木々の香り。小鳥の声。美しい木漏れ日。清々しい空気に包まれた森や山には、リラックス効果がある「フィトンチッド」がたっぷり。そこで、山や森の自然に癒される温泉宿に出かけてみませんか。温泉浴と森林浴、この2つがどちらも叶う“鬼に金棒の宿”を全国から6軒ご紹介します。
目 次
【東日本】
1.遠刈田温泉の自然林に包まれて、 自家源泉の温泉に深く癒される
温泉山荘だいこんの花(宮城県/蔵王)

東京方面から、新幹線で約2時間の白石蔵王駅から車で40分ほどの遠刈田温泉郷。松川の畔、約1万坪の自然林の中に18室の離れを構える「温泉山荘だいこんの花」は、源泉掛け流しの湯に大人が憩う温泉宿で、緑豊かな環境に心洗われると評判です。

メゾネットタイプの「山にあそぶ『えぼし岳』」は、テラスから手が届きそうなほど近くにまで木々が立ち並び、木の葉が揺れる音に心が鎮まりそうです。ウッドデッキに備わる露天風呂では、温泉浴と森林浴が同時に楽しめますね。

敷地内に点在する、野趣溢れる自家源泉掛け流しの4つの貸切風呂も魅力的で、宿に居ながらにして湯巡りが叶います。樹齢180年余の山形・金山杉の梁が見事な母屋にある囲炉裏で、サービスのかきもちを焼くのも素朴で心和むひととき。自家菜園や採れたての地元野菜を主役にした「嬉し、里山料理」は、宿のもてなしと滋味深い味わいに心まで満たされるでしょう。
温泉山荘だいこんの花
宮城県/蔵王
2.重厚感溢れるモダンな佇まいと、箱根の大らかな自然に抱かれる特別感
KANAYA RESORT HAKONE(神奈川県/箱根 仙石原)

観光の国際認証団体が選ぶ「2023年世界の持続可能な観光地TOP100選」のひとつに選出された箱根。仙石原に立つ「KANAYA RESORT HAKONE」は、日本のリゾートホテル界を牽引したジョン・カナヤこと、金谷鮮治の想いを受け継ぐクラシカルで優雅な宿です。全14室に温泉風呂が備わり、誰に気兼ねなく箱根十二湯の大涌谷温泉を楽しめます。

なかでも、1室のみのシグネチャールーム「John Kanaya Suite(ジョンカナヤ・スイート)」は113平米と広々。木の温もりと落ち着いた色調のモダンな客室から豊かな緑が望めるほか、テラスからも一面に広がる木立が見晴らせ、目や心を潤してくれるでしょう。

シックでモダンなダイニングルーム「西洋膳所 JOHN KANAYA」は、ジョン・カナヤの経営哲学“和敬洋讃”(和を敬い、洋を讃える)が表現された、箸で食べられるフレンチです。エレガントでありながら肩の凝らない上質な料理ともてなしは、きっとファンになってしまうこと請け合いです。
KANAYA RESORT HAKONE
神奈川県/箱根 仙石原
3.自然やアートに五感が啓き、ありのままの自分に還れる安らぎの宿
べにや無何有(石川県/加賀)

電車で東京から約3時間、大阪から約2時間半の加賀温泉駅から、無料シャトルバスで約15分と好アクセスの「べにや無何有」。「無何有」とは、荘子が語ったとされる“作為なくただ自然なこと”の意で、周囲の山や木々の自然に癒され平穏な時間を過ごしてほしいという宿の願いが込められています。

全16室には源泉露天風呂が備わり、約1300年前に高僧の行基が発見したとされる山代温泉を存分に堪能できます。2階に位置する「【露天風呂付】特別室若紫」は、山桜や楓の木々を正面に望める客室。竹敷きの広縁にあるチェアに腰掛け、瑞々しい青葉を眺めるだけで心洗われることでしょう。

