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【取材】北海道・ニセコの深い森の中に佇む、築150年の古民家で体感する唯一無二の“ギャラリーステイ”
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【取材】北海道・ニセコの深い森の中に佇む、築150年の古民家で体感する唯一無二の“ギャラリーステイ” SHIGUCHI -シグチ(北海道/ニセコ)

ニセコの深い森の中に佇む「SHIGUCHI / シグチ」。築150年の古民家4棟から成る複合宿泊施設には、オーナー、ショウヤ・グリッグ氏の感性が光るコレクションがそこここに。美術写真家兼アートコレクターでありクリエイティブディレクターである氏が創り出す、今までにない“ギャラリーステイ”が叶うでしょう。今回は、一休コンシェルジュ編集部が取材を実施。そんなアートに溢れる空間に泊まる魅力をご紹介します。

人・自然・文化との繋がりを取り戻し、本来の感性を取り戻す場所

2022年5月、ニセコ積丹小樽海岸国定公園の深い森の中に開業した「SHIGUCHI / シグチ」。築150年の古民家が、アートに囲まれた宿へと生まれ変わりました。全4棟のうち3棟は客室棟(全5室)、離れの1棟はギャラリーレストランになっています。

オーナーは、英国人のショウヤ・グリッグ氏。「SHIGUCHI / シグチ」の近隣に位置する「坐忘林」を手がけたことで知られる、ニセコを代表する美術写真家兼アートコレクターそしてクリエイティブディレクターです。彼がニセコの大自然からインスピレーションを得て設計したホテルは、宿自体がアートそのもの。

宿の名前である「SHIGUCHI / シグチ」は「仕口」を意味し、2つ以上の材木に複雑な刻みを入れて繋いだ部分を指します。「古くから受け継がれてきた技術のように人と自然、そして文化が再度繋がり、本来の自分を取り戻す起点となれば……」そんなグリッグ氏の思いが込められているそうです。蝦夷富士として親しまれる羊蹄山とニセコ連峰に包まれる宿では、大自然の中でゆっくりとアートを満喫し、忘れかけていた自分の感性を取り戻す、そんな滞在が叶うでしょう。

様々な作家の作品が飾られる、ギャラリーレストラン「そもざ」

本州から築150年の古民家を移築して造られたギャラリーレストラン「そもざ」。館内には、ギャラリー、レストラン、茶室、そしてスパ施設を備えます。

玄関から中に入ると、目の前には様々な作家による作品の数々。そして一面ガラス張りの窓からは美しい緑が広がります。「そもざ」の名前は、グリッグ氏のお子様たちの名前に由来しているそう。“自分の好きなものを飾る”ギャラリーということで、1番大切なお子様たちの名前を冠しているんだとか。

グリッグ氏自身の写真をはじめ、全国から集めた作家の陶器や鉄器など、様々なアート作品が至るところに並びます。

レストラン中央に鎮座するのは、大きな木製の丸テーブル。宿泊ゲストはこちらで、お茶を頂きながらチェックインを行います。提供されるお菓子はスタッフさんの手作り。季節によって異なる味わいを楽しめます。

提供されるお料理は、アイヌや縄文時代の食文化を現代風に織り交ぜたシェフ・佐藤 朝男氏による独創的なコース料理。

ニセコや北海道ならではの風土・季節感を大切に、自家菜園の新鮮な食材を使用しプレートを彩ります。屋内または屋外テラス席があるので、天候や季節に合わせて好きな場所で食事を満喫しましょう。どの席からも渓谷と山々の景色を眺めながら、美食を堪能できますよ。

鉄の廃材で作られたアートワークに囲まれる、世界に1つだけの茶室

「そもざ」の2階には茶室を用意。鉄の廃材で作られたアートワークに囲まれた空間は、一見茶室とわからないかもしれません。有料にはなりますが、こちらでお茶体験をすることも可能。独特の世界観でいただくお茶は、また異なる味わいになること請け合いです。

北海道に関する様々なコレクションが集まる「そもざギャラリー」

地下に位置する「そもざギャラリー」には、縄文時代の装飾品や土器や鏃などの希少なものから、アイヌの芸術作品、森の動物の剥製などが飾られています。様々な作品が美しく交差する空間では、北海道に関わる歴史、文化も学べます。

「地、水、火、風、空」と名付けられた全て趣の異なる客室

再生された古民家3棟にある5つの客室の名前は、それぞれ「地、水、火、風、空」。悠々と横たわる大地、雪どけの豊かな水、湧き上がる自然のエネルギー、そして自然の息吹を感じる風、どこまでも広い空。万物の基本元素から名付けられています。

