これまで、日本の皇室や国内外の賓客をお迎えするなど“伊勢志摩の迎賓館”として歴史を紡いできた「鳥羽国際ホテル」。開業60周年を迎えた2024年3月には、エントランスロビーや一部の客室がリニューアルされ、新たにクラブラウンジが誕生しました。今回は、一休コンシェルジュ編集部が取材を実施。以前にも増して、鳥羽湾の絶景と美食を堪能できるよう進化した、上質な宿の魅力をたっぷりご紹介します。
目 次
鳥羽湾との一体感を感じるエントランスフロア

名古屋駅から近鉄特急で約90分、主水岬の突端から鳥羽湾を見渡す地に立つ「鳥羽国際ホテル」。近鉄鳥羽駅からは車で5分ほどの場所、「伊勢神宮」の「内宮」からは車で約20分とお伊勢参りの拠点としてもおすすめです。近鉄鳥羽駅からは無料送迎があるため、公共交通機関での移動も安心ですね。

今回のリニューアルは、エントランスフロアやテラスをはじめ一部の客室、さらにはクラブラウンジの新設まで多岐にわたります。期待に胸を膨らませながら、宿へと向かいました。

館内へ一歩足を踏み入れると、明るく開放感がたっぷりの「ザ・ロビーラウンジ」が広がっていました。大きな窓の先は、鳥羽湾の絶景!外のロケーションを主役にするような、シンプルながらも洗練された雰囲気です。

ロビーの扉を抜けて「パールオーシャンテラス」へと向かいましょう。目の前に遮るものは何もなく、一面に広がるオーシャンビューの景色に思わず歓声をあげてしまいました。

ソファに座ると目線が水平線とより近くなり、自然との一体感を一層感じました。同じフロアにある「ザ・ロビーラウンジ」でドリンクや軽食をテイクアウトして、テラスでいただくこともできるそう。いつまでも海の景色を眺めていたくなるような心地よい空間でした。

背後にある伊勢和紙アートが印象的なフロントカウンター。プライベートチェックイン後、お部屋に向かいます。
“鳥羽ブルー”を堪能する「オーシャンビュースイート・クラブ」

今回は、リニューアルを遂げた「オーシャンビュースイート・クラブ 【クラブラウンジアクセス】」 へ宿泊させていただきました。お部屋に入りまず目に飛び込んできたのは、どこまでも続くような“鳥羽ブルー”の眺望!まさに絶景を楽しめるよう、計算し尽くされたデザインの客室です。


海に向かって設置された3名掛けのソファ。海と木々の緑のロケーションをはじめ、ときには鳥が窓の外を横切ったり、大きな船が通ったり……。飽きることなくいつまでも景色を楽しむことができ、滞在中のお気に入りの場所でした。

ベッドは、ハリウッドツインの仕様です。枕元には「ANKER」のBluetoothスピーカーが置かれていました。

続いてアメニティをチェックしましょう。ウェルカムのお菓子は、三重県にある老舗和菓子店の「銘菓 関の戸」と宿オリジナルのフィナンシェ(※内容は季節ごとに変更となります)。引き出しのなかにはグラスやカップがずらり。茶器やドリンクも三重県に拘り、三重県・四日市の伝統工芸万古焼きの茶器やネスプレッソマシンなどを備えます。

冷蔵庫内も充実のラインナップ。古代米を使用した地ビールの「神都麥酒」や、三重県の「伊勢茶」、みかんジュースなどをいただくことができます。ミニバーはすべて無料というのも嬉しいです。

大きなクローゼットには、セキュリティボックスやヨガマットまで置かれており、ホテルの心遣いを感じます。

引き出しのなかには、セパレートタイプのパジャマがありました。


リビングをひと通り見たあとはバスルームへ。洗面カウンターには蛇口が2つ用意され、2名同時に使用できるのも嬉しいですね。バスタブも広々としており、ゆったりと入浴できるサイズです。

