温暖な気候と豊かな自然が広がる高知県。土佐湾に向かって流れる物部川は、古くは弥生時代から、この地の暮らしを支えてきました。そんな歴史の深い物部川がすぐ近くを流れ、穏やかで力強い緑に囲まれた場所に佇むのが「湖畔遊」。
自然の静けさを感じることができる空間、そして、そこで奏でられる上質な音楽を感じる空間。都会の喧騒の中で多くの人が忘れがちな “音”を愉しむことの豊かさを大切にする、大人のための隠れ家宿です。
目 次
“しぜん”であることを大切にする空間作り

「湖畔遊」の客室は4室のみ。客室の周りには、静けさに包まれた約3,000坪の敷地が広がっています。毎年少しずつ雑木を植えていくことで、この空間が出来たのだそう。


宿のシンボルマークとして用いられているのは、音楽記号の“ナチュラル”。“変化を取り消し、もとの音に返す”という記号の意味の通り、宿に一歩足を踏み入れると、優しい自然に包まれ、心がほぐれるような感覚が湧き出てきます。

旅館でありながら、接客スタイルはホテル形式なので、隠れ家にこっそり帰って来たような滞在が叶うのも嬉しいポイント。プライベートな時間を、自由な過ごし方で愉しむことができます。
“リスニングポイント”を有する、ヴィンテージオーディオにちなんだ客室

湖畔遊の4室は、全て自家源泉の露天風呂付。それぞれの客室にヴィンテージオーディオやスピーカーが配され、お好みの音楽とともに旅を愉しむことができます。
天井の角度や壁紙、使用する木材にも音の反響を計算するほどのこだわりで、「最高の状態で鳴らすための音響空間がそのままお部屋になりました」という、宿の言葉にも納得です。


「【アルテック】客室露天風呂付」は、レイクビューの客室。
名前の通り、1950年製アルテック1568A真空管アンプと、1960年製アルテックA5縦型スリットスピーカーが設置されています。

アメリカの映画館や、コンサートホール、レコーディングモニターなどに用いられていた真空管アンプ「ALTEC1568A」。乾いた低音と、豪快で伸びのあるアメリカンサウンドが特徴的です。優れた物理的性能、高忠実度再現のため、当時の録音エンジニアからは “音の物差し”とも賞されました。


「【マッキントッシュ】露天風呂付一棟貸しスイート」の客室で愉しめるのは、1960年製マッキントッシュ240真空管アンプと、川沿いに向かって広がる大きな窓の両脇に備えられた、1960年製タンノイ社モニターゴールドスピーカー。

展望露天風呂からも、物部川を望むことができます。


そして「【ウェスタン】露天風呂付一棟貸しスイート」は、宿で最も広い100平米の客室。一棟貸しのスイートヴィラタイプです。
1970年製ウェスタンエレクトリック300B真空管、UESUGI社製アンプに加え、物部川の水平線と重なるように配置されたイタリア製ソナスファベールスピーカーをひとり占め。

こちらも展望露天風呂を有しており、開放感のある景色が広がります。
ミネラル豊富な自家源泉の“美肌の湯”を掛け流しで愉しむ

各部屋や大浴場に引かれているのは、敷地内で湧き出す黄金色の自家源泉。ミネラル豊富な弱アルカリ性の“美肌の湯”であり、さらに浸透圧が人の身体と同じという珍しい湯質で、身体への負担が少ない優しい温泉です。

温泉から見える景色にもこだわり、季節ごとに美しい景観を保つため、一本一本細やかに手入れがされています。
食事ももちろん、心地良い音楽とともに “しぜん”なものを

自家菜園で大切に育てられた無農薬の野菜や、高知の宗田鰹・北海道の昆布・瀬戸内海の雑魚で毎日仕立てる天然の出汁を使った「湖畔遊」の食事。ダイニングにももちろん音楽ホール並みの音響設備があるので、お食事の時間もこだわりの音楽が彩ります。

夕食は、野菜ソムリエの資格を持つ女将が厳選したオーガニックの野菜とともに、高知の四季を感じる懐石コース。
メインディッシュで供されるのは土佐あかうし。和牛生産量の0.1%ほどしか流通していないことから“幻の和牛”とも称され、赤身とサシのバランスが良いのが特徴です。

朝食は9時からと、少しゆっくりとした時間設定なのも嬉しいポイント。早起きをして、まどろみながら音楽とともに目覚めを感じる、そんな時間も「湖畔遊」ならではの過ごし方かもしれません。
宿にはたくさんのCDが用意されているので、ここでの新しい出会いを見つけるも良し、お気に入りのCDを持ち込んで “しぜん”の中で改めて感じるも良し。静けさとともに心ゆくまで音を愉しむ贅沢な大人のひとときを、ぜひ「湖畔遊」で過ごしてみてはいかがでしょうか。
湖畔遊
高知県/香美












