞在の様子をお届けいたします。

『徒然草』第137段から着想を得た、洗練された温泉宿

玄関アプローチ

真っ白な砂浜が美しい白良浜をはじめ、ありのままの自然美に恵まれた南紀白浜。東京方面からは、飛行機で約1時間とアクセスしやすいのも魅力のひとつです。「くろしお想」があるのは南紀白浜空港から車で10分ほどのところ。白浜の街並みや遠くには海を見渡せる、高台に位置しています。

“心で美しさの本質を感じること”を説いた『徒然草』第137段からインスピレーションを受けた宿のコンセプトは“~Authentic・Inspirational・Mindful~”。宿への滞在を通じて本物の美しさに触れ、インスピレーションが湧き、心と身体が解放される瞬間があること……。コンセプトには、そんな想いが込められています。

和歌山の工芸品や素材などをふんだんに取り入れた館内。さまざまなところで、和歌山の魅力に触れる滞在が叶います。館内へ足を踏み入れると、紀州手漉き和紙「保田紙」が飾られているフロントに迎えられます。

フロントを抜けると、太陽の光がたっぷり降り注ぐ、明るく開放的なロビーへ。

インテリアには、県内の土中に眠っていたという、樹齢100年を超える杉の大木が使用されています。木の温もりが溢れる空間で、ただここに居るだけで身体の力みが解けていくのを感じました。

ロビーにはライブラリースペースもあり、地元の「ivory books」により選書された本が並びます。和歌山や旅などに関連した本を中心に多彩なラインナップです。自分の感性のままに気になる本を手に取り、楽しむのがいいですね。

自分と向き合い、寛ぎを叶える全11の客室

ひと息ついたところで、客室へと向かいました。廊下を歩くだけでも楽しい「くろしお想」。客室や館内施設を表すピクトグラムは宿オリジナルです。

ルームキーのデザインも素敵

客室は「ガーデンビュースタンダード」と「コーナージュニアスイート」からなる全11室。今回は「2階【ベストビュー・半露天風呂付き】コーナージュニアスイート」に滞在しました。客室名は「春の行方」と印象的なもの。全室、客室名は『徒然草』から名付けているそうです。

客室は、洗練されたモダンな雰囲気。手前にはベッド、奥に居間がある造りとなっています。

寝具には、宿こだわりのものを使用。実際に、朝までぐっすりと眠ることができたのが印象的でした。

一段低く造られている居間は、メディテーションルームをイメージした空間。あたたかく包まれているような感覚になる場所で、滞在中のお気に入りスペースでした。

外の景色を眺めたり、読書をしたりするのはもちろんのこと、自分自身や日々を見つめ直すのも「くろしお想」ならではの贅沢な過ごし方かも知れません。

アメニティ類は環境に優れた竹素材を使用したものが、ペーパーパッケージで用意されていました。

信楽焼の半露天風呂。外の景色を眺め、心地よい風にあたりながらゆったりと入浴することができました。

客室風呂は温泉ではありませんが、季節ごとの入浴剤を入れ楽しむことができます。今回は、紀州備長炭が用意されていました。

シャンプー・リンス・ボディソープ、スキンケア類は「OSAJI」で統一。

館内着は麻で作られていて、肌触りが抜群!身体のラインを拾わないゆったりとした着心地で、寛ぐことができました。靴下と巾着袋は、牛乳パックから生まれた糸とオーガニックコットンで作られたもので持ち帰ることも可能です。

今回は「2階 ガーデンビュースタンダード(~2名様)」も取材させていただきました。こちらは、ブラウンを基調にした落ち着いた雰囲気の客室です。

ベッドが埋め込まれている形のため、目線と一直線に白浜の景色を楽しめるのが特徴。木の枠が額縁のようになり、景色がいくつも重なってみえるのが美しかったです。

大きなソファも設けられているので、ゴロゴロしたり存分にリラックスできそう。

洗面スペースとシャワールーム。洗面台は信楽焼のもので、全体的に洗練された雰囲気でした。

和歌山の食材を堪能!ミシュラン一つ星店のシェフ監修の日本料理

夕食は「Dining 縁月」にて。天井や窓枠などに竹が使用されていて落ち着いた雰囲気のレストランです。食事は『ミシュランガイド東京2024』に一つ星で掲載されている南青山にある日本料理店「てのしま」の林亮平氏が監修。和歌山の地産地消にこだわった洗練されたコース料理をいただきました。

