FOLLOW一休コンシェルジュをフォロー

FOLLOW一休コンシェルジュをフォロー

【滞在記】沖縄・伊良部島のプライベートヴィラをマッキー牧元が体験!
クローズアップ

【滞在記】沖縄・伊良部島のプライベートヴィラをマッキー牧元が体験! 紺碧ザ・ヴィラオールスイート(沖縄県/伊良部島)

新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の感染拡大に伴い、宿泊施設の営業内容が急遽変更・休止となる場合があります。宿泊施設・店舗の最新情報につきましては、当該施設まで直接お問い合わせください。

多くのメディアに登場し、グルメ界では、言わずと知れたマッキー牧元さん。“美食”を求めてほぼ毎日、全国を飛び回る彼ですが、それと一緒に素敵な宿にも泊まられています。今回、マッキー牧元さんは「紺碧ザ・ヴィラオールスイート」に滞在。その模様を紹介していただきます。タベアルキストが、なにもしたくなくなるほどの寛ぎ空間が広がるリゾート、必見です。

ゆっくりと流れるやさしい島の時間

時がのたりのたりと過ぎてゆく。
時間が緩くうねっていく。
じっくり本を読もうと本を持ってきたが、それはやめた。
少し仕事もするかなと思ったが、パソコンをカバンの中から出すこともやめた。
ここではなにもしないことが、正解なのである。
プールに浸かっては、うたた寝をする。
たまにオリオンビールを飲み、うたた寝をする。
またプールに浸かっては、うたた寝をする。
ここには、永遠の時間があるようだった。

伊良部島の「紺碧ザ・ヴィラオールスイート」である。
宮古空港から伊良部大橋を渡り、15分ほど車を走らせると、海を見下ろす丘に、8棟のみのプライベートヴィラが建てられている。

白壁にオレンジ色の瓦を葺いた、愛らしいヴィラのドアを開けた瞬間に息を飲んだ。
目の前に、青空と雲、広大な海が広がっていく。
自然が、自分たちだけのために切り取られている。
そう思った時に、なにもしないと決めた。
移りゆく景色を眺めながら、ただただ呆然と過ごそうと決めた。
だから15時前にチェックインするのがいいだろう。

青い海を眺められるデッキとプライベートプール

溢れる陽光に触れながら、プールサイドのデッキチェアで空を眺めるのもいい。
プールで少し泳ぐのもいい。
芝生に出て座りぼんやりするのも、いいだろう。

あるいは、ベッドかソファーに横になり、景色を肴にビールかワインを飲むのもいいだろう。
ワインは嬉しいことに、すべてボトルで4千円というお値打ち価格で、泡、白、赤が二種類ずつ入っていた。

なにも制限がない静寂な空間に包まれ、時間が緩やかに過ぎていく。
都会の汗と時間は、一気に遠のき、日常のしがらみや憂いも霧散してしまう。

こうして僕は、夕ご飯までのんびりとなにもせずに過ごした。
なにもしない。
そのことが、どれほど我々にとって贅沢で大切なことなのかを教えてくれる宿なのかもしれない。
さらに、それこそが「ぬちぐすい」であることを教えてくれる。

地域の風土と歴史、文化が料理に表現されている料理

夕ご飯は、レストラン「エタデスプリ」の渡真利泰洋シェフによる素晴らしき料理がいただける。
宮古島の郷土料理や伝統的なしきたりを取り入れ、この地の恵みを驚異的な手法で昇華させる。
沖縄にフレンチは似合わない。

料理は、全14皿のコースとなっている。
最初の一皿「オトーリ」は、宮古島で来客が来た時にオートリといって酒を飲み交わす風習から名付けられたものである。
海蛇、豚足、泡盛によるスープで、コーンのような甘い香りが漂い、味は澄んでいながら複雑な旨味が広がって、当然となるスープである。

沖縄の魚はおいしくないと言われ、イラブチャー(ブダイの仲間)刺身でも加熱しても素っ気ない。
皮をバリッと焼くと、皮はうまいが、身にダメージが伝わって、美味しくなくなる。
そのために皮だけ取り外し、揚げるように焼き付け、身はバターの中でゆっくり火を入れ、強めの塩をして、元に戻した。
するとあの素っ気なかったイラブチャーが、しっとりと繊細になり、穏やかな甘みを滲ませるではないか。
粗野が、エレガントに変身したのである。

その他、人間の鑑賞用で持ち込まれ、現在は繁殖し過ぎて害獣として駆除されるようになり、人間のエゴの犠牲となった孔雀。その命を全うさせたいと作った孔雀のスープは、馥郁たる香りと滋養の濃密さに、充足のため息が出る。
このように地域の風土と歴史、文化が料理に表現されて、心に深く染み入る料理である。ぜひ食べられることをオススメしたい。

レストランでの食事が終われば、部屋に戻って、今度は星空を眺めながら食後酒を楽しむ。
遠く、潮の響きが聞こえ、満点の星空を眺めながら酒を飲む。
なあに眠くなったらそのままベッドに倒れ込めばいい。
カーテンは引かずに寝た。

朝は目覚ましもかけず、朝陽を感じて自然に起きる。
プールでひと泳ぎしてから朝食へ向かう。

沖縄郷土料理をモダンにアレンジした和朝食は、どれもしみじみと美味しい。
水辺のレストランで、また空を眺めながらゆったりと朝食をとり、味を香りを噛みしめる。
おかずやご飯、汁が、身体への養分となっていくのが手に取るように感じる。
これもこの宿の不思議だろうか。

自然と向き合い、優美な時間を過ごしているうちに、自らの身体への意識が覚醒し、精神の背筋が伸びた気がする。
それこそが、この宿が我々に与えてくれる恩恵なのかもしれない。

紺碧ザ・ヴィラオールスイート

紺碧ザ・ヴィラオールスイート

沖縄県/伊良部島

この記事が気に入ったらシェア!

更新日時2020.12.16 22:32

あわせて読みたい

「美食の宿」の人気記事

キーワードから探す

スペシャルコンテンツ

エリアから探す

人気のエリア

全国のエリア