ホテルや旅館の離れと言えば、贅沢の極み!広さ、設え、利便性、すべてにおいて申し分なく、一度は泊まってみたいと願う人が多いでしょう。そこで今回は、そんな憧れの離れで、温泉も絶景も美食も楽しめる宿をピックアップしてご紹介します。
目 次
1.「かわせみ流日本料理」を目当てにリピート客が訪れる美食宿
御宿 かわせみ(福島県/翡翠の里)

「一度は泊まりたい宿は?」という一休コンシェルジュのアンケートでランクイン常連の「御宿 かわせみ」。福島県・飯坂温泉の南端に位置し、28年前の創業時から掲げるモットーが「食事のために泊まりがけで出かける宿」となること。創意工夫を凝らした料理は何を食べても美味しいと絶賛され、月ごとの渾身のスペシャリテ「吟味特撰」は目からウロコの美味しさ!このひと皿目当てに訪れるリピーターも少なくありません。

12の客室はすべて意匠が異なる造り。「露天風呂付き離れ特別室(スイートヴィラ)」の露天風呂は、静かな池や庭を眺めて湯浴みでき、特に冬の雪見風呂は風情満点とか。

秋保温泉、鳴子温泉と共に「奥州三名湯」と呼ばれる飯坂温泉の湯は弱アルカリ性単純温泉。もちろん広い大浴場や露天風呂も備えていますが、特別室の露天風呂に一度でも浸かれば、もう部屋の外のお風呂には足を運ばなくなるかも。それぐらいゲストを虜にしています。
御宿 かわせみ
福島県/翡翠の里
2.リニューアルで進化を続ける草津の料亭旅館
つつじ亭(群馬県/草津)

湯畑付近の喧騒から少し離れた地に立つ「つつじ亭」。料亭旅館と名乗るだけあり、食事の美味しさは折り紙付。手の込んだ月替りの創作懐石が自慢です。

5,000坪の敷地に緑豊かな自然林と10の客室が設けられており、離れが4室。そのうち「【特別室 離れ家】囲炉裏・暖炉の間 源泉かけ流し露天風呂付」に泊まれば、宿から出ずに草津の2つの源泉に浸かれますよ。

ひとつは、リニューアルされたばかりの大浴場「うららの湯」の万代鉱源泉。酸性度が高く、ピリリとした刺激もあり、ある意味最も草津らしさが感じられる湯です。そしてもうひとつが離れ特別室の半露天風呂に注がれる湯畑源泉。草津の湯の中では「当たりが柔らかい」とされているとか。宿を囲む木々の風情と風に吹かれて浸かる湯は、芯からくつろげる時間に。この特別室、2024年10月〜12月中に改装工事が行われるそうで、どう生まれ変わって登場するか、楽しみです。
つつじ亭
群馬県/草津
3.湯浴みと月光浴が同時に叶う、黒川温泉の山間の宿
月洸樹 黒川(熊本県/黒川温泉)

8室すべてが凝った造りの離れの宿「月洸樹 黒川」。日本で最も美しい月を眺められるとして黒川温泉の山間に宿を構えたのが2016年。すぐさま人気宿の仲間入りを果たしたのは、湯と食、もてなしの三拍子が揃っているからでしょう。

離れは山間の傾斜地に立ち、離れの中で最も高い標高733メートルに位置するのが「【特別室 佳月kagetu】 黒川温泉で月に一番近い客室」。つまり最も月に近い離れ!夜は月光浴と湯浴みが同時に、早朝は山々の連なりや雲海などを眺められ、夜も朝も甲乙付けがたい贅沢な温泉時間となるでしょう。湯はやや白濁したアルカリ性単純温泉。もちろん源泉掛け流しです。

食事は素材の持ち味を最大限に引き出した和食。肥後牛や馬肉、佐賀県産の竹崎カニ(ワタリガニ)など、九州の良食材に加え、夕食と朝食では品種が異なるお米を炊き立てで提供するなど、食へのこだわりも人一倍です。
月洸樹 黒川
熊本県/黒川温泉
4.「間人蟹」と「はしうど蟹」を美味しく味わえる京丹後の宿
間人温泉 炭平(京都府/丹後半島)

シーズン中はなかなか予約が取れない人気のカニ宿「間人温泉 炭平」。創業は明治元年。丹後半島・間人港に水揚げされる幻のカニ「間人ガニ(松葉ガニ)」とその上の品質を誇る「はしうど蟹」を堪能できる宿として知られ、宿が新たに開発した「酔い締め」の技法を用いた「はしうど蟹」は驚くほど甘いとか。

シーズン中の宿泊料はそれなりに高価ですが、その価値はあり!この宿のカニを一度でも味わったゲストは二度三度と訪れたくなりますよ。全室から眺められる日本海の絶景も好ポイント。丹後ちりめんをアクセントにした設えなど、インテリアも個性的です。

「離れ特別室露天付(オーシャンパノラマビュー):【燦然峰 】」は、広さ80平米弱の和モダンルーム。この部屋の露天風呂で、温泉を楽しむも良し。趣の異なる6つの貸切風呂で、それぞれの趣向を楽しむも良し(有料・予約制)。充実したオフを満喫して。
間人温泉 炭平
京都府/丹後半島
5.由布岳を一望する、プライベート感ある離れ
草屋根の宿 龍のひげ/別邸 ゆむた(大分県/湯布院)

別荘のような一戸建て離れの「龍のひげ」か、1戸に5室が並ぶ「別邸 ゆむた」か、選択に迷う「草屋根の宿 龍のひげ/別邸 ゆむた」。どちらを選んでも目の前にはどーんと壮麗な由布岳が!そしてどちらでも敷地内から湧く弱酸性と弱アルカリ性、2種の単純泉を混合した湯が楽しめます。

プライベート感をより味わうなら、「龍のひげ」の「<PREMIUM スイート>由布岳一望/露天付離れ【くぬぎ】」へ。部屋だけでも82平米、デッキ部分も加えると約117平米もの広さ。特にゲストが「ほぼ180度の眺望」と表現した露天風呂の開放感は圧倒的で、由布岳を囲む山々まで一望できます。

月替りの創作懐石はボリュームたっぷりで、かなりの高評価。食べきれなかった「おおいた和牛」のサーロインは違う調理法で朝食に出してくれるなど、細やかなもてなしもゲストを感激させています。
草屋根の宿 龍のひげ/別邸 ゆむた
大分県/湯布院
客室が離れなら、パートナーと訪れても、気の合う仲間同士で訪れても、自分たちだけのプライベート時間が満喫できます。何かの記念日には、ちょっと奮発して「離れ」というご褒美を、自分へ、大切な人へ、贈ってみてはいかがでしょう。












