ラグジュアリーと呼ばれるにふさわしいホテルの数々を、世界の主要都市とリゾートに展開し、そのきめ細やかなおもてなしで高い評価を得るマンダリン オリエンタル ホテル グループ。その中でも特に定評あるのがスパです。三度の飯よりスパが好き!な私が、スパ巡りにはまったきっかけとなったのが、マンダリン オリエンタル 香港でのスパ体験でした。
そんなマンダリン オリエンタル ホテル グループの日本初のホテルとして、2005年のオープン以来、揺るがない人気を誇るマンダリン オリエンタル 東京。37階に位置する天空のスパ『ザ・スパ・アット・マンダリン・オリエンタル・東京』は、ハード面はもちろんのこと、サービス、技術もトータルして、日本のトップスパといえるでしょう。
今回は、世界のマンダリン オリエンタル ホテル グループの中でもこちらでしか受けることができない限定メニューとなる『トータリートーキョー日本橋から“5”の旅へ90分』を体験してきました。
37階のスパへは、1階にあるエレベーターで直接向かうことはできません。まずは、1階からロビーがある38階へ。レセプションの前を通り、フィットネスセンター横にあるエレベーターで37階に向かいます。
エレベーターを降りた瞬間、そこは、『ザ・スパ・アット・マンダリン・オリエンタル・東京』だけの空間です。
まずはスパのレセプションで、ウエルカムティーをいただきながらカウンセリングシートに記入します。
靴を履き替え、スタッフにアテンドしていただき、更衣室へ。
さらっと着心地の良いバスローブ。もこもこしたタオル生地は、肩が凝ってしまいそうで苦手なので、薄めのバスローブは、よりリラックスできます。
鏡台の上には、コットン、歯ブラシ、シャワーキャップなどの他、ハリウッドセレブに支持されているカリスマヘアスタイリスト、Philip B. プロデュースのヘアスキンケアブランド『Philip B.』と、英国を代表するラグジュアリーアロマブランド『アロマセラピーアソシエイツ』のプロダクツが用意されています。メイクアップ道具以外は、持参する必要はありません。
卓上にある一見なんて事のない鏡は、近づくと鏡のサイドの照明がつくというサプライズが。顔をライトアップしてくれるので、お化粧直しがしやすかったです。
こちらが、更衣室の横にあるヒート&ウォーターエリア。ヴィタリティプールの右側部分は、160㎝ある私の鎖骨くらいまでの高さで、他にゲストがいなければ、水の中でストレッチもできるほど広々としています。
サウナからもスカイツリーを見渡せます。本来は息苦しいサウナですが、この景色を眺めながら入ると、あまりの気持ちよさに深呼吸してしまいたくなります。
プールの中にリラクゼーションチェアが備わっているので、横たわったまま、眼下に東京の大パノラマを眺めながら入浴することも。
ヴィタリティプールからサウナに一度入っただけでも、体はポッカポカ。途中にアイスファウンテンでクールダウンをしながら、さらに代謝を高めるため、この工程を繰り返しました。
ヒート&ウォーターエリアで体を温めた後は、リラクゼーションルームでセラピストを待ちます。
リラクゼーションルームには、ジュースなどのドリンクの他、スナックも用意されています。マンダリン オリエンタル 東京オリジナルエナジーバーは、少量でも食べ応えがある上に美味しい!
今回はこちらのお部屋『ハーモニー 』でトリートメントを受けました。
今回体験したコース『トータリートーキョー日本橋から“5”の旅へ90分』は、日本人になじみのある「松」「竹」「梅」「緑茶」「米ぬか」の5つの和の素材を用いたトリートメント。
今回は「松」「梅」にかわり旬の和のエッセンスを用いる、季節限定の「柚子」バージョンを体験しました。
春には「桜」を用いた「桜」バージョンも展開し、季節の和の素材を楽しめるとのことです。
お部屋内は、5つの和の素材の1つである「緑茶」の香り漂う心地よい空間でした。
少しでも体をリラックスさせるために電気を使うのを避け、音楽は、天然の「竹」のスピーカーから流れています。いつもより優しく穏やかな音楽のように聞こえました。
まずは、「柚子」 のオイルを入れた足浴を。その後は、「お米」とお塩を砕いたバスソルトでスクラブしていきます。
今回のコースは、オイルトリートメントはなし。というわけで、こちらのコース専用の施術着に着替えます。
服の上から、指圧スタイルの手技とストレッチにより全身が解されていきます。同時に、お腹や足など冷えている部分に、「米ぬか」 が入ったヒートパットが置かれ、マッサージとの相乗効果で、体の中がじんわりと温まり、知らない間に眠りについてしまいました。
トリートメントが終了すると、ティータイム。トリートメントの余韻に浸りながら、刻一刻と変化する夕焼け空を眺める至福のひと時です。日が短い冬の季節に訪れるなら、日中と、この夕焼けタイムの両方のビューを堪能できる14時~15時スタートがお勧めです。
「柚子」と蜂蜜のお茶に「柚子」のアイス。最後の最後まで、「柚子」「竹」「緑茶」「米ぬか」の素材による“和”を感じる時間でした。
こちらは、施術前に内覧させていただいた「トランキュリティ スパスイート」。
お誕生日に、モノではなくスパの体験をプレゼントされたら‥‥個人的には、一番嬉しいプレゼントです!
窓際にバスタブが備わっているトリートメントルームはとても贅沢ですね。
ヒート&ウォーターエリアやリラクゼーションエリア、さらにはフットバスやアフターティーを含めると、約半日このスパに滞在していたことになります。トリートメント時間自体は90分といえども、このような夢心地気分がその日中続き、さらには翌日からの活力にもつながると考えると、お得に感じてしまうから不思議です。
日本が誇る天空スパ、是非一度体験してみてはいかがでしょうか。
ザ・スパ・アット・マンダリン・オリエンタル・東京
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マンダリン オリエンタル 東京
東京都/日本橋/三越前駅直結
更新日時2020.10.06 13:38