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箱根の老舗宿で歴史ロマンと名湯に抱かれる
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箱根の老舗宿で歴史ロマンと名湯に抱かれる 箱根の名湯 松坂屋本店(神奈川県/箱根芦之湯)

豊かな自然や伝統文化、グルメなど多彩な観光資源で国内外の旅行客を魅了する箱根。「箱根七湯」と呼ばれるほど豊富な温泉で、いにしえより人々を癒してきました。
なかでも江戸時代の寛文2年(1662年)創業の「箱根の名湯 松坂屋本店」は、温泉地・箱根の歴史とともに歩んできた老舗旅館として、今も昔も旅人の心の拠り所となっています。

悠久の時が流れる空間で優雅なひとときを

江戸時代初期に芦之湯で産声をあげた「箱根の名湯 松坂屋本店」は、世界中にファンを持つ歌川広重の浮世絵にも描かれる名旅館です。

維新の時代には、大河ドラマでも話題の西郷隆盛と木戸孝允が会見した場所として知られ、多くの文人墨客たちが集いました。明治時代の主、松坂萬右衛門は生涯をかけて箱根の復興のため、箱根七湯道の総仕上げを成した偉人。名士たちも、そんな宿主の心意気に打たれ足繁く通ったのかもしれません。
四千坪もの敷地に、客室はわずか22室。明治から昭和前期に造られた趣の異なる6つの館は、いずれも華やかな時代へタイムスリップしたかのような心踊る体験ができるでしょう。

離れ「洗心亭」は、明治時代の皇室別荘として建てられた由緒正しい客室です。2間の和室と茶室、踏み込みなどを備えるゆとりのある空間で、つかの間のロイヤル気分を満喫してみては。

もう一方の離れ「仰光荘」は、大正時代に親王ご一家が避暑のために逗留した折に増築されたもの。雅やかな当時に思いを馳せながら、優雅な気分に浸れそうですね。

「春風荘」は、大正時代の建物で、三菱財閥の岩崎家別邸を移築したもの。ぐるりと回廊が囲む客室は、二千坪の野趣あふれる庭園や箱根の自然をのんびりと眺めるのにうってつけです。

昭和初期に建築され、リニューアルされた「芝蘭荘」には、専用の露天風呂を備えた客室もあります。気兼ねなく名湯で湯浴みしたい方に特にお薦めです。

歴史を重ねる宿ながら、客室によってはローベッドやフローリングを採用。しっとりとした和の風情を保ちながら、現代的な快適さを求めてリニューアルを施すなど、ゲストが心地よく滞在できる工夫が満載です。充実のファシリティで、ストレスのない滞在ができることも人気の秘訣なのでしょう。

源泉主義を貫いてゲストの期待と信頼に応え続ける

歴史ロマンを堪能できる設えと同時に、温泉の質の良さもまたこの宿の誇りです。天候や気温により色が変わる神秘的な温泉は、毎分200リットルも湧き続けているそう。それに一切、加温や加水をせず提供する「源泉掛け流し」に徹し、温泉ファンの厚い信頼を勝ち得ています。

大浴場で手足を伸ばして温泉の恵みを享受するもよし、貸切風呂で大切な方と絆を深めるのもいいものです。ゆるゆると名湯に浸かっているうちに、身体の疲れはもちろん、心のこりもほぐれていくのを感じることでしょう。

館内に在る、大人が心静かに寛げるクラシカルなラウンジや、ゲスト思いのフリードリンクコーナーなども重宝するとゲストに好評です。

「いろりの間」で、どこか懐かしい佇まいにほっこりするのもいいですね。囲炉裏を囲んで書に親しんだり、ご家族やご友人などとゆったりと語り合うのも旅先の素敵な思い出になるでしょう。

心身ともにリフレッシュすると、食事がますます美味しく感じられるもの。夕食は、山の恵みはもちろん、海の幸も豊富な箱根ならではの厳選素材をふんだんに盛り込んだ「宿場会席」。程よくプライベートが保たれたお食事処で、リラックスしながらいただけます。

その昔、湯治場や宿場として賑わったころに振る舞われたものを基礎に、現代的にアレンジした料理は、どこか懐かしくしみじみとする味わい。天然の素材を用いた華美すぎない器や、さりげない盛り付けもまた、旅情を掻き立てるでしょう。

1日の元気の素となる「旅人朝食」は、身体に優しく滋養のつく献立がモットー。麦とろろや湯豆腐、脂ののった干物など、奇を衒わぬメニューだからこそ宿の自信が伝わってくるようです。

特別に斬新なことを提案するのではなく、歴史に裏打ちされたおもてなしを着々と受け継いできた「箱根の名湯 松坂屋本店」。時代に翻弄されず、いつの時代も愛され続ける温泉旅館のひたすらな真心に触れ、箱根の魅力を再発見してみてはいかがですか。

箱根の名湯 松坂屋本店

箱根の名湯 松坂屋本店

神奈川県/箱根芦之湯

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