古くは「日本書紀」に記述があり、かの「枕草子」にも登場する有馬温泉は、日本三古湯に数えられる歴史ある温泉地。しっとりとした奥ゆかしさや品の良さから、関西の奥座敷として今も昔も憧れを集めています。

また、湧き出る場所によって温泉の成分が異なるなど、効能豊かな温泉としてもつとに有名です。鉄分と塩分を含み褐色に見える湯を「金泉」、透明でミネラルなどを多分に含む湯を「銀泉」と呼び、当地の自慢であり誇りになっています。有馬温泉旅館協同組合によって登録商標され、大切に守られている「金泉」「銀泉」。その両方に浸かれる唯一の老舗旅館として知られるのが「銀水荘 兆楽」です。
心静かに鳥のさえずりを聴きながら名湯三昧する贅沢

「銀水荘 兆楽」は高台に位置し、温泉街を見渡せる絶好のロケーションにあります。林の中にひっそりと佇むように建つため、春には桜やつつじ、夏には深い緑と清流に棲むホタル、秋には燃えるような紅葉、そして冬には雪化粧と四季折々の絶景がゲストを迎え入れてくれます。
客室も最大15名まで泊まれる大部屋をはじめ和洋様々あり、お好みや目的に合わせてチョイスできますね。

なかでも白眉は、わずか3室の露天風呂付き「別邸 紫貴」です。

「有明桜」という名の離れは、温もりとモダンが融合した和モダンの客室。
100平米の広々とした空間に16畳の書院がついた和室と洋室が備わるスイートタイプで、和風のローベッドはとても寝心地が良いと評判だとか。すっきりとした空間に心が清々しくなるのを感じられるでしょう。

間近に迫る緑を部屋から眺めるだけでも心癒されますが、「金泉」「銀泉」それぞれの専用露天風呂が設えてあるのが「別邸 紫貴」3室の贅沢なところです。2つの名湯に好きなだけ浸かれるのは、ここだからこそ、そして大人だけに許された極上のリラクゼーション。

しかも、「有明桜」には専用の蒸し風呂や足湯まで備わり、様々な方法で温泉力を堪能できるのも嬉しいポイント。まるで温泉のワンダーランドを貸し切った気分に浸れます。

「湯山もみじ」という部屋は、純和室タイプでご年配の方とのご旅行も喜ばれそう。高野槇を用いた露天風呂に加え、こちらは銀泉の野外蒸し風呂と足湯が付きます。「金泉」の露天風呂へは緑の中を5段ほどの階段を上り下り。それもまた楽しい思い出になりそうですね。

「有馬藤」と名付けられた客室はレトロモダンな雰囲気が魅力的な洋室タイプ。ウッディでシックな室内は老舗の山岳リゾートを彷彿とさせる佇まいです。 そんな空間でありながら 、純和風な楽しみである温泉三昧ができるのがこの部屋の楽しいところ。クラシカルなムードのダイニングは、ウッディ&ナチュラルで肩の凝らない滞在ができるでしょう。

こちらには露天風呂のほか室内には足湯が備わっています。自然の一部になったかのような離れという別天地で、身も心も開放し深い癒しを体験してみてください。
専用厨房から届く絶品料理をお部屋でゆっくり丁寧に味わう幸せ

「別邸 紫貴」ならではのサービスはまだまだあります。旅先の大いなる楽しみ食事もその1つ。明石海峡など近隣から届く海産物や選び抜かれた特選黒毛和牛などのお肉、そして滋味豊かな季節の野菜などを、目にも鮮やかな会席に仕立てます。

それを部屋食でいただけるのですから、おこもりでゆっくりしたい方には特に嬉しい配慮ですね。離れ専用の厨房で丹念に作られた品々は、温かいものは温かいうちに、冷たいものは冷たく……と絶妙のタイミングで目の前に差し出されます。この目に見えない心配りこそが、おもてなしの真髄かもしれません。

メジロやウグイス、ヤマガラといった林の住人である小鳥たちのさえずりで目が覚めたあとは、柔らかな朝の陽射しの中、林をそぞろ歩くもよし、もちろん部屋付きの温泉に入って体を目覚めさせるのもいいですね。
心地よい空腹を感じたら、焼きたての香ばしい香りが食欲をそそる干物やこだわりの卵が並ぶ和の朝食をいただきましょう。美味しくて体にも優しい朝食が、きっとその日の活力になってくれますよ。

豊かな自然に囲まれた宿で、心も体もリフレッシュしたらきっと笑顔のご自分に気づくはず。歴史深い有馬温泉の中でも、ここでしか体験できないリラクゼーションと上質のもてなしは、毎日頑張るあなたと大切な人への最高のご褒美になることでしょう。