今回は、中でも人気のお部屋タイプである「CHI 地」と「SUI 水」を見学させていただきました。1つ目は「CHI 地」のお部屋。144平米という広々とした造りの客室に足を踏み入れると、一面の大きな窓越しに美しい自然が広がります。

ヘンリー・ムーアの絵画をはじめ、現代作家の陶器、現代絵画、グリッグ氏の作品などがあちこちに。作品は不定期で入れ替わるそうなので、アートとの出会いも大切にしたいですね。

大きな巨石をくり抜いた源泉掛け流しの露天風呂。目の前には大自然のパノラマを望みます。渓谷の風景を眺めながら、ゆったり湯浴みをする至福のひとときを楽しめそうですね。

アメニティは、北海道のヘアメイクデザイナー・田中誠太郎氏が「CHRONO CHARME」と共同開発したオリジナル商品。ワインの製造の過程で廃棄されるぶどうの皮から成分を抽出しているそう。香りは「ReConnect(リ・コネクト)」という名のオリジナルフレグランス。“本当に大切なものを見つけ、つながるための旅を支援する”という宿の思いを表現しています。

洗面所に用意されたアメニティは、どれも環境や身体に優しいものばかり。例えばボディタオルは、天然の竹繊維100%で作られており、抗菌性、低摩擦性などに優れているそう。非常に滑らかな肌触りが特徴です。ドライヤーは髪に優しい「Repronizer 4D Plus」を全室に完備。さらに貸出用には、低電磁波、低温(60度)のドライヤーまで用意があるというおもてなし。

次に拝見したのは「CHI 地」の向かいに位置する「SUI 水」の客室。155平米というゆったりとした造りなので、「CHI 地」同様に開放感もばっちりです。間取りや、飾られているアート作品は部屋ごとに異なるので、お気に入りの一部屋を見つけたいですね。

リビングにある大きな窓からは自然光がたっぷりと入り、お部屋全体を明るく照らします。ゆったりと配されたソファで寛ぎながら自然を眺めれば、日頃の疲れも吹き飛びそうです。全てのお部屋には、温泉を使った床暖房が備わり、厳しいニセコの冬も快適。冬には薪が用意され、暖炉で温まることもできます。

巨石をくり抜いた源泉掛け流しの湯を楽しめる露天風呂。水面には外の緑が反射して美しく輝いていました。お風呂場には椅子も2つ用意されているので、湯浴みの際は一息付きながら、ゆっくりと絶景と温泉を堪能できるでしょう。

宿泊者限定のプライベートアート空間「SHIGUCHIギャラリー」

「CHI 地」「SUI 水」のお部屋がある建物の1階に位置する「SHIGUCHIギャラリー」。「そもざギャラリー」と異なり、こちらは宿泊者のみが観覧可能なプライベートギャラリーとなっています。

かつて、ニューヨーク世界貿易センターのシンボルとして世界的評価を得ていた巨大彫刻「雲の砦」のミニチュア版や、縄文時代の希少な出土品など、グリッグ氏が世界中から集めたコレクションが展示されています。

2023年夏に新設した「SHIGUCHI SPA」で自然と楽しむリラックスタイムを

2023年夏に新しく新設された「SHIGUCHI SPA」。スパでは、客室の名前にも使われている万物の基本元素である「地、水、火、風、空」をイメージしたアロマオイルから好きなものを選んでトリートメントを受けられます。

ホットストーンの施術には、ブラックシリカという希少な天然鉱石も使用。こちらは国内外で唯一、北海道・上ノ国町で採掘される非常に貴重な石だそう。数億年の時を経て、海底の珪藻類が堆積してできたと言われています。遠赤外線を強力に放射するという優れた特性をもち、身体を芯から温めてくれるとか。

2つあるトリートメントルームのどちらも目の前に自然を望むので、季節の移ろいと共に施術を楽しめるでしょう。メニューはボディ、フェイシャル、ホットストーン、ヘッドスパなどがありますが、1番のおすすめはフェイシャル。専門性の高いセラピストさんが施術してくださいます。その他「LUMIELINA(リュミエリーナ)」社のスキンケアを使用したトリートメントも提供。「SHIGUCHI / シグチ」ならではのトリートメントで心身のバランスを整え、本来の自分と向き合うひとときを満喫するのはいかがでしょうか。

新たなホテルの誕生が後を絶たない人気のリゾート地・ニセコ。そんなニセコで唯一無二の存在感を醸しだす「SHIGUCHI / シグチ」。レストラン、ギャラリー、客室、館内の至る所でアート作品に囲まれて過ごす、他に類を見ない“ギャラリーステイ”を体験してみては。

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SHIGUCHI -シグチ

北海道/ニセコ

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