シャンプー類や化粧水などの基礎化粧品は、ミキモトグループの真珠研究から誕生した「ミキモト コスメティックス」で揃えられていました。ハンドソープは、同ブランドがホテルのために開発したオリジナルのもの。一度は憧れる化粧品ブランドでのスキンケアは、大変心が満たされる時間でした。ドライヤーは「ReFa(リファ)」を採用。
宿の最上級客室である「インペリアルスイート」

今回は最上階にある特別客室「インペリアルスイート【クラブラウンジアクセス付】」も見学させていただきました。1室限定、国内外の賓客をお迎えしてきたお部屋です。

大きな窓から美しい鳥羽湾を一望することはもちろん、真珠細工をはめ込んだ壁紙や大理石などの素材を使用した格式高い雰囲気に、心を奪われました。

ソファからもゆったり景色を眺めることができます。時間ごとに移り変わる風情をじっくりと味わえますね。

窓際にはデスクスペースが用意されていますが、見惚れる景色を前にうっかり作業の手が止まりそうなほど。それでも、普段と異なる環境で読書や書き物をするのは、旅先ならではの良さですね。

さらに特筆すべきは、ホテル内で唯一ビューバスを備えていること!移ろいゆく風景を眺めながらゆったりと入浴すれば、まさに非日常のひとときを過ごせるでしょう。シャワーヘッドは「ReFa(リファ)」。

洗面台も黒を基調にした高級感あふれるデザイン。アメニティ類は先述の客室とほぼ同じものが揃っています。
「クラブラウンジ」で、美食をとともに憩いの時間を

客室の見学を終えたあとは、お待ちかね、今回新設された「クラブラウンジ」へと向かいました。「クラブラウンジ」は「オーシャンビュースイート・クラブ」「インペリアルスイート」に宿泊のゲストが利用可能です。

お部屋のカードキーをかざし中へと入ると、落ちついた色合いのインテリアが配された、穏やかな空間が広がっていました。2面の大きな窓ガラスから広がるオーシャンビューの絶景も圧巻です。席は、窓側のカウンター席やテーブル席、ソファ席などタイプも様々。

「鳥羽国際ホテル」の「クラブラウンジ」では、1日3回のフードプレゼンテーションを楽しむことができます。まずはティータイム(13:00~17:00)を堪能しました。

ビュッフェ台には、見た目も美しいスイーツの数々がずらり。三重県産の素材にこだわり、半世紀以上も愛されているという名物の「チーズケーキ」や、ホテルメイドの焼き菓子などが揃っていました。

ドリンクコーナーには「和紅茶」や「深蒸し茶」をはじめ、イギリスの「テイラーズ・オブ・ハロゲイト」の紅茶、全自動のエスプレッソマシンなど充実のラインナップ。

それだけでなく、スパークリングワインをはじめビールやチューハイ、ソフトドリンクなども豊富に用意されていて、思わず目移りをしてしまうほどでした。

早速いくつかチョイスをして、窓側のお席でゆっくりといただきました。「チーズケーキ」は、しっとりとした食感に程よい甘さ。思わずもう一切れ欲しくなるような美味しさでした。

ほかにもビュッフェ台には、馴染みのお菓子も用意されていました。思わず手が止まらなくなりそうですが、このあともまだまだ美食の時間が続くので注意が必要です。

お腹が満たされたのでホテル内を散策してみることにし、ショップに立ち寄りました。こちらでは先ほどご紹介した「チーズケーキ」などホテルオリジナルの商品をはじめ「ミキモト コスメティックス」のお化粧品など、幅広く取り揃えていました。気に入ったアイテムをお土産として購入するのも良いですね。

しばらくゆっくりと過ごしたあとは、改めて「クラブラウンジ」へ。カクテルタイム(17:00~20:00)からはお酒の種類がより一層充実!スパークリングワインや、赤・白ワイン、伊勢志摩サミットで提供されたという三重県の地酒も並んでいました。

お好みでカクテルを作れるようにリキュールもたくさん揃っていました。「クラブラウンジ」では基本的にはセルフサービスで料理を取ったりお酒を作ったりする形式。ですが、近くにはスタッフの方もいて、すぐにサポートしてくれたことも心強かったです。