鰆の皮目は炙られていて風味も絶妙
ガリは自家製なのだとか

海の幸も豊富に獲れる和歌山。お造りには串本産の鰆、握り寿司には那智勝浦で獲れた本マグロをいただきました。どちらも脂がしっかり乗っていて絶品!また、醬油やわさびは和歌山が発祥地なのだそう。和歌山の食にまつわるお話をしていただきながら、スタッフの方との会話も楽しいディナータイムです。

今回のメインにいただいたのは「猪ロースト 押麦人参」。和歌山・田辺市で獲れた野生の猪の肉が使用されています。一口いただいて、その臭みの無さやさわやかな旨味に感動!梅とみかんを餌に育ったそうで、ジビエ独特の臭みがないのに驚きました。デザートまでいただいて、コースは終了となりました。和歌山の恵みを食でも堪能。これまでなかなか知り得なかった魅力を知り、存分に魅了される夕食となりました。

日本三古湯の名湯を大浴場と貸切風呂で満喫

夕食後は、楽しみにしていた温泉を満喫すべく大浴場へ。「くろしお想」のお湯は、日本三古湯のひとつとして千年以上の歴史をもつ南紀白浜温泉。泉質はナトリウム・塩化物炭酸水素塩泉で、身体を芯から温めることができます。

半露天風呂は信楽焼の浴槽を使用。肩までしっかりと浸かり、しっとりとした柔らかい肌触りの温泉に癒されました。

色合いが可愛い吹きガラスの置物

館内履きの目印には、吹きガラス工房「CAVO」の置物を使用。細部まで、宿の想いが形となって表現されていることに感動です。

ほかにも「くろしお想」には、貸切風呂もあり無料で利用することができます(要予約)。心落ち着く空間のなか、檜浴槽で源泉掛け流しの湯を堪能すれば、心身ともに癒されること請け合いです。

湯浴み後は、ベンチで一休みするのもいいでしょう。

館内には、和歌山の旬の果物を使ったくずアイスが置かれているコーナーもあり、滞在中何度も自由にいただくことができます。私は湯上り後にいただきましたが、優しい甘みのアイスには、果物の実がたっぷり詰まっており満足感抜群!温泉に浸かり火照った身体にぴったりの贅沢タイムです。

炊き立ての白米と和朝食で一日を気持ちよくスタート

ぐっすり眠りスッキリと起床した翌朝。「Dining 縁月」にて朝食をいただきました。夜の雰囲気とはまた変わり、外からの陽がたっぷり入る開放的な空間に。和歌山の山々を見渡す景色にも癒されます。

朝食は、一日を健やかにスタートできる和朝食。炊き立ての白米と県産の食材を使用したおかずが並びます。ボリュームもちょうどよく、最後まで美味しくいただくことができました。

最後に、ロビーにあるセレクトショップへ立ち寄りチェックアウト。宿のオリジナルアメニティや、和歌山の名産品が並んでいます。今回の滞在を経て和歌山の魅力に触れたことで、思わず心が惹かれるものばかり!ぜひ、旅の思い出を持ち帰ってみては。

ゆっくり時間が流れる南紀白浜にて、想いが込められた空間と温泉、美味しい食事を満喫できる「くろしお想」。ふっと力が抜け、癒されるとともに「また明日からも頑張ろう!」と前向きな気持ちにもなれる、そんな滞在となりました。“心で美しさの本質を感じる”時間を得に、訪れてみてはいかがでしょうか。

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くろしお想

和歌山県/南紀白浜温泉

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