利根川水運の中継基地だった千葉県の佐原は、「江戸優り」と呼ばれ大変栄えた水郷の街。日本測量の父、伊能忠敬邸をはじめ歴史的建築が数多く残り、関東初の「重要伝統的建造物群保存地区」として注目のエリアです。
豪奢な一棟貸しで優雅な江戸情緒に浸る

今なお川沿いに江戸情緒漂う街並みが残る“小江戸”として人気の佐原。訪れた途端にタイムトラベルをしているようなワクワク感を味わえるでしょう。

2018年3月に誕生した「佐原商家町ホテル NIPPONIA」は、そんな街の風情を存分に味わえる個性豊かな施設です。
「江戸の風情を守り受け継ぎながらも、現代の感性で『新しいEDO文化』を創造する」をコンセプトに、街に点在する商家を再生。

古い建物にしか出せない重厚感や贅沢な建材使いはそのままに、スタイリッシュなインテリアや機能的な設備を整えました。1棟を丸ごと貸し切ることで、歴史の息遣いや優雅な佇まいを隅々まで味わえること請け合いです。

まずは、ホテルのフロント兼レストランである県指定文化財で街のランドマーク的建物「GEISHO棟」へ。受付を済ませたら、ご自身の居城となる棟へと街並みを楽しみながらそぞろ歩いて行きましょう。

徒歩2分の「YATA棟」は、元製綿業商家の母屋や土蔵など3棟を客室として蘇らせたもの。2階建ての母屋を改築した「カジュアル」は2階から風情ある通りを見下ろせます。「スタンダード」AとBも素敵です。床や天井、梁や柱など存分に使われた樹の温もりに和めます。

瓦屋根が美しい「AOI棟」は、小野川の河岸に佇むお部屋。手入れの行き届いた中庭はしっとりと落ち着いた雰囲気。ソファーから庭を眺めているだけで、いつしか心が落ち着いてきますね。

全客室のバスルームに、佐原の職人が丹精込めた檜風呂を採用。ヒーリング効果があると言われる檜の香りに包まれながら、のんびりとバスタイムを過ごしてください。

心穏やかに過ごせるようにと、客室にはテレビや時計はあえて置いてありません。柔らかな間接照明の中で大切な方と語り合ったり、ご自身と心静かに向き合うなど、日頃はなかなかできない豊かなひとときを送れそうです。
千葉の恵みと仏料理の巨匠が描く美味に酔う

夕暮れどき、優しい風に導かれながら川沿いの道を歩いて「GEISHO棟」に赴くのもまた一興です。レストランでは、スイスのグランメゾンなどで活躍し、関西フレンチ界で知られる石井之悠氏が監修したフレンチをいただくことができます。

肥沃な土地と豊かな水に恵まれた佐原は、食材の宝庫。また、千葉県は葱や落花生、梨など数多くの生産量日本一です。地域ならではの新鮮な食材を使い、風味を生かす「テロワールエナチュール」が料理のテーマ。素材感を大切にする日本人の口にぴったりですね。

季節ごとに変わるメニュー。初夏ならば、初カツオに千葉県産ピーナツソースを合わせた前菜や、香取産のポークを用いた肉料理、佐原のブルーベリーを使用したデザートなど。一口ごとに、滋味深く味わい豊かな料理に心が躍るでしょう。
お食事のお供には、シャンパンやワイン、ビールの他、豊富にそろう地酒もお薦めです。お気に入りのマリアージュを見つけてください。

畳敷きの上にテーブルと椅子を配した、クラシカルな雰囲気もまた素敵。美食と優美な空間に包まれて、うっとりするような時間を過ごせること請け合いです。

佐原は都心から車で約1時間半とアクセスも良く、プチ旅行にもってこいです。少し足を伸ばせば、いにしえの悠々とした空気感と心温まるおもてなしが待っています。今度のお休みは「佐原商家町ホテル NIPPONIA」で時空旅行を楽しんでみませんか。
佐原商家町ホテル NIPPONIA
千葉県/佐原












