あれこれ迷いながら決めた素敵な宿。せっかくですから、誰に気兼ねすることなくお部屋時間を存分に楽しみ尽くしたいもの。部屋食を楽しめる露天風呂付客室なら、“おこもり”しながら美味しいお食事や温泉を存分に満喫できます。今回は、北陸エリアか露天風呂付客室で部屋食を楽しめる宿を5施設を厳選しました。
目 次
1.金沢の奥座敷で格別な静謐と伝説の温泉に心安らぐ
金沢・湯涌温泉 湯の出(石川県/湯涌温泉)


金沢駅より車で約40分。白鷺伝説が残る湯涌温泉は開湯1300年余を誇る歴史ある温泉郷。しっとりとした佇まいが鄙びた街の風情に似合う「金沢・湯涌温泉 湯の出」は、全10室の小ぢんまりとした湯宿です。伝説の湯で湯浴みできる温泉露天風呂付き客室は全3室で、なかでも宿最上級のお部屋「【禁煙】百万石文化の粋【温泉露天風呂付客室】なでしこ」は白眉。加賀百万石の伝統美や地元作家のアートに囲まれながら、感性まで磨かれるようです。

洗練された客室でいただけるのは、地元の食材をふんだんに用いた本格懐石料理。その日に仕入れた天然物の海の幸や、豊かな自然に育まれた山や里の恵みは、そこに行くからこそ出逢えるご褒美。加賀の料理人らしい繊細な技術で、目にも麗しい料理へと仕立てます。時間を気にすることなく、噛むほどに旨味が広がる“口福”を心ゆくまで堪能したいですね。
金沢・湯涌温泉 湯の出
石川県/湯涌温泉
2.絶景を眺めながらオーナー自ら競落した天然の美味を堪能
みやこわすれの宿 こおろぎ楼(石川県/加賀)


東京から新幹線で約4時間、大阪方面から電車で2時間半と好アクセスの加賀温泉。松尾芭蕉が絶賛したという温泉郷を走る渓流沿いに建つ、創業100余年の「みやこわすれの宿 こおろぎ楼」はわずか7室。都会の喧騒を忘れて寛げると評判の老舗旅館です。「【離れ】露天風呂付き客室」は、掘り炬燵式ダイニングが備わる粋な和モダン。「2020年10月リニューアル露天風呂付特別室」は、大正時代の面影を残すスタイリッシュなダイニングがあるお部屋など、お好みで選びたいですね。

料理も宿の誇り。オーナーシェフ自らが、地元橋立漁港の競りに参加し、自らの厳しい目で選び抜いた天然食材を真心こめて料理へと昇華します。山の恵みも主自らが摘んでくるというこだわりよう。料理を目あてに季節ごとに訪ねる旅人がいるというのも納得です。渓流沿いの絶景を愛でながら、自然が育んだ滋味深い味をお部屋で噛みしめたいですね。
みやこわすれの宿 こおろぎ楼
石川県/加賀
3.我が家にいるような安らぎともてなしの心に癒される宿
たちばな四季亭(石川県/加賀)


与謝野晶子や北大路魯山人ら、芸術家が愛した山代温泉。明治元年創業の「たちばな四季亭」は、ひらがなの持つ柔らかさをもてなしの神髄とする湯宿です。温泉露天風呂付き客室の種類が豊富で、ゲストを悦ばせています。「露天風呂付プレミアム和洋室」は、2014年完成の特別室。角部屋のため、四季の風景をたっぷり鑑賞でき、専用ダイニングテーブルで食事を愉しめます。また、加賀五彩の1つ萌木色を冠した「~萌木色~ひのき露天風呂付(和ベッド+ダイニング)【禁煙】」は、2019年に誕生。暮らすように肩の凝らない滞在が叶います。

月替わりの懐石料理も宿の自慢。有機栽培の野菜や天然物にこだわった海の幸を、工芸品のように美しく仕立てた料理は、一品ずつ部屋に運ばれます。冷たいものは冷たく、温かいものは温かいうちに食べて欲しいという真心に、ほっこり癒される宿です。
たちばな四季亭
石川県/加賀
4.3年かけて再誕した福井の名旅館で源泉ともてなしに憩う
あわら温泉 光風湯圃 べにや(福井県/芦原温泉)


福井県最北端、広大な麦畑が広がる里に建つ人気旅館「あわら温泉 光風湯圃 べにや」。3年の歳月をかけてリニューアルし、2021年7月に再誕しました。全17室の客室は、それぞれ趣が異なる凝った造りで、源泉掛け流しの半露天風呂を完備。「【特別室(ベッド)】源泉半露天付 本間12.5畳+8畳」は、86平米とゆとりの空間で、和の凛とした清潔感に心洗われるようです。全ての客室は、寝室を通らずダイニングルームへ直接できるため、落ち着いて食事を堪能できます。

越前・若狭の海の幸と山の幸を、ふんだんに取り入れた食事も宿の魅力。日本料理に欠かせない器にもこだわり、繊細で刹那な芸術のような食事に思わずため息が漏れるかも。たまごは近隣の契約農家が放し飼いで育てたもの、豆腐も近隣の国産大豆を使用するなど、地産地消にこだわった朝食もまた絶品です。
あわら温泉 光風湯圃 べにや
福井県/芦原温泉
5.庄川のせせらぎを子守唄に湯に浸かり心を解き放つ幸せ
庄川温泉風流味道座敷 ゆめつづり(富山県/庄川温泉郷)


砺波平野の奥座敷と呼ばれ、日本観光地百選に選ばれた「庄川峡」を擁する庄川温泉郷。碧翠の清らかな流れが美しい庄川を望む好地に建つ「庄川温泉風流味道座敷 ゆめつづり」。「特別室しおん(露天風呂付)」は、広々とした畳敷きの和室から続くリビングのソファーから絶景が望め、滞在中の定位置になりそう。また、渓流のせせらぎをBGMに、ひのきの露天風呂に浸れば日々の疲れも湯に溶け出すはず。

宿では“自分が旅館に泊まったら食べたい料理”をコンセプトに、献立を考えているのだそう。かつて料理人だった社長自らが日々市場に足を運び、目利きした食材は逸品ぞろい。富山県の名物、寒ブリや本ズワイガニなど、その地域で受け継がれてきた食材は、身体の内側から元気が湧いてくるような奥深い美味しさに溢れています。
庄川温泉風流味道座敷 ゆめつづり
富山県/庄川温泉郷
今回は北陸エリアから、露天風呂付客室で部屋食を楽しめる宿をご紹介しました。アクティブな旅も楽しいですが、自分だけの温泉に好きなだけ浸かり、お部屋でゆっくりと食事を楽しむ“おこもり”ステイで、心身共にリラックスした時間を過ごしてみませんか。












