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【取材】建築好きからも注目!立地も魅力的な京都・祇園の一棟貸し
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【取材】建築好きからも注目!立地も魅力的な京都・祇園の一棟貸し 2254(京都府/祇園宮川町)

京都の伝統的な、風情のある街並みが残る宮川町。ここに位置するのが、一棟貸しのお宿「2254(ににごよん)」です。1階にカフェを構え、2〜4階フロアがすべて貸し切りとなるスタイル。石畳の通りに面した建物は、伝統的な京町家のようでありながら、モダンなデザインも取り入れられた造りとなっており、建築好きからも注目を集めています。京都の職人やデザイナーのこだわりが随所から感じられる贅沢な3フロア。「2254」での滞在の魅力をご紹介します。

京都の風情を堪能。祇園のど真ん中にある一棟貸しの宿

石畳が続く路地、芸舞妓さんに神社仏閣と、京都らしさがギュッと詰まったエリア・祇園。中でも京都の文化を色濃く感じられる花街・宮川町にあるのが、一棟貸しの宿「2254」です。建物は4階建て。1階がカフェとなっており、2〜4階が宿泊者専用のスペースとなっています。

宿のオーナー・長濱亮氏は、イングランド北西部にある都市マンチェスターに長く住み、京都と行き来を繰り返しながらこのまちや宿を完成させたとか。長濱さんご自身も旅好きで、世界各地の宿を泊まり歩いた後にこの伝統ある宮川町に出会ったことが、京都で宿を始めるきっかけになったそうです。

宿の名前「2254」とは?と疑問に思い聞いてみると、宿のある番地が2254とのこと。そういえば海外の建物によく番地のサインがつけられているのを見たことがあります。レンガを敷き詰めたエントランスに、異国情緒漂う1階のカフェ空間。イギリスでの滞在が長い、オーナーの感性がこのお宿の名前やデザインにも表れているのだなと感じました。

とはいえ、カフェの入り口は、通り庇(ひさし)に瓦屋根、格子戸、2階の窓にかかるすだれなど、京町家ならでは意匠が随所に見られます。しっとりとした通りの風情に4階建ての建物はとてもよく馴染んでおり、私はてっきり古い町家をリノベーションしたのかと思っていました。

ですが、お話を聞くと、設計は日本の著名な建築家ユニット「アトリエ・ワン」に依頼して、ゼロから建物を建てたそう。ここに土地を見つけたのが約10年前、宿の構想に4年かけ、そして2019年にようやく完成したのが、イギリスと京都の要素を組み合わせたデザインが楽しめるお宿「2254」なのです。

お宿のチェックインは、1階にあるカフェのカウンターで。突き当たりに見えるグレーのドアがお宿の入り口です。鍵を受け取ったら、カフェも出入りは自由。

2〜4階の3フロアがすべて貸し切り

カフェの奥にある坪庭は、世界的に活躍する造園家・田端了氏による作庭だそう。入り口は家の玄関のようなスペースになっています。まるで我が家に帰ってきたような感覚で、いざお部屋へ。

エントランスを進むと、4階まで一気に続く階段。

2階がリビングとダイニングキッチン、寝室のあるフロアとなっています。3階まで約5メートルもある吹き抜けとなっており、開放感いっぱい。左に見える円窓や、むき出しの梁など、さりげなく遊び心のあるデザインで、建築好きな人がここをめがけてくるというお話にも納得です。

リビングには「飛騨産業」のダイニングセットと「MARUICHI」のソファ。どこに座っても、坪庭から伸びた青々とした紅葉が眺められます。秋の、赤く色づいた紅葉もまた楽しみですね。

キッチンはシンプルなデザインながら、コンロは3口あり、作業スペースも広々。電子レンジや電気ケトル、炊飯器に鍋やフライパンなど、調理に必要な家電や器具はひと通り揃っており、手の込んだ料理もできそう。

