濃緑色のエクストラバージンオリーブオイルで知られる「オキオリーブ」。「オリーブの宿『澳邸』」は、その「オキオリーブ」が運営する1日1組限定の一棟貸切の宿。オリーブ園の麓にあって、希少なオリーブオイルの魅力を余すことなく堪能できるほか、香川ゆかりの世界的アーティストの作品にも触れられます。
目 次
長いウッドデッキが2棟をつなぐ斬新設計

阿讃山脈を見渡すオリーブ園の麓に立つ「オリーブの宿『澳邸』」。古民家を改修した1日1組限定の宿で、2023年3月にリニューアルオープンしました。

30畳あるリビングに12畳のベッドルームと6畳の和室の計3室があって、最大で6人が利用できます。

改修にあたっての一番のポイントは、リビングがある棟と寝室がある棟、その2つを緩やかにつなげる細くて長いウッドデッキの存在でしょう。


このウッドデッキの途中には露天風呂が、さらに進んだ先には庭の中に飛び出たような寛ぎスペースがあって、朝に夕に自然と足が向く場所に。オリジナリティあふれるこのデザインにはきっと驚かされるでしょう。設計は香川県出身の長田慶太氏が率いる「長田慶太建築要素」。縁側のようなウッドデッキを造作したことで、抜け感が生まれ、実際以上の広がりを感じさせる魅力ある空間に仕上がっています。
ジョージナカシマとイサムノグチ

独創性に富んだ間取りに色を添えているのが、2人の世界的デザイナーの作品です。
たとえば、リビングに置かれた椅子。これは20世紀を代表する家具デザイナーのひとり、ジョージナカシマがデザインした名作椅子「コノイドチェア」。

そして、和紙を通した優しい明かりを届けてくれる照明器具。こちらは、彫刻家、造園家、インテリアデザイナーなど、さまざまな顔を持つ世界的アーティスト、イサムノグチの「AKARI」で、どちらも日本家屋にぴったりマッチしています。実は2人とも香川にアトリエを構え、人々と交流を図りながら制作に励んだ時期がある、香川ゆかりのアーティスト。高松市には「ジョージナカシマ記念館」と「イサムノグチ庭園美術館」があるので、滞在の前後にでも訪ねてみてはいかがでしょう。
オリーブオイルが主人公となる食事

濃緑色のエクストラバージンオリーブオイル「OKIオリーブ」は純国産。まだ青いミッション種のオリーブを全て手摘みし、収穫後4時間以内に搾油するという、高品質で希少なオリーブオイルを生産しています。夕食もそのエクストラバージンオリーブオイルを用いた、この宿だけのオリジナル料理。瀬戸内海で獲れた魚介類や地元産の新鮮野菜をふんだんに用いた「瀬戸内ブイヤベース」のプランは、魚介から滲み出る旨味をオリーブオイルがさらに引き立て、ため息が出るほどの美味しさ。

「瀬戸内懐石コース」プランなら、本格懐石料理も味わえます。華やかな香り。軽やかな味わい。いずれのお料理もオリーブオイルとの相性が抜群であることに驚くに違いありません。

途中でオイルをかけて味変を楽しむのもいいですね。

朝食はほうじ茶で炊いた朝粥と和歌山の金山寺味噌であっさりと。こちらは無料でいただけます。
オリーブ園の散策も忘れずに

せっかくオリーブ園にある宿に泊まるのだから、オリーブ畑へも散策に出かけましょう。広さは2,000坪。1,500本あるオリーブの木の向こうに一望する、阿讃山脈の美しいこと!表が濃緑色で、裏が銀白色のオリーブの葉が風に揺れると、まるでキラキラ輝く葉の波を見るようです。

ちなみにこの宿はペットの宿泊もOK。
高松空港から車で約15分。
この宿に足を運べば、オリーブオイルの魅力に突如目覚めてしまう人が続出しそうです。
オリーブの宿「澳邸」
香川県/高松市












