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2022年5月ニセコに開業、築150年の古民家でアートに触れる全5室の宿
クローズアップ

2022年5月ニセコに開業、築150年の古民家でアートに触れる全5室の宿 SHIGUCHI -シグチ(北海道/ニセコ)

2022年5月、ニセコ花園に新しいホテル「SHIGUCHI -シグチ」が開業しました。オーナーは、同じニセコ花園にある人気宿「坐忘林」をプロデュースしたショウヤ・グリッグ氏。歴史を重ねた古民家をベースにしつつも、多彩なアート作品をそこここに配したギャラリーホテルで、ホテルそのものがアートと言ってもいい趣きです。

4つの古民家による集合体宿泊施設

「SHIGUCHI」は仕口。2つ以上の材木に複雑な刻みを入れてつないだ部分を言います。古くから受け継がれてきたこの技術のように、人と自然が、文化がつながって何かを取り戻し、育む場になれば……。宿の名前にはそんな思いが込められているとか。

立地するのは「ニセコ積丹小樽海岸国定公園」内で、新千歳空港からは車で2時間ほど。ちょうど「坐忘林」の隣地となります。

羊蹄山を望む森の中、昔の街道筋を思わせるように4つの古民家が並んでおり、うち3軒が会津から運んできた古民家を再構築した宿泊施設。残るひとつは栃木から移築した古民家を活用したレストラン「そもざ」で、こちらはすでに2017年夏にオープンしています。

ショウヤ・グリッグ氏の美意識に貫かれた空間

3つの古民家には客室が5つ。
古民家Aに入る「CHI-地」と「SUI-水」は2階建。この宿の中では比較的コンパクトな造りですが、それでも広々としていて144平米と151平米。

古民家Cに入る「FU-風」と「KU-空」は地下1階、地上2階建で、どちらも247平米。同じく地下1階、地上2階建の「KA-火」は、古民家Bを丸ごと利用する一棟貸し。200平米の広さを誇ります。

共通しているのは、研ぎ澄まされたアートセンス。ホゾ穴が残る古材や太い梁を活かした古民家に、あえてスチール製の階段や革張りのL字型ソファ、薪ストーブなどを合わせたインダストリアル系のインテリアで、モノトーンベースの硬派な装いと言っていいでしょう。

備品を選ぶ目にも確かなセンスが。キッチンには地元の作家による食器を、滞在中、自由に使えるバッグにはクルミの樹皮を編んだ手提げ籠を、パジャマには「ヨーガンレール」製を採用。隅々までグリッグ氏の美意識が貫かれています。

どのお部屋にも半露天風呂を完備。見事な石風呂や檜風呂には敷地内から湧く源泉が並々と注がれ、豊かな気分に。加水も加温もしない100%の自家源泉を、ニセコの森を眺めながら楽しめます。

北海道の食とアートを味わう、古民家ギャラリーレストラン「そもざ」

築150年の古民家を活用したギャラリーレストラン「そもざ」は、北海道の大自然が育てた新鮮な食材や、アイヌや縄文の文化にインスピレーションを受けた独創的な料理が楽しめるレストラン。夕食は基本的にコースでの提供となります。ソムリエもいるので、アルコールとのペアリングを提案してもらうのもいいでしょう。

それにしてもわざわざ“ギャラリーレストラン”と銘打っているだけあって、愉快なほどにアートが満載!鉄の廃材を用いた斬新な茶室あり、縄文土器や装飾品、アイヌ文化を感じられる作品などを集めたギャラリーあり、食だけのスペースにとどまらないのがユニークです。

「そもざ」だけでなく、どの客室にも国内外の美術品や工芸品、アンティークが飾られ、何から見たらいいのか迷うほど。宿泊者が利用できるギャラリーもあって、まさにアート三昧。写真家でもあり、クリエイティブディレクターでもあるグリッグ氏の世界観にどっぷり浸れるアート古民家です。

ギャラリーでは音楽会やイベントも開催されているので、気になる方は要チェック!ニセコでアートにまみれる滞在を楽しんで。

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SHIGUCHI -シグチ

北海道/ニセコ

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