旅の目的のひとつに、絶景や美味しいものを挙げる方も少なくないでしょう。穏やかな瀬戸内海は、四季折々に心奪われるような景観を見せてくれる一方で、その土地だからこそいただける美食も豊富です。今回は、絶景と美食の両方を欲張れる宿を5軒厳選しました。ぜひ、旅の計画の参考にしてみてください。
目 次
1.巨匠・安藤忠雄氏による美的な空間で、絶景と瀬戸内の食に心華やぐ
瀬戸内リトリート 青凪 by 温故知新(愛媛県/道後)

松山空港から車で約50分、松山駅から車で約30分。周囲を緑に囲まれた「瀬戸内リトリート 青凪 by 温故知新」は、世界的建築家・安藤忠雄氏が手がけた全7室がスイート仕様のスモールラグジュアリーな宿です。「ミシュランガイド広島・愛媛2018」で5レッドパビリオンを獲得し、2024年には1ミシュランキーホテルに選出されるなど、高く評価されています。

2フロアメゾネットタイプの「THE AONAGI スイート」は、高い天井と大きなガラス窓が特別な開放感へと誘います。本館タワー最上階からのパノラマビューに、心ときめくことでしょう。

食事は“瀬戸内のショーケース”をコンセプトのひとつに掲げ、瀬戸内の情景などを食で体験できるよう考案されています。地元産の豊かな食材を用いた“瀬戸内旅懐石”は、コースを食べ終えたころにまるで瀬戸内を巡ったような気持ちになれるかも。専属ソムリエが選りすぐったワインとのマリアージュで、豊潤な食の旅に出かけてみたいですね。
瀬戸内リトリート 青凪 by 温故知新
愛媛県/道後
2.屋島の麓で空と海が織りなす刹那な絵画と絶品フレンチに魂安らぐ
オーベルジュ ドゥ オオイシ(香川県/高松)

高松空港から車で約50分、高松駅から車で約15分。5室のみの「オーベルジュ ドゥ オオイシ」は、古戦場として名高く、自然が豊かでたおやかな時が流れる屋島の麓に佇む大人の宿です。

フランスの田舎町を思わせる肩の凝らない、それでいて洗練された全室スイートの客室から、緑の島並みや行き交う船を望めばそれだけで癒されそう。「ツイン・テラス&屋上デッキ付 106平米【禁煙】」なら、専用デッキに上がり沈みゆく夕陽の絶景を独り占めできるでしょう。

食事は、緑に囲まれた居心地のよいレストランでオーナーシェフこだわりのフレンチをご賞味ください。せっかくなら、レストランへ少しおめかしして足を運ぶのも素敵です。瀬戸内からもたらされる豊富な食材を生かしたフレンチは、軽やかさと力強さのバランスも絶妙。滋味深い味わいを、大切な人とじっくり噛みしめたいですね。
オーベルジュ ドゥ オオイシ
香川県/高松
3.景勝地・鞆の浦で多島美の絶景と、料理旅館渾身の逸品に満ちる
汀邸 遠音近音(広島県/鞆の浦温泉)

福山駅より路線バス、タクシーで約30分(事前予約制のマイクロバス送迎あり)。弁天島や皇后島などを望むロケーションに立つ「汀邸 遠音近音」は、全17部屋から瀬戸内海を一望できる美景の宿です。2024年8月に、玄関棟とリラクゼーションラウンジ「坐忘」がリニューアルしより快適さが増しました。

2024年7月には、アッパースイートルームとスイートルームをリニューアル。施設最大規模の「プライベートな寛ぎ【アッパースイート77~95平米】-部屋食」には、眺望露天風呂が備わり、絶景を眺めながら誰に気兼ねすることなく湯浴みを楽しめます。

料理旅館の誇りを映す食事は、鮮度抜群の瀬戸内海の魚介をふんだんに用い、伝統的な技にこだわった料理から遊び心溢れるアレンジ料理まで多彩。創業以来の名物「鯛釜飯」や、瀬戸内を代表する高級魚・虎魚(おこぜ)料理など、そこへ足を運んだからこその逸品に出会えるのもまたこの宿が愛されるゆえんでしょう。
汀邸 遠音近音
広島県/鞆の浦温泉
4.緑深い大自然を望む絶景露天風呂と、真心伝わるもてなしに魂満ちる島旅
時地人- JIJIJIN Matsuyama(愛媛県/砥部)

松山駅より車で約30分、日本の伝統工芸品のひとつ、砥部焼の里があります。その砥部の景勝地、通谷池の畔に佇む「時地人- JIJIJIN Matsuyama」は、館全体で“愛媛を表現する”がコンセプトのスタイリッシュな宿。広大な敷地には、フロントやレストランを備える本館と、全客室が湖を望む宿泊棟があり、ゆったりとした空間が魅力です。

和モダンの「ヴィラ・禁煙」は、どこに居ても鳥の歌や木々のざわめきなどが聞こえ、自然の音が耳を癒してくれそうです。木々に手が届きそうな露天風呂で湯浴みをすれば、心まで洗われそうですね。

レストランから見える四季折々の風景は、一幅の絵画のような美しさ。フレンチをベースに日本料理やイタリアン、中華の技法も駆使した“TOBEキュイジーヌ”は、“滋味”をコンセプトにした奥深い味わいです。瀬戸内海の恵みと、シェフたちが育てた自家菜園の野菜が一皿に昇華した料理で“口福”に浸りたいものですね。
時地人- JIJIJIN Matsuyama(旧TOBE オーベルジュリゾート)
愛媛県/砥部
5.約7万坪の森に佇む大人の宿で、日本の伝統美とパノラマビューに魂鎮まる
ホテルリッジ(徳島県/鳴門パークヒルズ)

徳島空港より車で約30分、鳴門駅より車で約20分、「瀬戸内海国立公園」の端に広がる複合施設「鳴門パークヒルズ」。「ホテルリッジ」は、その約7万坪の森の中に、わずか9室のみ、瀬戸内海の絶景と自然が奏でる柔らかな音に心和む大人の宿です。

1日1組限定として2023年5月にオープンした「贅奏-Zeiso-」は、目の前に広がるパノラマが圧巻の客室。内風呂やジェットバス、テラスから見晴らす開放感満載の絶景に心を解き放って。

食事は、旬の食材を用いた和会席料理をいただけます。食事処「万里荘」は、全国から集められた宮大工の技が光る数寄屋造りの建物をはじめ、枯山水や手斧跡を残した味わい深い廊下など、日本建築の端正な手仕事にため息が漏れそうです。宿名の由来でもある、岬の稜線(Ridge)には、カリフォルニアキュイジーヌのレストラン「カリフォルニアテーブル」もあり、連泊して洋の美食を楽しむのもいいですね。
ホテルリッジ
徳島県/鳴門パークヒルズ
1年を通して波が穏やかな瀬戸内海は、行き交う船と多島美が旅情を誘います。大切な人とともに、海と陸の恵みを受けたその土地ならではの料理と、心和ませる絶景に出会う旅へでかけてみませんか。