館内には3つの図書館を完備。アートスペースを兼ね備えた「Library ZERO」には、著名現代アーティスト・宮島達男氏とのコラボ作品もあり、知的好奇心も満たされそうです。洗練された器も魅力の加賀の和懐石で、旬をしみじみと味わうのもまた素敵な時間ですね。
べにや無何有
石川県/加賀
続きを読む:https://prdikyuconcierge.ikyu.com/concierge/99308
【西日本】
4.天隆川の風情と生まれたての湯に会いにいく
妙見石原荘(鹿児島県/霧島・妙見温泉)

鹿児島空港ICから車でわずか15分とは思えない深い山間に佇む「妙見石原荘」。天隆川に手が届く野天風呂も、意匠が異なる2つの貸切露天も大浴場も、ナトリウム・カルシウム・マグネシウム炭酸水素塩泉。湯に浸かると肌に泡がシュワシュワと!熱交換器で湯温を下げているだけなので、温泉成分そのままの湯が楽しめます。

「【本館 和洋室/川側】~蘇芳・すおう~露天風呂付/ 6月新装」は4階から川を見下ろす和洋室で、2023年6月にリニューアル。露天風呂のほか、スチームサウナも完備しています。左官職人・久住有生氏が手掛けた塗壁をはじめ、自然素材のインテリアと対岸の杉木立が溶け合って柔らかな空間に仕上がっており、心静かに過ごせますよ。

露天風呂をめぐる楽しさと質の良い湯へのこだわり、モダンなセンス。長く愛され続けているのはそんな所に理由がありそうです。
妙見石原荘
鹿児島県/霧島・妙見温泉
5.昔懐かしい里山の景色の中でリフレッシュ
山みず木別邸 深山山荘(熊本県/黒川温泉)

湯めぐり手形で人気を博した黒川温泉。硫化ガスが湧き出る観光スポット「すずめ地獄」に向う途中にある「山みず木別邸 深山山荘」は、里山作りから始めた宿。冬はスタッドレスタイヤが必須ですが、周りは深い緑に囲まれて、大自然の中でのんびりと、と願う人にはうってつけのロケーションです。

8つの宿泊棟に16室。「特別室C【洋間+寝室+内風呂+露天風呂】禁煙」の露天風呂は桶風呂、半露天風呂は東小屋だった場所を改装したタイル張りの洋空間です。

さまざまな泉質の湯が湧く黒川温泉ですが、この宿の湯は単純硫黄泉で掛け流し。大浴場「村中の湯たゆたゆ」は、木造の内湯も木々に囲まれる露天風呂も風情があって、特に露天風呂から見る満天の星には感激するでしょう。宿の周囲にはウォーキングコースもあり!健脚自慢の方は、ぜひチャレンジを。
山みず木別邸 深山山荘
熊本県/黒川温泉
6.阿讃山脈の稜線を見渡しつつ、湯に浸かる
湯山荘 阿讃琴南(香川県/琴南)

「湯山荘 阿讃琴南」が立つのは、香川県南部、阿讃山脈北麓の土器川沿い。高松空港から車で30分程度ですが、宿のどこからでも山脈の稜線が見渡せる、眺め自慢の湯宿です。4階建ての本館と山荘スタイルのヒュッテに計28室。たとえば「専有露天風呂付和洋室 Type D」は、露天風呂のあるテラスに加え、大きなデイベッドを置いたウッドテラスまで設けられた、外気浴に向いたお部屋。山々の緑の重なりを飽くまで眺めて過ごせます。

空を見上げる専用テラスや囲炉裏ラウンジ、スパなど、施設も充実。運動靴やトレッキングポールなど、山歩き用のギアを無料で貸し出すブティックまであるので、思い立ったらすぐにトレッキングできますよ。

湯は自家源泉の低張性アルカリ性冷鉱泉。川沿いの露天風呂や水深100センチの深湯、寝湯など、湯処も豊富です。
湯山荘 阿讃琴南
香川県/琴南
続きを読む:https://prdikyuconcierge.ikyu.com/concierge/99519
これから迎える新緑のシーズン。山や森に分け入って楽しむも良し。宿から眺めて過ごすだけでも良し。ぜひリフレッシュしに出かけてみませんか。