オープン当初はキッチン下に小さな冷蔵庫を用意していたそうですが、1週間〜丸々1か月お宿で過ごすという、長期滞在のゲストも多く、あとから3ドアの大きな冷蔵庫に変更したのだとか。

宿に泊まれる最大人数は5人。食器もこれだけ用意があると十分ですね。

テーブルには、京都の老舗「一保堂茶舗」のほうじ茶と煎茶のティーバッグ。

ネスプレッソのコーヒーも2種のテイストを用意。

キッチンの後ろ側に、寝室が2部屋あります。入り口が右と左に分かれており、1部屋に2ベッドで、寝具には「エアウィーヴ」を使用。

3階に総檜の浴槽&癒しのワークスペース

3階にバスルームと洗面所、トイレがあり、ワークスペースにもなるフロアとなっています。天窓があり、部屋にある大きなグリーンに日が降り注ぐという眺めも癒やしです。フロアを横切る長いカウンターは、デザイナーさんがカーブに納得が行かず、一度作り直したというこだわりよう。ぜひ、なめらかな曲線に注目してみてください。

カウンター越しに見える2階の眺めもまた爽快です。

3階フロアの壁の一面は総鏡張りとなっているため、空間の広がりを感じられます。グリーンが映り込んだ眺めが楽しめるようにといった遊び心もあるのだとか。

こちらが洗面所。窓の向こうに見える格子からも町家風情が感じられます。

洗面所には、手元がよく見えるミラーと上半身が映せる大きなミラーも。乾燥機付洗濯機もあります。

バスルームの浴槽は総檜。お湯を張らなくても木のいい香りがしていました。全身で一気に浴びることができるオーバーヘッドシャワー付。

アメニティは、京都発のオーガニックコスメ「NEMOHAMO」のシャンプリー、トリートメント、ボディソープが並んでいます。

タオルは、オーガニックコットン100%の「イケウチオーガニック」。ナイトウェアには、日本の浴衣。

ドライヤーにカミソリ、歯ブラシ、綿棒も完備。

4階に離れのような和室

4階には和室があります。一度外に出て入る離れのような造りになっているのも面白いですね。

茶室を思わせるような端正な設え。天井は、西陣に工房を構える「かみ添」による銅の唐紙が使われています。本当に銅のようなどっしりとした質感があり、天窓のまわりに貼られた唐紙は、日に当たり時間を経たことで、まるでいぶされたような味のある色に変化していました。壁は藍染和紙を使用。「質感」と「風合い」が楽しめるのも、職人の手仕事によるものならでは。

何もない、潔さのあるシンプルな和室で、寝ころんだり、坐禅をしたり、読書をしたり。何もないことでかえって、とても贅沢な時間が過せそうだと感じました。

和室を囲むように設置されているのが、縁側。喫煙する人はここでタバコを吸うこともできます。柵の向こうには、八坂神社、清水寺などがある東山が望めます。

階段を下りるときに、ちょっと上に注目してみてください。梁に残されたこんな跡もあえて残しているのだとか。

周辺には充実の名所ぞろいで京都らしさを満喫

お宿のキッチンで自炊もできますが、ちょっとした軽食やドリンクなら、ぜひ1階のカフェへ。清水五条にある京都でも人気の「市川屋珈琲」から仕入れた豆で淹れるコーヒーや、「京都醸造」のクラフトビールなども用意してあります。気さくなスタッフにぜひオススメの京都情報も尋ねてみてください。またディナーはぜひ名店ぞろいの祇園や、京都随一の繁華街・河原町へ出かけてみては。立地が良いので、徒歩圏内に魅力的なお店がたくさんあります。そして京都らしい風景が広がる鴨川も宿からすぐ。

一棟まるごと自分たちだけの空間という快適さに加え、京都の文化を深く感じられるような好立地。連泊や長期滞在のゲストが多いというのも納得です。京都の一等地に“別荘”を持つような感覚で、暮らすような京都滞在を体験してみてはいかがでしょうか。

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2254

京都府/祇園宮川町

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