食事には、一口ほどのサイズのオードブルが6種類ほど用意されていました。伊勢志摩ならではの食の歴史を紡ぎ、評価を得ている「鳥羽国際ホテル」の味を「クラブラウンジ」でも満喫できるのは、満足度が高かったです。
旬の味を味わい尽くすメインダイニングでのディナー

さらに今回は、メインダイニング「シーホース」にてディナーもいただきました。

食の宝庫として知られる伊勢志摩ならでは、新鮮な海の幸を存分に使用したフランス料理の数々に期待が膨らみます。

カツオのミキュイ(左上)からコースがスタート。伊勢まぐろを使用したオードブル(右上)は玉ねぎのソースでさっぱりといただけました。桧扇貝の香草焼きとフリット(左下)は肉厚で歯ごたえが抜群!浅利貝とメバルのマリニエール(右下)は、浅利の豊かな風味、メバルのふわふわとした食感が忘れられません。

ドリンクはペアリングでいただきました。ペアリングは2グラス~5グラスまで用意があり、お好みに合わせて選択が可能でした。ワインリストやビール、焼酎なども豊富に揃っていました。

続いて登場したのは、伊勢海老の白ワイン蒸し。ソースも伊勢海老を使用したビスクソース。身もぷりぷりで濃厚なお味。パンと一緒にソースまで余すことなく味わい尽くしました。

メインには、鮑のエマンセを。まずは大きな鮑が運ばれてきたことにびっくり。そして、噛めば噛むほど出てくる鮑の旨味、そこに焦がしバターソースが絡まりまさに絶品!記憶に残る1品です。

コースの最後を飾るのは、ベリー類のペディングパイと小菓子。素敵な空間でいただく美食の数々、あたたかなおもてなしにお腹も心も満たされたディナータイムとなりました。
日本初、真珠由来成分配合の「パールオーロラ風呂」

夕食後ひと息ついてからは、姉妹館「鳥羽国際ホテル 潮路亭」の大浴場へ。歩いても5分ほどの距離ですが、車での送迎もしてくださるので安心。またバスタオルやアメニティも揃っていたのでお部屋から手ぶらで行けるのも嬉しかったです。内湯の温泉は療養泉としても知られ、冷え性や関節症などにも効能があると言われています。

注目すべきは「ミキモト コスメティックス」が「鳥羽国際ホテル 潮路亭」のために開発したパールオーロラ風呂!真珠由来成分を配合した、キラキラ輝くお湯に気分が高まりました。お湯から上がると、大変細かいパールの輝きが自分の肌にも。真珠のように輝く肌にうっとりしながら、ぽかぽかの身体で就寝しました。
「クラブラウンジ」「メインダイニング」両方の朝食を満喫

翌日は、朝食からスタート。なんと「クラブラウンジ」の利用ゲストは「クラブラウンジ」と「メインダイニング」両方の朝食ビュッフェを楽しむことができます(7:00~10:00 ※最終料理提供9:30)。

まずは「クラブラウンジ」内のカウンターからチェック。洋食メニューを中心に、自分で作れるエッグベネディクトなど、ワクワクする内容です。

続いて「メインダイニング」へ。こちらには、和食・洋食を含めた料理が並んでいました。いずれも隣接しているため、移動も楽ちん。何度も行き来しながら、ビュッフェを満喫しました。


シェフズテーブルでは、ミニサイズのおにぎりや特製ソースでいただけるオムレツが用意されていました。


ほかにも、ドリンクやデザートまでたっぷり。


「クラブラウンジ」内の席にて、朝のきらきらと輝く海を眺めながらいただきます。朝から贅沢に洋食・和食それぞれを楽しみました。

新たに生まれ変わった客室とクラブラウンジで今まで以上に、鳥羽湾の絶景と伊勢志摩ならではの美食を堪能できる「鳥羽国際ホテル」。景色や食事・お酒を満喫しながら、思い思いに過ごすゲストの皆さんの姿も印象的でした。穏やかなひとときを過ごしに、訪れてみてはいかがでしょうか。
鳥羽国際ホテル
三重県/鳥羽












