宿泊ニーズやライフスタイルの変化にあわせて、ホテルにも多様性が求められている昨今。2022年も個性的なホテルや旅館、バケーションレンタル施設が続々とオープンしています。
今回は、2022年上半期にオープンした宿泊施設の中から、個性派宿を5軒ピックアップ。最近特に人気が高まっている宿選びのキーワードとあわせてご紹介いたします。
目 次
【人気のキーワード①】オールインクルーシブ
オールインクルーシブとは、レストランでの夕朝食やラウンジでの軽食・ドリンク、客室のミニバーなどが、宿泊料金に含まれているシステムのこと。支払いを気にせず気兼ねなくサービスを利用でき、優雅で充実したホテルステイを楽しめます。(宿によって料金に含まれるサービスは異なります)
アール・デコ様式の空間でオールインクルーシブの贅沢ステイ
丸福樓 -MARUFUKURO-(京都府/京都市)

2022年4月に開業した「丸福樓 -MARUFUKURO-」は、京都・鍵屋町にある任天堂の旧本社社屋をリノベーションしたホテル。1930年代に竣工した3棟から成る社屋に、世界的建築家・安藤忠雄氏による新たな建築が加わりました。

アール・デコ様式が用いられた歴史的な建物も見所ですが、オールインクルーシブの滞在スタイルも特徴のひとつ。2つのラウンジでの軽食や飲み物、客室のミニバー、館内のライブラリー、レンタサイクルなどが宿泊料金に含まれ、朝食付のプランで予約をすれば、料理家・細川亜衣氏監修の朝食も好きなだけいただけます。昭和レトロと現代のモダンが調和した空間で、オールインクルーシブの贅沢な時間に浸りましょう。
丸福樓 -MARUFUKURO-
京都府/京都市
【人気のキーワード②】1日1組限定
よりプライベートを重視した滞在を好む人々が増える中で注目されているのが、自分達以外に宿泊するゲストがいない「1日1組限定」の宿。建物一棟をまるごと貸切って滞在できる「一棟貸し」の宿も、あわせて人気が高まっています。
1日1組限定、草津湯畑のすぐ側で温泉三昧のプライベートステイ
きむらや(群馬県/草津温泉)

2022年3月にオープンした「きむらや」は、草津温泉の象徴「湯畑」の目の前に位置する1日1組限定の宿。宿の代表の祖母がかつて草津温泉で営んでいた旅館「きむらや」から、名を受け継ぎました。

温泉街の中で一際目を引く個性的な佇まいは、建築家・隈研吾氏の設計デザイン。湯畑に転がっている浅間石を、湯気のようにカーブを描きながら外壁に配することで“湯畑の立体化”を表現しています。室内には白旗源泉掛け流しのお風呂があり、白濁した良質な温泉を好きなだけ楽しめるのも魅力のひとつ。湯畑のすぐ側で、誰にも邪魔されない温泉三昧のひとときを満喫してみては。
きむらや
群馬県/草津温泉
【人気のキーワード③】アートを楽しむ宿
観光ではなく、その宿で過ごすことを旅の目的にする旅行スタイルが浸透してきている昨今。様々なコンセプトを掲げ、館内や客室にアート作品を配した宿が増えています。一言で「アート」と言ってもジャンルは色々、その宿ならではの空間や体験を楽しめます。
ニセコの大自然の中でアートに触れ、自分を取り戻すギャラリーステイ
SHIGUCHI -シグチ(北海道/倶知安)

2022年5月に開業した「SHIGUCHI -シグチ」があるのは、人里を離れ静寂に包まれたニセコの美しい森の中。同じくニセコにある宿「坐忘林」を手掛けたショウヤ・グリッグ氏が、アートに触れ、本来の自分を取り戻す“ギャラリーステイ”」をコンセプトに、築150年の3棟の古民家をリノベーション。1日5組限定の宿として生まれ変わりました。

客室には、ショウヤ・グリッグ氏自身のアート作品の他、工芸品や西洋アンティークを配置。大きな窓からは、羊蹄山とニセコ連峰など、時間の経過と共に表情を変える大自然のパノラマを一望します。お風呂はもちろん源泉掛け流し。ここならではの贅沢なひとときを存分に堪能しましょう。
SHIGUCHI -シグチ
北海道/ニセコ
【人気のキーワード④】サウナ
“サウナー”や“ととのう”などといった言葉と共に人気が高まっている「サウナ」。宿泊者共用のサウナだけでなく、サウナを備えたプライベートサウナ付客室や、貸切のサウナルームがある宿も増えており“サウナー”にとどまらず、幅広い層から注目されています。
八瀬にちなんだプライベートサウナと水風呂で体の芯からリフレッシュ
moksa(京都府/京都八瀬)

京都の中でも豊かな自然に恵まれた洛北・八瀬エリアに2022年3月に誕生した「moksa」。“八瀬の窯風呂”を起源とする歴史ある療養の地・八瀬にちなんで“再生”というコンセプトを掲げ“生まれ変わり”を感じる滞在を提案する宿です。

生まれ変われるような体験のひとつが、完全予約制のプライベートサウナ「蒸庵」(有料)。“炭化した薪”をイメージした空間、檜をテーマにした空間、体内のコラーゲンを活性化させる特殊な光を用いた空間の3種はどれも、八瀬の蒸湯文化からインスピレーションを受けたもの。水風呂には比叡山の地下水を使用しています。八瀬が持つ地の力を全身に感じ、体の芯からリフレッシュできるはず。
moksa
京都府/京都八瀬
【人気のキーワード⑤】泊まれる○○
ユニークなテーマを掲げるホテルの中でも、最近目にする機会が増えているのが「泊まれる○○」というキーワード。「泊まれる本屋」や「泊まれる美術館」など、宿泊を通じて「○○」を満喫できるのが特徴です。
2022年3月オープン!オーシャンビューも自慢の泊まれる鮨屋
鳥居崎倶楽部 HOTEL&SEAFOODS(千葉県/木更津市)

“鮨屋に泊まる”をコンセプトに、2022年3月に誕生した複合施設「鳥居崎倶楽部 HOTEL&SEAFOODS」。この宿の醍醐味である夕食は、館内の「鮨 一海」にて、キャリア30年以上の職人が握る江戸前鮨をいただけます。ネタには、木更津魚市場でその日の朝に仕入れた新鮮な魚介を使用。鮨とおつまみを盛り込んだ鮨懐石コースと、握りのみ(約25貫)を選べるのも嬉しいポイントです。

客室は全6室で、どのお部屋も東京湾を一望するオーシャンビュー。空気が澄んだ日には富士山までも見渡します。お風呂には、硫黄成分を多く含む本格的な温泉を引き湯しており、日頃の疲れをゆっくりと癒せます。
鳥居崎倶楽部 HOTEL&SEAFOODS
千葉県/木更津市
今回は、2022年上半期にオープンした注目の個性派宿をご紹介しました。人気のキーワードとあわせて、チェックしてみてはいかがでしょうか?












