爽やかな気候の中で紅葉散策が楽しめる秋は、由布院観光のベストシーズン。
今回は「亀の井別荘」と「由布院 玉の湯」の皆様に、日に日に深まる“秋の由布院”でのおすすめの過ごし方を伺いました。
宿おすすめの秋の観光情報
おすすめガイド 「亀の井別荘」旅館総支配人・糸谷様より
大分県内には紅葉の名所がたくさんあります。九酔渓~九重”夢”大吊橋、耶馬渓~名刹「羅漢寺」、竹田市の「岡城跡」など。
深まる秋の温泉シーズンに、名湯秘湯を訪ねる湯めぐりと組み合わせて、足を延ばされてみてはいかがでしょうか。
チェックインと温泉を済ませたら、ご夕食前のひとときには、御近くのバーをお勧めします。由布院には魅力あふれるバーがたくさんあるので、お気に入りの1軒にきっと出会えますよ。
夜の時間に比べると空いていたり、バーテンダーとの会話をゆっくり楽しめたり、美しい夕暮れに出会えたり。
いつもとは違った過ごし方が見つかるだけでなく、秋の味覚のご夕食を一段と待ち遠しいものにしてくれることでしょう。
おすすめガイド 「由布院 玉の湯」代表取締役社長・桑野様より
秋は辻馬車での散策が心地よく、より季節を感じられるのではないでしょうか。由布院盆地を走る辻馬車からは、日に日に色づく盆地の紅葉と街中の紅葉をどちらも楽しめます。
秋と言えば紅葉ですが、ススキの銀色もまた美しく輝きます。由布院エリアの周りには、阿蘇くじゅう国立公園や、やまなみハイウェイという道路沿いに絶景が広がっています。そんなに混まないので、実は穴場の観光スポットの一つです。
夕日の中で銀色に輝くススキも、旅の記憶に残るワンシーンになるのではないでしょうか。
「亀の井別荘」で過ごす秋の由布院
訪れる人を魅了する由布院を、日本有数の温泉地へと導いたことでも知られる「亀の井別荘」。
大正時代に要人招待用の別荘として、金鱗湖畔に建てられた由緒ある老舗宿です。
移ろいゆく季節の風情を感じられる宿ならではの、秋の過ごし方は…。
亀の井別荘の庭内は、様々な種類の広葉樹が交じり合い、10月下旬の色づき始めから11月半ばの見頃まで、比較的長い期間を通じて紅葉が見られます。ご滞在中には「茶房 天井棧敷」と「BAR山猫」から見下ろす中庭をぜひ。
窓から眺める真っ赤な景色と季節の御飲物をあわせて、思いのままにお寛ぎください。
由布院が山の実りにあふれる秋。茸や秋野菜・スッポン・鰻・根菜など、豊かな栄養分を蓄えた食材には地元のお酒がよく合います。
涼しい夜風と虫の音に耳を傾けながら、自然の恵みに感謝して味わう秋は、まさしく幸せの季節です。

亀の井別荘
大分県/湯布院
「由布院 玉の湯」で過ごす秋の由布院
由布院の静かな森の中にひっそりと佇み、自然を身近に感じられる宿「由布院 玉の湯」。草花が生い茂る中庭は、お客様がリラックスできるように、自然の状態を守ることを重視し整えられています。
そんな「由布院 玉の湯」での、おすすめの秋の過ごし方は…。
秋は月が綺麗に見える季節ですね。由布岳にかかる名月を仰ぐのも秋ならでは。
いつもよりも夕食の時間をずらし、ちょっと早めにお食事を済ませて、食後のデザートと共に月見を楽しむというのも風流ですね。
また、玉の湯のおすすめは「自然薯」。冬が旬ですが、早いものは秋口から出てきます。
山の自然薯は特別で、美しい白さもさることながら、香りや味に力があります。
自然薯を食べるのを楽しみに玉の湯に来るという方もいるほどです。
11月くらいから、霜が降りてくると柚子が黄色くなる季節に。「豊後風土記」にも出てくるのですが、大分は「柚子の郷」と呼ばれていたんですね。(諸説あり)
晩秋には、柚子にちなんだお料理をお出しします。
特に「柚子窯」は、美しい黄色の柚子を模した器にお吸い物を入れる人気料理の一つ。
柚子練りも新しく作ったものをお出しします。

由布院 玉の湯
大分県/湯の坪
一度は見てみたい“日本の秋”が感じられる由布院の秋。
今年は由布院で、美しく色づく紅葉を巡る旅に出かけてみませんか。
更新日時2020.06.02 12:24