日々の暮らしにおいて「サステナブル」「SDGs」などの言葉が注目を集める中、世界中で「サステナブル・ツーリズム」というキーワードが浸透しつつあります。
今回はそんな「サステナブル・ツーリズム」を叶える宿を厳選して5軒ご紹介。環境に配慮しつつ、地域コミュニティに触れる、唯一無二の旅へ出かけませんか。
目 次
サステナブル・ツーリズムとは?

「サステナブル・ツーリズム」とは、環境に配慮した持続可能な観光のこと。一方的に旅先のコンテンツを消費するだけではなく、そこに住む地域の人々の生活も豊かになるよう考えられた旅全体のことを指します。例として、文化体験や自然体験ツアーといったアクティビティなども挙げられます。
1.100%自然エネルギーで過ごすSDGsホテル
WEAZER西伊豆(静岡県/沼津市)

2022年12月、静岡県・西伊豆に誕生した「WEAZER西伊豆」は1日1組限定のヴィラ。
大きく取った窓の外に駿河湾の絶景が広がり、露天風呂やデイベッドでは、まるで海に浮かぶような幻想的な景色を楽しむことができます。

この宿の最大の特徴は、電気やガス、水道などのインフラが不要な“オフグリッド型ホテル”であること。電気は太陽光発電、水道は雨水を濾過・滅菌して使用し、特殊な浄化装置により汚水や排水が発生しないため、周辺の環境を傷めることなく、サステナブルな滞在が叶います。

食事は併設の施設「LOQUAT西伊豆」内のレストラン、北鎌倉に本店を構える名イタリアン「タケル・クインディチ」でいただきましょう。西伊豆の食材を存分に活かした料理の数々と、ワインとのマリアージュを満喫してみてはいかがでしょうか。
WEAZER西伊豆
静岡県/沼津市
2.自然由来にこだわった、野菜ソムリエ夫婦が作るイタリアン
Auberge erba stella(オーベルジュ エルバステラ)(北海道/富良野)

北海道・富良野に佇む「Auberge erba stella」。周囲には季節の花々が咲き誇り、四季折々で違った表情を見せてくれます。1日3組限定の客室は、シンプルでありながら落ち着いた雰囲気。大自然の恵みを享受するのにぴったりです。

宿の魅力でもある食事は、野菜ソムリエプロでもある店主が手掛けます。野菜は無農薬・無肥料で栽培した自家菜園のものや、オーガニック生産者のものを使用。野菜の味を存分に引き出した「Organic Vege Dinner(オーガニックベジディナー)」を召し上がれ。

こだわりは調味料にも。天日塩やオーガニックシュガー、有機のバルサミコ酢など、可能な限りオーガニック認証を取得しているものの中から、北海道内で作られたものを優先して使用しています。身体の中からよりシンプルに、よりナチュラルになれるひとときを過ごしてみませんか。
Auberge erba stella(オーベルジュ エルバステラ)
北海道/富良野
3.身体に優しい料理と唯一無二の源泉掛け流しの湯を堪能
おとぎの宿 米屋(福島県/須賀川)

のどかな田園風景や里山が目の前に広がる「おとぎの宿 米屋」は、2016年に温泉宿で初めての「ビオホテル」認証を受けた宿。二酸化炭素の排出を削減する館内空調システムや、EV車の充電スポットを取り入れたりするなど、環境に配慮した取り組みを行っています。

宿一番の自慢でもある温泉は、空気に触れて泉質が損なわれないように配管しているそう。大浴場はもちろん、全室の浴槽で源泉掛け流しの湯を堪能することができます。化粧水を纏ったかのような滑らかな湯は飲泉も可能なので、身体の内側からも恩恵にあずかりましょう。

おとぎ話を題材とした食事「おとぎ会席」は、見た目もかわいらしい料理の数々が並びます。無農薬、無肥料、自然栽培で育った自家菜園の野菜や、JAS有機認証、国際的なオーガニック認証を受けた調味料のみを使用するなど、健康と環境に配慮した滞在を楽しめます。
おとぎの宿 米屋
福島県/須賀川
4.大自然を守りながら癒されるリゾートステイ
NEMU RESORT(ネムリゾート)(三重県/奥志摩)

“ゼロカーボンパーク”として登録された伊勢志摩国立公園の中に位置する「NEMU RESORT(ネムリゾート)」。ホテルでは、オリジナルエコボトルの採用やEV車の充電スポットの導入など、ホテル全体でサステナブルな取り組みが実施されています。

時期によって、廃材を使用したクラフト体験や館内装飾を実施するなど、アクティビティも充実。その他、360度パノラマの絶景を望む「てふてふの丘」で行われるヨガのプログラム「朝Rela」は、健康的な滞在におすすめです。朝の寝起きに、心地よい風と鳥のさえずりに身を委ね、心身共にリラックスしましょう。

夜は「里山ラウンジ」で焚火を囲みながら、今にも零れ落ちそうな満天の星のもと、贅沢なひとときを過ごしてみませんか。伊勢志摩の大自然を身近に感じることで、より環境保全にも興味が湧くこと請け合いです。
NEMU RESORT HOTEL NEMU
三重県/奥志摩
5.「グリーンキー」認証の宿で、癒しのウェルネストラベルを
扉温泉 明神館(長野県/松本・扉温泉)

八ヶ岳中信高原国定公園の中に佇む「扉温泉 明神館」は、2009年に国際エコラベル「グリーンキー」認証を受けた宿。館内は珪藻土の壁や無垢材のフローリングなど、環境や身体に配慮した素材を使用。館内をそぞろ歩くだけでも、温もりを感じられることでしょう。

「ルレ・エ・シャトー」にも加盟しているこの宿では、フレンチと和食のどちらかを楽しむことができます。とくに、フレンチをいただける「ナチュレフレンチ菜」では「KUSHIマクロビオティック」認定シェフによる“身土不二”の精神に基づいたコース料理を味わってみて。

大自然を全身で感じられる「立湯・雪月花」にも、ぜひ足を運んでみたいものです。四季折々で景色を変える、まるで絵画のような絶景を眺めながら、湯浴みを楽しみましょう。環境はもちろん、心にも身体にも優しい宿で、ウェルネストラベルを体験してみませんか。
扉温泉 明神館
長野県/松本・扉温泉
世界ではスタンダードになりつつある「サステナブル・ツーリズム」ですが、日本各地でも本格的な取り組みが始まっています。環境や文化、地域に配慮することで、自分達にも優しくなれるような気がしませんか。
今話題の「サステナブル・ツーリズム」を叶える宿で、いつもとは異なる旅をしてみましょう。












